「スマートエイジング」タグの記事一覧

SAカレッジ22年度 第3回参加企業ピッチ&交流会が開催されました

コンステレーションを見つける場に

2022年11月2日、SAカレッジ22年度第3回参加企業ピッチ&交流会が開催されました。会の冒頭で村田特任教授から「趣旨説明と最近の話題」というタイトルで、お話しがありました。

「本会は『参加企業どうしのコラボ活動のきっかけづくり』を目的に開催されるものであり、皆さんのコンステレーションを見つける場になります。英語で「星座」を意味するコンステレーションは、そこから転じて“点と線で連なっているもの”を表す語としても用いられます。一見、無関係に並んで配列しているようにしか見えないものが、ある時、全体的な意味を含んだものに見えてくること。この会で、ぜひ皆さん自身のコンステレーションを見つけてください」という意味合いのお話がありました。
また最近の話題では、脳卒中と認知症予防のためのツール「NeU-KIOSK」についてお話しされました。「認知機能・動脈硬化の指標を計測することができるこのツール、皆さんの事業との接点は?」と問いかけがありました。

スマート・エイジング市民セミナー「人生100年時代をイキイキと元気に過ごす秘訣」

東北大学スマート・エイジング市民セミナー「人生100年時代をイキイキと元気に過ごす秘訣」が、11月26日(土)14:00より、東北大学片平キャンパス にて開催されます。

どのようにすれば、人生100年時代をイキイキと元気に過ごすことができるのでしょうか?
本セミナーでは、年齢に関係なく賢く生きていくスマート・エイジングの視点から、認知症・メタボ・ロコモの予防に関する最新研究の紹介し、今すぐ実践できる生活の工夫や健康づくりの秘訣をご紹介します。

SAカレッジ22年度 第2回参加企業ピッチ&交流会が開催されました

異業種企業とのネットワークが財産になる

2022年9月7日、SAカレッジ22年度 第2回参加企業ピッチ&交流会がオンラインで開催されました。交流会は村田特任教授からの趣旨説明から始まりました。

「この交流会の目的は、参加企業同士のコラボ活動のきっかけづくりです。本来このイベントは5月と11月に開催するだけでしたが、「参加企業同士で交流がしたい」という強いご要望をいただきましたことと、期中参加の企業様にピッチしていただく、という二つの理由から、本日行うことにしたものです。

本来、対面での開催をしたかったのですが、コロナ禍での諸般の状況を考慮してオンライン開催とさせていただきました。「いったいこのコロナ禍は、いつまで続くのか」という疑問を、コースⅢに参加されたことのある方は一度はされているんじゃないかと思います。

9月に入って感染者の数が、地域により減っているように見えますが、実は過去2年間をみても毎年気候がよくなると減少してきます。これは気候要因と言われ、要は真夏や真冬はエアコンで部屋を閉め切るため、これだけが理由ではないんですが、家庭内感染などが起きやすくなるんですね。

我々は2年前からウィズコロナを申し上げていますが、要は感染拡大期と縮小期が周期的に表れております。そのような状況で、拡大期ではおとなしく極力感染しないように行動を気を付け、縮小期が見えてきたらアクティブに動き波乗りの波に乗るようなことを身に付けないといけない、ということがこの2年半で分かってきました。

次回開催の11月は、おそらく次の波が来る前の縮小期になるかと思いますが、ぜひリアルでの開催でお会いしたいと思います。今回は残念ながらオンラインですが、盛り上がっていただき次回対面開催でリアルでの再会を喜ぶような関係性を作っていただければと思います。」という内容のお話しをしてくださいました。

参加企業ピッチでは、期中からの参加企業をメインに発表がありました。

8月29日発売の「WWD BEAUTY」に産学連携研究の結果が掲載

ベスコス受賞のイーラルの“ヘッドキュア” 2つの効果

1910年に米フェアチャイルドが創刊した「WWD(Women’s Wear Daily)」の日本版ファッション週刊紙「WWD JAPAN」。その姉妹版となるビューティ週刊紙「WWDビューティ」は“トータル・ビューティ”を提案する、ビューティに関わる全ての人に向けた週刊情報紙です。

今回、イーラル独自の頭皮ケアメソッド「ヘッドキュア」に関する効果検証実験についての産学連携研究結果が、「WWDビューティ」2022年8月29日号に掲載されました。(以下抜粋)

 

SAカレッジ22年度 コースⅢ第5回月例会は、佐藤弘夫名誉教授です!

