「新型コロナウイルス」タグの記事一覧

SAカレッジ22年度 コースⅢ 第4回月例会質疑セッション 参加者の声

児玉栄一 教授 「抗ウイルス剤の開発とその応用」

2022年7月19日、SAカレッジ22年度コースⅢ第4回月例会 質疑セッションが開催されました。講師は、災害科学国際研究所 災害感染症学分野、大学院医学系研究科、東北大学病院 内科・総合感染症科 感染対策委員長、児玉栄一 教授。テーマは「抗ウイルス剤の開発とその応用」でした。

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SAカレッジ22年度 コースⅢ 第3回月例会質疑セッション 参加者の声

石井 直人 教授「新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学」

2022年6月21日、SAカレッジ22年度コースⅢ第3回月例会 質疑セッションが開催されました。講師は、医学系研究科免疫学分野 医学部医学科長、石井 直人(いしいなおと)教授。講義テーマは「新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学」でした。

質疑セッションはミニ講義から始まり、「免疫寛容の破綻がアレルギー・自己免疫疾患の原因」「免疫記憶は感染症予防の最大の武器」「ワクチンとは免疫記憶を利用した薬である」「免疫寛容・記憶を制御する方法の開発が必要」というお話をされました。

  • コースⅢ第3回月例会 質疑セッションミニ講義について詳細はこちら

質疑セッションの最後は石井先生より「免疫は、コロナで脚光を浴びてよく聞く言葉になって、私も非常に嬉しく感じております。免疫学はむずかしいため、とっつきづらい面もありますが、知っておくと役に立つことがいっぱいありますので、ぜひご自分でも免疫について興味をもっといただければと思います。質問などありましたら何でも構いませんので、お尋ねいただければと思います。」というお話で締めくくられました。

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SAカレッジ22年度 コースⅢ第3回月例会は、石井直人教授です!

免疫研究のスペシャリスト

SAカレッジ22年度 コースⅢ第3回月例会は、石井直人教授の「新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学」です。

ご専門が免疫学、アレルギー学、小児科学である石井先生は、2015年に設立100周年を迎えた名門 細菌学教室を発祥とする免疫学研究室の、第五代教授でいらっしゃいます。研究室の栄えある歴史と伝統を引き継ぎ、今後の医学研究において極めて重要な免疫メカニズム研究に取り組まれています。免疫の仕組みである免疫記憶・免疫寛容を解明することは、ワクチンの開発や、アレルギー・自己免疫疾患の治療、免疫寛容の破壊のよるがんの免疫療法につながると期待されます。

東北大学医学部開設百周年 基礎講座の百年~講座の歴史と展望~

今回、SAカレッジコースⅢ第3回月例会では、免疫のメカニズムについて基礎的なところからお話いただきます。また、新型コロナウイルスワクチンの有用性とワクチン普及によるウィズコロナ社会についても議論、最新の情報や今後の展望を学術的観点から解説いただきます。先生の講義で、感染症についての情報にどう向き合えばいいのか、膨大な量の情報に対しての取捨選択の指針になるかと思います。

目の前のことを常に一生懸命にやることで、免疫学の未来を拓いてきた石井先生の座右の銘は「情けは人のためならず」。先生がはじめて細菌学教室に行かれたタイミングは、サイトカインのひとつであるインターロイキン-2受容体を構成する第三のサブユニット:ガンマ鎖の発見がされる直前だったそうです。まさに世界中が探し求めていた分子の大発見に、立ち会われた経験が研究者としての原点だという石井先生の講義、楽しみです。

  • 石井先生が第5代教授である東北大学大学院医学系研究科 免疫学分野はこちら
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SAカレッジ22年度 コースⅢ 第1回月例会がありました

押谷 仁 教授「感染症共生社会と学際研究の重要性」

2022年4月19日、SAカレッジ22年度コースⅢ第1回月例会が開催されました。
講師は、医学系研究科 国際交流支援室室長、感染症共生システムデザイン学際研究重点拠点長 押谷 仁(おしたに ひとし)教授。講義テーマは「感染症共生社会と学際研究の重要性」でした。

SAカレッジ21年度 コースⅢ 第9回月例会 参加者の声

佐藤 弘夫 教授「感染症と日本人ーなぜ疫病神は「神」だったのか」

12月22日、SAカレッジ21年度コースⅢ第9回月例会開催されました。講師は、大学院文学研究科 佐藤 弘夫(さとう ひろお)教授。講義テーマは「感染症と日本人ーなぜ疫病神は「神」だったのか」でした。

前近代の社会では、人だけでなく、神・仏・死者、動物・植物に至る多様な存在がこの世界を分かち合っていると考えられていました。近代化は人間が唯一の特権的存在へと上昇する一方、他の構成員が排除されていくプロセスでした。かつて「神」として尊重されていた感染症をもたらすウィルスや菌も、この過程で世界の構成員から除外されます。

  • なぜ、病気や死をもたらすものたちが神とされたのか。
  • その後、どのようなプロセスを経て、邪悪な存在へと変貌していったのか。
  • 背景にはどのような世界観の変容があったのか。

講義では、こうした問題を掘り下げることで、今わたしたちが立っている地平を照らし出すとともに、近未来の社会の在り方を考えていきました。

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SAカレッジ21年度 コースⅢ第6回月例会 参加者の声

石井 直人 教授新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学

9月22日、SAカレッジ21年度コースⅢ 第6回月例会開催されました。講師は、医学系研究科免疫学分野 医学部医学科長 石井 直人(いしいなおと)教授。講義テーマは「新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学」でした。

免疫は、T細胞、B細胞、マクロファージなどの多種類の免疫細胞とそれらが起こす免疫応答のネットワークから成り立っており、「良い免疫」とは個々の免疫応答が精妙なバランスで統合されて成立します。逆に、ある特定の免疫細胞や免疫応答が異常(無制御)に活性化することでアレルギーや自己免疫疾患(関節リウマチ等)が起こります。また、新型コロナウイルスの重症化がサイトカインストームで起こることは知られていますが、サイトカインストームとはT細胞とマクロファージの暴走です。

つまり、特定の免疫細胞や免疫応答が強くなることは身体にとって有害であり、適切に制御された免疫応答こそが「良い免疫」に必要です。

月例会では、良い免疫とは何かについて議論すると同時に、新型コロナウイルスワクチンの有用性とワクチン普及によるウィズコロナ社会について議論していきました。

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