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未来の幸福な健康社会をともにデザインし、その課題と解決のアプローチを学び、
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2024年5月より『東北大学ヘルステックカレッジ』第2期が開講!
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ストレス対応で宇宙環境に身体をアジャスト! 〜ストレス応答性転写因子Nrf2の宇宙における脂質代謝調節〜

12月8日開催コースⅡ第9回月例会にご登壇された山本雅之教授の研究「ストレス対応で宇宙環境に身体をアジャスト! 〜ストレス応答性転写因子Nrf2の宇宙における脂質代謝調節〜」について、講義中にもお話ありましたが、下記をポイントとして発表がありました。(以下、抜粋)

  • 国際宇宙ステーション(ISS)に約1ヶ月間滞在したマウスから微量の採血を行い、血液成分の網羅的な解析を行ったところ、血液中のリン脂質やコレステロールが上昇し、中性脂肪が低下していました。
  • 各種組織の遺伝子発現量の検討では、白色脂肪組織で中性脂肪を貯蔵させる変化が、また、肝臓では血中リン脂質を増加させる変化が生じていました。
  • これらの代謝の制御に働くNrf2の遺伝子ノックアウトマウス※1ではこういった変化は見られず、転写因子※2Nrf2が宇宙環境における代謝変化に重要な役割を果たしていることが明らかになりました。

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山本雅之教授と本橋教授がClarivate AnalyticsのHighly Cited Researchers 2021に選出されました

12月8日開催コースⅡ第9回月例会は、山本雅之教授「東北メディカル・メガバンク計画とゲノム医療」でした。

講義最後にも少しお話がありましたが、山本教授本橋教授(コースⅡ第7回月例会に登壇)が、クラリベイト・アナリティクスの高被引用論文著者2021クロスフィールドカテゴリー選出されました。今回の発表で、山本教授は4年連続、本橋教授は初めての選出となりました。ご師弟での受賞、素晴らしいです。 続きを読む

自分の身体ではなく、自分の行為への気づきが、運動能力を向上させる

12月8日に開催したコースⅠ第9回月例会にご登壇の松宮教授の記事が、科学ニュースリリース「EurekAlert!」に掲載されています。

松宮教授のご専門である心理物理学は、心理世界の感覚と物理世界の刺激との関係を研究することを目的に、感覚の測定手法を導入したものです。心理学、認知科学、脳科学、神経科学といった幅広い分野で用いられている実験手法であります。
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『人は死んだらどこへ行けばいいのか 現代の彼岸を歩く』佐藤弘夫著 他界観から探る日本人の心

12月22日開催、SAカレッジコースⅢ第9回月例会は、日本思想史の大家である佐藤教授による「感染症と日本人―なぜ疫病神は「神」だったのか」。本講義の予習教材でもある教授の著書が、産経ニュースに掲載されています。

(抜粋)
「昨今、少子化あるいは家制度崩壊の影響で墓じまいが流行(はや)り、葬式も簡素にする傾向があるのを「心の貧弱化」と批判する向きもあるが、どうやら話はそれほど単純ではなさそうだ。数百年にわたる移ろいを踏まえれば、自身や身近な人間の葬送について考えるヒントが見えてくるかもしれない」

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エイジテックってどんなテック?スマホが使えなくても大丈夫 超高齢社会で市場が注目

11月8日、NHK「おはよう日本」に村田先生が出演されました。番組の特集「エイジテック」の概要がNHKのサイトに掲載されています。村田先生が解説されている内容も、テキスト化されたことで、より分かりやすくなっております。

エイジテックは直訳すると「高齢者向け技術」。超高齢社会の課題を解決するためのテクノロジーであり、その分野は多岐にわたります。いま、スタートアップ企業やベンチャー企業を中心に続々と参入しているエイジテックについての興味深い内容となっております。 続きを読む

SAカレッジ21年度 コースⅢ第8回月例会 参加者の声

木村 敏明 教授感染症と死をめぐる習俗

11月24日、SAカレッジ21年度コースⅢ 第8回月例会開催されました。講師は、文学研究科副研究科長、災害科学世界トップレベル学際研究拠点兼務教員 木村 敏明(きむら としあき)教授。講義テーマは「感染症と死をめぐる習俗」でした。

「葬儀」などの習俗は、遺族の悲嘆を分かち合い、社会秩序・価値秩序を維持するための不可欠な営みとして広く人類に継承されてきた文化です。

しかし近年、そのような習俗が大きな曲がり角を迎えています。生活様式の変化コミュニティや親族関係の希薄化が進む中、日本では戦後の高度経済成長期に急速に葬儀の「産業化」が進められてきました。一方、20世紀の終りころから、「終活」ブームなどを背景に伝統的葬儀のあり方を見直そうとする動きも現れています。

今講義では、日本の葬送をめぐる習俗が経験してきたこのような変化をたどった上で、COVID-19がこれらの動向に与えた影響について考えていきました。

葬儀のかたちが変化していく中、故人を想う家族・親族に対して企業はどのようなサービスが提供できるのか。超高齢社会の必須テーマでした

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

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