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SAC東京6期 第1回産学共創フォーラム 事務局レポート
SAC東京第1回産学共創フォーラムを開催しました。目的は、東北大学における研究最前線を参加企業の皆様が一堂に学び合い、大学との産学共創活動のきっかけ作りと参加企業同士の連携、提携のきっかけを作ることです。
始めに、主催者である東北大学 理事・副学長、東北大学ナレッジキャスト株式会社 青木孝文取締役より「社会価値創造を東北大学と共に」と題し、ポストコロナ時代の新しい未来に向けた大変革への挑戦、社会価値の創造を目的としたコネクテッドユニバーシティ戦略が紹介されました。
コネクテッドユニバーシティ戦略
- サイバー×リアル融合 DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速的推進
- スピーディーでアジャイルな戦略的経営への転換
- ステークホルダーエンゲージメント(共創)の重視
東北大学青葉山新キャンパスの約4万㎡の敷地に産官学が結集し、大学とともに社会価値創造を行う共創の場であるサイエンスパーク型研究開発拠点の整備が進んでいます。
星稜キャンパスでは、ライフサイエンス分野におけるオープンイノベーション拠点を創設し、国内最大級のアンダーワンルーフ開発体制を確立しています。加齢医学研究所や東北メディカル・メガバンク機構など、東北大学が共創のパートナとして選ばれるメリットが数多く紹介されました。
SAC東京6期コースⅢ第1回月例会 事務局レポート
超臨界で天然物がお宝に~新しい食品加工と廃棄物処理技術~
コースⅢ第1回月例会は東北大学環境保全センター 化学工学専攻の渡邉賢教授による「超臨界で天然物がお宝に~新しい食品加工と廃棄物処理技術~」が講義テーマです。
渡邉教授は東北大学にしかない超臨界を専門とする超臨界溶媒工学研究センターで、天然物(水、二酸化炭素など)や廃棄物、身近にあって捨てているものを超臨界流体によって利用可能な媒体に変化させる研究開発を行っています。人間が生活しやすい環境や社会づくりがエンジニアの果たす役割であるとする「Human-Friendly」が研究室のコンセプトであり、バイオマス資源循環やバイオ分子によるグリーンプロセスの開発、コーヒーからカフェインを溶かす研究の紹介から講義が始まりました。
本日の講義は以下の4つの項目となっています。
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- 超臨界流体プロセス
- 物質の三態と超臨界
- 私の研究紹介:デカフェ+水熱反応による資源変換
- 課題は何か?
SAC東京6期コースⅢ第1回月例会 参加者の声
5月27日、SAC東京コースⅢ第1回月例会 参加者の声
5月27日、SAC東京6期 第1回月例会開催されました。
講師は、東北大学大学院工学研究科化学工学専攻 渡邉 賢教授。講義テーマは「超臨界で天然物がお宝に?~新しい食品加工と廃棄物処理技術~」でした。
超臨界流体は、固体、液体、気体に加えて発現する、第4の状態です。
この状態ならびにその過程も含め、特に二酸化炭素と水の超臨界状態(およびその周辺の亜臨界状態)を利用したプロセスが、衣(+医)食住環境の分野で実用化されており、さらなる用途展開も期待されています。
今回は、超臨界流体を次の4つのパートに分けて解説頂きました。
- 実用事例を通して、超臨界流体を用いることの利点を理解する
- 超臨界流体とは何かを、物性の観点から理解する
- 講師の研究内容を紹介し、特に資源活用の観点での超臨界利用を理解する
- 超臨界流体普及の課題を挙げ、日本での状況を他国と比較することで、その解決策を考える
超臨界流体は主に溶媒です。それがより広く利用されることで二酸化炭素排出や廃棄物問題のいくつかを解決できる可能性があること、そして天然物をお宝にできる可能性があることをお話頂きました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
THE世界大学ランキング日本版2020で東北大学が1位に選出されました
「Times Higher Education(THE:タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)」が発表するTHE世界大学ランキング日本版2020で東北大学が1位に選出されました。