SAC東京6期コースⅠ第10回月例会 参加者の声

1月13日、SAC東京コースⅠ第10回月例会 参加者の声

1月13日、SAC東京6期 第10回月例会開催されました。講師は大学院医工学研究科長 創生応用医学研究センター永富 良一教授。講義テーマは「健康によい、悪いとは? —何を持って“エビデンス”とするか—」でした。

永富先生は運動・身体活動の分子生物学から疫学、地域の健康づくり研究の第一人者です。

今回の講義では、「健康によい、悪いとは?」をテーマに、生活習慣や危険因子について触れながら、健康は計れるのか、何のために健康を計る必要があるのかを考えるヒントをいただきました。

健康長寿社会に向けて、エビデンスレベルの重要性を学び、その仕組みや取り組みについて知る絶好の機会となりました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 様々な実験結果などのエビデンスレベルは多岐にわたり、ものごとを判断していく上でエビデンスレベルは高いのか低いのかといった視点で考えることが大切と知りました。一方で自身を含む一般の方がその判断をするのはなかなか難しいということも実感しました。
  • ウェラブルデバイスからが特に参考になりました。また、個人の行動変容につながる因果関係が出てくればセンシングして計測も拡がり、ビジネスチャンスも拡がるのになと思います。
  • メタボリックシンドロームのコホート研究において、飲酒・喫煙・カロリー摂取過多などは個人差はもちろんあり、気になる項目ではありますが、ただ、身体活動をしっかりしていればリスクが軽減できる結果が出ていると感じられ、自分も運動量でメタボは凌駕できると信じているタイプですので、浅はかな考えではありますが、自信が深まりました。
  • 普段エビデンスのレベルについて考えることがなかったので、勉強になりました。私は機能性食品の開発に携わっているが、動物試験や介入試験(ランダム化比較試験)の実施やこれらの文献を読むことは多かったのに対して、疫学的な知見あまり注目してこなかった。これらの研究結果にも目を向けてみたい。
  • エビデンスレベルの考え方が整理できた。
  • 商品やサービスの提供において、「健康」や「幸福感」を実感していただく商品やレストランの経営において、エビデンスがひとつでもあると価値が上がる。弊社はその価値が目に見えないものであり、それを追求していくことは今回の先生の講義からも感じ取れた。逆にそれを追求していく姿勢がブランドに繋がるビジネスを考えていく。
  • 今まで曖昧だった研究の種類が明確になりました。
  • 健康は個別性が強く、答えの出しにくい課題であると思っていたが、コホート研究を行うことで一般大衆向けにはエビデンスが出せることが分かった。健康の研究に関して身体的な健康の内容が多かったが、精神的、社会的な健康の研究ではどのようなものがあるのか気になった。
  • 疫学では疾病の原因を、食事や運動などの生活習慣などの観点から人間集団に注目して明らかにしていく学問であり、そこで示されるエビデンスレベルにも注意して見る必要があることを理解しました。ビックデータやAIの普及により、EBMが促進され健康長寿社会が実現することを期待しています。
  • 商品のPRのためにエビデンスが欲しいという話が社内外からありますが、簡単にはいかないことがわかりました。
  • エビデンスレベルについて、どのような実験・研究が信頼度が高い/低いのか、具体的に知ることができたから。機能性表示食品を販売する企業の立場から言えば、自分たちで研究をデザインするときも、他の研究を参考にするときも、エビデンスレベルがどこに相当するのか、ということは意識しなければならないことに思い至った。また、一般人のニーズをがなければ売れないことから、その視点も必要だと感じた。
  • エビデンスレベルの違い、疫学、生理学、分子生物学の違いが理解できたため。
  • 健康に関するエビデンスを得ることは難しいがそこにこそ、ビジネスのチャンスがあることが理解できた。
  • エビデンスの重要性やそのレベル感について学ばせていただきました。また、未病の段階で健康に戻るヘルスケアの重要性について認識いたしました。
  • エビデンスレベルについて理解が深まり、今後事業企画のベースとなる研究結果を正確に扱えるよう、理解する糸口が見つかりました。
