SAC東京活動(16 / 61ページ)

SAC東京6期コースⅡ第10回月例会 事務局レポート

酸化ストレス防御と健康

コースⅡ第10回月例会は、加齢医学研究所 副所長、加齢制御研究部門 遺伝子発現制御分野、スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長の本橋ほづみ教授による「酸化ストレス防御と健康」が講義テーマです。

本橋先生の専門は生化学・分子生物学です。先生は生体の酸化ストレス応答を担う制御タンパク質NRF2(NF-E2 related factor)が環境ストレスに対する応答を担う転写因子であることを世界に先駆けて発見しました。酸化とストレス応答、環境適応のメカニズム、生活環境における様々なストレスから身を守るための食生活の話に加えて、SARS-CoV2(新型コロナウイルス)のビジネスヒントへと、ボリューム満載の講義となりました。

SAC東京6期コースⅠ第10回月例会 事務局レポート

健康によい、悪いとは? —何を持って“エビデンス”とするか—

コースⅠ第10回月例会は、大学院医工学研究科長、大学院医工学研究科 健康維持増進医工学研究分野、大学院医学系研究科 運動学分野の永富良一教授による「健康によい、悪いとは?-何をもって“エビデンス”とするか―」が講義テーマです。

永富先生の研究は、健康科学、体力科学、スポーツ科学、免疫学と多岐にわたり、運動・身体活動の分子生物学から疫学、地域の健康づくり研究の第一人者でもあります。人間が運動を通じてより健康に暮らせるようになることを目指して、幅広い領域の知識や技術を駆使した研究活動を行っています。本日は、健康に対するエビデンスとは何か、どのように確立されるのかを講義しました。

SAC東京6期コースⅢ第10回月例会 参加者の声

1月27日、SAC東京コースⅢ第10回月例会 参加者の声

1月27日、SAC東京6期 第10回月例会開催されました。講師は大学院工学研究科 総長特別補佐(情報基盤担当)情報シナジー機構 副機構長 伊藤 彰則教授。講義テーマは「ロボットからエンターテイメントまで ~幅広い分野に応用が広がる音声対話技術~」でした。

音声対話システムとは、人間と機械が音声を使ってやり取りするシステムです。かつてはSFの中にしか存在しない技術でしたが、近年の音声認識・音声合成・言語処理技術の発展により、ある程度一般に使える技術になってきています。

伊藤先生の研究室では、カラオケの「熱唱度」評価やハミング楽曲検索、日本人が話す英語の発音の巧拙をAIが判定する技術など、音声対話に関するユニークな技術を研究・開発しています。

今回の講義では、音声対話システムの歴史と基礎技術、いくつかの応用、および今後の展望についてお話しいただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

SAC東京6期コースⅡ第10回月例会 参加者の声

1月13日、SAC東京コースⅡ第10回月例会 参加者の声

1月13日、SAC東京6期 第10回月例会開催されました。講師は加齢医学研究所 加齢制御研究部門遺伝子発現制御分野 スマート・エイジング学際重点研究センター副センター長 本橋 ほづみ教授。講義テーマは「酸化ストレス防御と健康」でした。

酸化ストレス応答は、酸素呼吸を行う生物にとって生体防御の重要な柱です。本橋先生は、酸化ストレス応答を担う制御タンパク質NRF2 が環境ストレスに対する転写因子であることを世界に先駆けて発見した、酸化ストレス応答研究の第一人者です。

最近、NRF2を活性化させる食品中の化学物質の一部に、新型コロナウイルスに対する抗ウイルス活性の存在が報告されています。今回の講義で、感染症のコントロールを含めて、健康長寿実現にむけてKEAP1-NRF2制御系の適切な利用が有効であることをお話いただきました。

また、体の酸化ストレス応答や炎症の状態を診断する、呼気診断システムの開発最前線についてもお話いただきました。これは多くのテレビ・新聞等のメディアに取り上げられた、きわめて注目度の高い検査方法です。認知症治療から新型コロナ対策までの研究最前線について、理解が深まりました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

SAC東京6期コースⅠ第10回月例会 参加者の声

1月13日、SAC東京コースⅠ第10回月例会 参加者の声

1月13日、SAC東京6期 第10回月例会開催されました。講師は大学院医工学研究科長 創生応用医学研究センター永富 良一教授。講義テーマは「健康によい、悪いとは? —何を持って“エビデンス”とするか—」でした。

永富先生は運動・身体活動の分子生物学から疫学、地域の健康づくり研究の第一人者です。

今回の講義では、「健康によい、悪いとは?」をテーマに、生活習慣や危険因子について触れながら、健康は計れるのか、何のために健康を計る必要があるのかを考えるヒントをいただきました。

健康長寿社会に向けて、エビデンスレベルの重要性を学び、その仕組みや取り組みについて知る絶好の機会となりました。

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SAC東京6期コースⅢ第9回月例会 参加者の声

12月23日、SAC東京コースⅢ第9回月例会 参加者の声

12月23日、SAC東京6期 第9回月例会開催されました。講師は大学院農学研究科食品化学分野、未来科学技術共同研究センター 戸田雅子教授。講義テーマは「食品成分によるスマ-ト・エイジング ~プロバイオティクスやプレバイオティクスの可能性~」でした。

健康志向の高まりを背景に、プロバイオティクスプレバイオティクス製品の市場は、世界各国で拡大を続けています。

プロバイオティクスは、「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」で、乳酸菌やビフィズス菌がその代表格です。整腸作用だけでなく、免疫機能性や脂質代謝改善、ストレス緩和などの様々な機能が期待されています。プレバイオティクスは、「腸内細菌の増殖や活性を選択的に変化させることより、宿主の健康を改善する食品成分」です。オリゴ糖や食物繊維が、その代表格です。

本講義で、プロバイオティクスやプレバイオティクスがもつポテンシャルと、その利用を介した高齢化社会における健康維持の可能性について、最新の研究成果をもとに、わかりやすく解説していただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

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