SAC東京6期コースⅢ第9回月例会 参加者の声
12月23日、SAC東京コースⅢ第9回月例会 参加者の声
12月23日、SAC東京6期 第9回月例会開催されました。講師は大学院農学研究科食品化学分野、未来科学技術共同研究センター 戸田雅子教授。講義テーマは「食品成分によるスマ-ト・エイジング ~プロバイオティクスやプレバイオティクスの可能性~」でした。
健康志向の高まりを背景に、プロバイオティクスやプレバイオティクス製品の市場は、世界各国で拡大を続けています。
プロバイオティクスは、「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」で、乳酸菌やビフィズス菌がその代表格です。整腸作用だけでなく、免疫機能性や脂質代謝改善、ストレス緩和などの様々な機能が期待されています。プレバイオティクスは、「腸内細菌の増殖や活性を選択的に変化させることより、宿主の健康を改善する食品成分」です。オリゴ糖や食物繊維が、その代表格です。
本講義で、プロバイオティクスやプレバイオティクスがもつポテンシャルと、その利用を介した高齢化社会における健康維持の可能性について、最新の研究成果をもとに、わかりやすく解説していただきました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- この度は参加させていただき誠にありがとうございました。「p9 加齢に伴う門レベルの変化」「p10 肥満と腸内細菌の関係」こちらの内容を初めて聴けて大変勉強になりました。日本内科学会104巻第1号にも腸内細菌叢が与える肥満や糖尿病についての影響が書かれており、興味深いので深掘りした話も聴いてみたいです。また、肥満の方が減量することにより腸内細菌が改善するのか、プロバイオティクスやプレバイオティクスにより腸内細菌を整えるうちに自然と減量出来るのか、どのようにお考えか聞いてみたいです。
- 腸内細菌と老化、免疫系との関係がよくわかりました。
- 腸内細菌、免疫を介した疾患との関連に興味があり、現状から将来的なプレ、プロバイオティックスの活用に関して分かりやすくご講義下さったため。
- 平易な言葉で端的に説明いただいて、とても分かりやすい講義でした。まだ解明されていないことは解明されていないと、眉唾は眉唾だと、はっきりスタンス表明してくださるのも、この分野の初心者としては大変分かりやすく気持ちよく理解できました。
- 講義後は毎日欠かさずトクホのヨーグルトにトクホのオリゴ糖をかけて「ありが糖オリゴ糖」と言いながら食べております。ありがとうございました。
食と健康の全体像から身近な特定保健食品と機能性食品についての専門的な見解、そして現在研究中の事など高齢者介護事業を営んでいる私にとって大変有意義な内容でした。講義内容は素人にも理解できるように簡単にご説明いただきましたが、もう少し先生がお持ちの深い知識をお聞かせいただきたかったです。特に免疫機能(免疫賦活)に関して食以外のアプローチによる活性作用や、T細胞の老化と免疫老化の原因および実態、そして加齢関連疾患や遺伝性自己免疫疾患の制御の可能性について、先生のご意見をお聞かせいただきたかったです。(基礎部分は事前学習して各自知識をつけてきてでよかったのではないかと思います。せっかく先生にご登壇いただくのであれば、少し調べただけで分かる内容で時間を使うのはもったいなく、いま研究段階の内容に関する先生のご見解などを教えていただく場であればより有意義だったのではないかと思います。) - 食の安全や食物繊維など、元々興味がある内容が多く含まれていたため。
- 一消費者としても『特保』に対して『機能性食品』の違い、ここにについて新たな学びとなった。
- プロバイオティクス、プレバイオティクスという言葉は何となく体にいいものというイメージを持っていましたが、その仕組みと効能に関して様々な評価があることを知ることができました。コロナにより健康意識が大きく変化しているこの世の中で、免疫に作用する商品サービスは非常に世間からの期待も高いことを任しくすることができました。
- プロバイオティクスとプレバイオティクス、特保と機能性表示の違いを理解できたから。また、難消化性デキストリンがどんな物かを知ることができた。
- 健康維持・予防に対して食でのアプローチ方法として、腸内細菌のバランスの維持、食物繊維など細かく考えていたなかったため、新しい気づきと着目点をいただきました。
- 腸活は数年前からホットな話題なので興味関心があった
- 免疫と乳酸菌という自分にも身近な内容でしたので、とても興味深くお聞きできました。
- プロバイオティクスとプレバイオティクスについて、体系的に学ぶことができたため。
- 何年間か、プロバイオティクスとプレバイオティクスの違いがはっきりしていませんでしたが、先生の説明でわかり、すっきりしました。有難うございます。
- 講義で質問させて頂いた、息子の潰瘍性大腸炎の件です。以前、ある大学病院に通院していて、改善が見られないので、担当の准教授に、食事のことを質問しただけで、先生がかなり憤慨された経験があります。医者が、まだまだ、患者が出来る食事治療に、あまり関心を持っていないことにがっくりしました。戸田先生の研究が、もっと、医者に広まることを期待しています。
アイスブレイクが有用だった理由は?
