「著作」の記事一覧
山本雅之先生共著書籍のご紹介
1月23日第10回月例会コースⅡにて講義をされた、山本雅之先生共著の書籍をご紹介いたします。
「変容する世界 ゲノムバンク・ダークマター・ベーシックインカム」
共著/山本 雅之・宮崎 聡・井上 智洋・唐津 治夢
編集/一般財団法人武田計測先端知財団
出版社/丸善プラネット(株)
2019年10月30日発行
B6判 134ページ ISBN 978-4-86345-439-2 C0034
『武田シンポジウム2019』での演者3人の書き下ろしです。山本教授は第1章で、ゲノムコホートと未来型医療の展望についてお話されています。
第2章では、『すばる望遠鏡広視野カメラで挑む宇宙の謎』としてダークマターを通した新しい宇宙像を議論、第3章では、『AI時代になぜベーシックインカムが必要か?』としてAI技術とベーシックインカムの関係を考えます。
また第4章は、シンポジウムの最後に行われたパネルディスカッションを抄録し、これら三課題が未来を考える科学の方法としてどう発展していくのかの交絡を展望しました。
これからの医療、宇宙、経済、とは?異質の視点からこれからの20年間を展望する楽しい啓蒙書となっています。
必読です:スマート・エイジング 人生100年時代を生き抜く10の秘訣
村田裕之特任教授の新著
高齢社会研究の第一人者である著者が書く 超々高齢社会における〝賢い〟歳の重ね方とは?
SAC東京でおなじみ、村田裕之特任教授の著書『 スマート・エイジング~人生100年時代を生き抜く10の秘訣 』が徳間書店より出版されました。
人生100年時代を乗り切るには、エイジングに伴う様々な変化に対する「身体と心の“適応力”」が必要です。
村田先生は本書で、適応力を身につけるための生活習慣として、「有酸素運動」 「筋トレ」「脳トレ」「食事」「リズム活動」「目標」「睡眠」「自分軸」「人との交流」「好きなこと」の10の秘訣で紹介しています。個人にとって、いくつになっても元気にいきいきと自分らしく生きるための大きな方向性を示す一冊です。
また、SAC東京の月例会で学んできたことが色々盛り込まれており、月例会の内容を深堀するのに大変有用です。
学習療法の認知症改善効果が米国で証明された論文
Journal of Post-Acute and Long-Term Care Medicine, January 1, 2015
米国の急性期後の長期介護の有力誌、Journal of Post-Acute and Long-Term Care Medicineに米国で実施された学習療法の認知症改善効果が証明された論文が公開されています。
東北大学加齢医学研究所長の川島隆太教授が、日本公文教育研究会との産学連携で開発した学習療法(アメリカではSAIDO Learningの登録商標で呼ばれる)を米国の高齢者施設の認知症の入居者に対して6カ月間の生活介入を行った結果、MMSE、FAB、MDSの認知機能評価指標で大きな改善効果が得られました。
非薬物療法である学習療法の認知症改善効果がアメリカの高齢者を対象に科学的に証明された初めての事例であり、論文投稿後、異例のスピードでの採択が決定し、公開されたものです。