親子で過ごす時間が子どもの言語理解と関連脳領域に影響
2月4日 東北大学加齢医学研究所
東北大学加齢医学研究所の竹内光准教授・川島隆太教授らのグループは、小児の縦断追跡データを用いて、日々の生活で、親子でどのくらいの長さの間ともに時間を過ごすかが数年後の言語理解機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、長時間、親子で一緒に過ごすことが、脳の右上側頭回の発達性変化や言語理解機能に好影響を与えていることを明らかにしました。
今回の知見により発達期の親子での相互作用が子供の言語発達に重要であることが示唆されます。
脳画像解析、大規模なデータ、数年の期間をおいた縦断解析といった手法を用いて発達期の親子の相互作用の言語機能などへの好影響の神経メカニズムを新たに明らかにした点などから、従来にない画期的な研究成果として、米国神経科学雑誌The Journal of Neuroscienceに採択されました。論文は2015年2月4日に発行される同誌に掲載されました。
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