- 自分が理解できているのか、曖昧になっているところを再確認する事が出来ました。
- 戸田教授とは違った切り口での補足や質問、まとめをいただけて理解が深まりました。
- セクション毎にアイスブレイクの時間があることで、理解や集中力を保ちやすいため。
- 疑問に感じた点が似ていたので、痒いところに手が届きました。
- 講義のポイントや言葉の定義を確認して下さる事により、講義の内容の理解度が高まります。
- 的確な質問をいただき理解が深まりました。
- いつもアイスブレイクはきっかけをくれるので大変参考になります。
- プロとプレの違いなど、聞いたら恥ずかしいのかな、と思うような質問など、とてもありがたいです。
- 講義中間での整理は有益だから。
- 毎回にはなるが、アイスブレイクで村田先生にポイントを振返って頂き、そこで理解できる部分が大きい為。
- 聞きなれない言葉や知識を、振り返って確認していただくことで早期解決を行うことができ、次の話を理解する助けとなりました。
- 特保と機能性表示の実態を聞き出してもらえたから。
- かなり専門的な、大学の授業に近く感じ、初めて触れた学問だったためわかりやすく咀嚼してもらえたと思っています。
- その場で振返りができるため助かります
- 広義な言う用を理解するのに、的確なの殷代を提起をいただき、理解が深まりました。
- 腸内細菌は、まだまだ解明されていないことが多いことや、「個別的予防の時代」だということ、とてもよくわかりました。
グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?
- 講義内容を整理する事ができました。自分が思いつかない分野の質問も聞くことが出来ました。
- 自分とは違った視点での疑問点が聞けて参考になりました。
- 個別化医療のために、個々に適したプレ、プロバイオティックスを予測するシステムについて、AIを用いた提案が可能になると予防にもつながり有用だと感じました。
- 以前変更になった、リーダー以外も質問してOKになったことによって、一般的な話を聞きたい人と、突っ込んで聞きたい人とが、それぞれに質問を準備して、先生にぶつけることができた。前提が人によって異なるので、温度差も事前の知識差も吸収できる良い形でグループトークも進めやすかったです。
- 他分野の方のお話は大変参考になります。
- 各自質問したいことを確認することができたため有用でした。
- 何度かディスカッションさせて頂いている皆さんとだったのでコミュニケーションが取れた。
- 異なる業界の方の意見を聞くことで、自分に新たな観点を持つことの助けとなりました。
- アイスブレイクに引き続き、機能性表示のエビデンスの弱さを認識できた。ヨーグルトについて朝昼晩のどのタイミングが良いかではなく、脂肪の取り過ぎに注意だが、取れるものなら3回取った方が良いという情報は新しかった。
- ふとした疑問や、思いつかなかったことなど周りのグループが聞いていただけるのでよりここで伺った内容の腹落ちができました。
- 他者がどんなことを考えているのか参考になります
- 自分以外の意見も聞くことができた。
- 他のメンバーの問題意識を共有することができ、大変有用でした。
- 優待参加だったので、知らない方ばかりでしたが、議論が深まったように思います。
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