  • 研究のエビデンスレベルの違いが方式によって変化があることが整理できました。分子生物学→生理学→疫学という細胞レベルから集団レベルまでの整理が興味深かったです。エビデンスレベルが高く人間が営む社会生活のなかで証明されてきたことが、個別具体には適用されない場面もある、との見解も非常に参考になりました。
  • 私はメーカーの研究所に勤めており、ヘルスケア関係の論文も執筆することから、今回のお話は改めて実験計画やエビデンスレベルについて考えさせられる良い機会となりました。
  • 疫学になじみのない方が多いので丁寧な解説があり理解しやすかったのではないかと思います。たまたま自分の業務経験から臨床研究になじみがあっため、どちらかというと後半の日常生活から未病を感知する内容のお話しを多く聞きたかったです。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • アイスブレイクは違った視点で講義内容を整理できるので、十分な時間を割いてもらえると嬉しいです。
  • 頭の休憩になった
  • こちらのお聞きしたいことが事前に確認出来ました。
  • ちょうど質問しようとしていた機能性食品制度のエビデンスレベルについて話題に挙がって、後に質問しやすくなった。
  • 整理された質問で理解が深まった。
  • いつもまとめてくださるのでありがたいです。
  • 時間が少なかったので、もう少し、村田先生のお話が聞ければよかったと思いました。
  • 今回時間が押していた関係で、いつもより少ない内容ではありましたが、難しい講義内容も整理して理解することが出来ました。
  • ポイントを整理していただけるので理解の助けになりますが、今回は時間が押してしまったのが残念です。
  • 今回はあまり時間がなく範囲は狭かったが、内容の深堀ができてよかった。
  • 村田先生のご質問の着眼点もいつも参考にさせていただいております。
  • お時間限られる中、理解が追い付かなかった部分を明確にしていただき、助かりました。
  • 今回も皆が理解しにくい点や、疑問に思う点について質問いただけましたし、総括が判りやすくて大変助かります。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 具体的な質問も多く、発展途上である分野などの理解がさらに深まったため。
  • 自分が気になった観点と同じ人がいたり、全然違う観点なひともおり、考え方がいろいろだったため
  • 様々な職種、年齢の方から直接意見が聞け、参考になる意見も多々ありました。
  • 参加企業様とお話できたことはとても刺激になりました。
  • 色々な業種の方が、いろいろなアプローチをなされているのだな、と参考になりました。
  • バックグランドが異なる人からの質問は、自分の視点と違って面白い。
  • 質問を交換することで違った捉え方を検討することが出来た。
  • 数値を測ったり、それをデータにしたりはできるということは、どの会社の人達もわかっている。しかし、その先はどうなるのか、どうなっていることが理想なのか?皆業種やアプローチ法が違えど、行きつくところは同じなのだと感じた。だんだん理解できるようになってきました。
  • 質問はすぐに決定し、フリートークが多かったので、議論が深まり、よかったです。
  • それぞれの業種からの視点があり、私が講義から受け取ったとらえ方と違い参考になった。
  • 異なる業種の企業の参加者と意見交換ができたことで、自分とは異なる視点を学ぶことが出来ました。
  • 各社の事業内容、参加者の業務内容によって色々な着眼点からの質問とその回答を聞けたので、面白かったです。
  • 直接的な接点はあまりなくても、自分たちの業務内容と近いところにやはり興味がわく、ということを感じたから。
  • グループリーダーにうまくまとめていただいたので、議論が捗りました。
  • 知りたいことが知れた
  • 質問によっては、ほかの方の質問に更に質問を重ねたいような関心の高い内容もありましたが、お時間限られてしまうのが残念でした。質問数を減らしても、掘り下げた回答・ディスカッションができるとありがたいと感じました。
  • 個人や参加グループでは思いつかなかった意見を聞けるのがいつも興味深いです。
  • 企業活動で必要なエビデンスレベルについて,個々人のご経験・ご意見をお伺いできたため。
  • いつもながら自分では思いつかないが大事な質問が聞けて良かったです。

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