「事務局報告」の記事一覧(4 / 25ページ)

SAC東京6期 第1回産学共創フォーラム 事務局レポート

SAC東京第1回産学共創フォーラムを開催しました。目的は、東北大学における研究最前線を参加企業の皆様が一堂に学び合い、大学との産学共創活動のきっかけ作りと参加企業同士の連携、提携のきっかけを作ることです。

始めに、主催者である東北大学 理事・副学長、東北大学ナレッジキャスト株式会社 青木孝文取締役より「社会価値創造を東北大学と共に」と題し、ポストコロナ時代の新しい未来に向けた大変革への挑戦、社会価値の創造を目的としたコネクテッドユニバーシティ戦略が紹介されました。

コネクテッドユニバーシティ戦略

  • サイバー×リアル融合 DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速的推進
  • スピーディーでアジャイルな戦略的経営への転換
  • ステークホルダーエンゲージメント(共創)の重視

東北大学青葉山新キャンパスの約4万㎡の敷地に産官学が結集し、大学とともに社会価値創造を行う共創の場であるサイエンスパーク型研究開発拠点の整備が進んでいます。

星稜キャンパスでは、ライフサイエンス分野におけるオープンイノベーション拠点を創設し、国内最大級のアンダーワンルーフ開発体制を確立しています。加齢医学研究所東北メディカル・メガバンク機構など、東北大学が共創のパートナとして選ばれるメリットが数多く紹介されました。

SAC東京6期コースⅡ第8回月例会 事務局レポート

認知症に対する超音波治療の開発

コースⅡ第8回月例会は、国際医療福祉大学 副大学院長、東北大学客員教授の下川宏明教授による「認知症に対する超音波治療の開発」が講義テーマです。

下川先生は、超音波を使ったアルツハイマー型認知症の治療方法の開発を行っています。そのプロジェクトは、実用化に向けて最近テレビや雑誌にも多く取り上げられ話題となっています。本日は、20年に至る研究の歴史から実用化に向けた動向についての講義となります。

本日の講義は以下の4つの構成で進められました。

認知症に対する超音波治療の開発

  1. 研究の背景
  2. 低出力対外衝撃波治療(狭心症):2001年開発開始、2010年先進医療承認
  3. 低出力パルス波超音波治療(狭心症):2009年開発開始、2014年治験開始
  4. 低出力パルス波超音波治療(認知症):2014年開発開始、2018年治験開始

SAC東京6期コースⅠ第8回月例会 事務局レポート

口からみた社会と健康の関係 -地域共生社会で新型コロナとの共存を

大学院歯学研究科副研究科長、スマートエイジング学際重点研究センター 予防予測医学研究部門長の小坂健教授による「口からみた社会と健康の関係―地域共生社会で新型コロナとの共存を」が講義テーマです。

小坂教授は、社会と健康の問題、リスク評価及び介護福祉政策の第一人者でありながら、厚生労働省新型コロナクラスター対策班の一員として新型コロナウイルス対策の最前線で活躍されています。国立感染症研究所と厚生労働省に勤務された経験を活かし、両組織のつなぎ役を担いながらオンライン会議やファイルの共有システムの導入に尽力された話から講義が始まりました。

SAC東京6期コースⅢ第7回月例会 事務局レポート

iPS細胞を利用した骨再生材料の創生

コースⅢ第7回月例会は、大学院歯学研究科 分子・再生歯科補綴学分野、歯学イノベーションリエゾンセンター長、先端再生医学研究センター長、東北大学病院 副病院長の江草宏教授による「iPS細胞を利用した骨再生材料の創生」が講義テーマです。

江草教授は、香港やアメリカなど海外での研究を重ね、日本に帰国後は京都大学山中伸弥教授との交流から歯科に初めてiPS細胞の研究概念を持ち込みました。歯茎からiPS細胞をつくる研究を始めた第一人者です。大学院の分子・再生歯科補綴学分野では、患者の診断、臨床教育、研究の三本柱で、無くなった歯を再生する業務に携わっています。

本日の講義は以下の4つの構成で進められました。

  • 再生医療とは?
  • 歯茎×iPS細胞=再生医療?
  • iPS細胞から骨を作って、歯も創る?
  • 人生100年時代の再生医療

SAC東京6期コースⅡ第7回月例会 事務局レポート

生涯健康脳の維持-超精密脳健診と大規模脳画像研究との融合による認知症予防事業

コースⅡ第7回月例会は、加齢医学研究所 機能画像医学研究分野 スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長の瀧 靖之教授による「生涯健康脳の維持-超精密脳健診と大規模脳画像研究との融合による認知症予防事業-」が講義テーマです。

日本人の平均寿命と健康寿命は年々延びていますが、その差(男性約9年、女性約12年)は縮まりません。要介護になった原因の最新データでは認知症が脳卒中を抜いて第一位になっています。瀧教授は、平均寿命と健康寿命の差を小さくする上で重要なことは、認知症を予防し発症を少しでも遅らせることであると考え、認知症がもたらす個人や社会への負担を減らすために脳の発達から加齢までの研究を行っています。

 本日の講義は以下の構成で進められました。

  1. 脳科学からみる脳の発達と加齢
    (1)脳の発達
    (2)脳の加齢と認知症
  2. 脳科学を応用した認知症予防事業

SAC東京6期コースⅠ第7回月例会 事務局レポート

免疫機能を活用した健康支援事業の創出

コースⅠ第7回月例会は、加齢医学研究所 生体防御学分野の小笠原康悦教授による「免疫機能を活用した健康支援事業の創出」が講義テーマです。

小笠原教授はこれまでドレス細胞の発見や、がんを攻撃したNK細胞が細胞死に向かう仕組みの発見、金属アレルギーの原因解明、病原性T細胞の発見など様々な研究を行ってきました。その研究成果の一部が事業に活用できる段階となり、講義で紹介されました。

本日の講義は「健康を測る」をテーマとし、以下の6つの項目が説明されました。

  1. 疾病とは?
  2. ゲノムの免疫受容体
  3. 免疫受容体解析
  4. 免疫受容体解析の事業化
  5. 事業化への戦略と課題
  6. Withコロナ時代の戦略
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