感染症と日本人―なぜ疫病神は「神」だったのか

SAカレッジ22年度 コースⅡ第5回月例会は、文学研究科 名誉教授の佐藤弘夫 先生による「感染症と日本人―なぜ疫病神は「神」だったのか」です。

前近代の社会では、人だけでなく、神・仏・死者、動物・植物に至る多様な存在がこの世界を分かち合っていると考えられていました。近代化は人間が唯一の特権的存在へと上昇する一方、他の構成員が排除されていくプロセスでした。かつて「神」として尊重されていた感染症をもたらすウィルスや菌も、この過程で世界の構成員から除外されます。

なぜ、病気や死をもたらすものたちが神とされたのか。その後、どのようなプロセスを経て、邪悪な存在へと変貌していったのか。背景にはどのような世界観の変容があったのか。

講義では、こうした問題を掘り下げることで、今わたしたちが立っている地平を照らし出すとともに、近未来の社会の在り方を考え、質疑セッションでさらに先生と掘り下げていきます。

SAカレッジ22年度 コースⅠ 第3回月例会質疑セッション 参加者の声

瀧 靖之 教授「生涯健康脳の維持」

2022年6月21日、SAカレッジ22年度コースⅠ第3回月例会 質疑セッションが開催されました。

講師は、加齢医学研究所 機能画像医学研究分野、スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長、瀧 靖之(たき やすゆき)教授。講義テーマは「生涯健康脳の維持」でした。

質疑セッション前の最新情報で「有酸素運動での、海馬の神経新生促進だけでなく、不安やストレス領域の扁桃体の過活動を抑えてくれるのでそれらの解消に非常にいいということが分かっている」というお話がありました。

また「高齢者のサルコペニアは社会活動が抑えらえてしまうので、いかに筋力を保つかが大事になってくる。ジムに行かなくても、1日1回からはじめて、1回から3回と少しずつ増やしていくスモールステップがすごく有効である」というお話や「趣味活動がいいのは、仕事や勉強と違い、学習の自己主体性といって自分で楽しいからやる、それが実は様々な能力の獲得にいいということがいわれている。なかなかまとまった時間はとれないので、隙間隙間にいろんなことをいれていくと、いろんなことが少しずつ習得できて、気がつけばいろんな能力が獲得てきている」「会話がなぜ大事かというと、感情を伝え合うときに言葉だけでなく、表情やしぐさ・声の欲能などのノンバーバルな部分が感情の伝達に大事である」などなど濃厚なお話がたくさんありました。

質疑セッションの最後に「東北大学の中でも当方の研究室は、様々な企業さんとかなりの産学連携をしており、運動や食分野だけでなく、例えばファッションや旅行など一見関係のないような分野もやっております。それぞれの会社さまがお持ちのソリューションやサービスは、脳科学にダイレクトにつながるところが、実は多いのです。もし興味がありましたら、エビデンスを出すなど様々なことができますので、お声がけくだされば幸いです。また大学発ベンチャーの、CogSmart(コグスマート)というところで、いろんな企業様と連携しながら、脳の健康維持というところをやっております。こちらの方でももしご興味がありましたらご連絡いただけると幸いです。私たちが動くことで、国民医療費がどんどん下がっていきますので、これこそが日本の未来にとても大事になります。ぜひ何かご一緒できる機会がありましたらお声がけくだされば幸いです」という内容で締めくくられました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

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