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未来の幸福な健康社会をともにデザインし、その課題と解決のアプローチを学び、
求められるビジネスの方向性と可能性を探る
2024年5月より『東北大学ヘルステックカレッジ』第2期が開講!
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SAカレッジ21年度 コースⅡ第7回月例会 参加者の声

本橋ほづみ 教授酸化ストレス防御と健康

10月13日、SAカレッジ21年度コースⅡ 第7回月例会開催されました。講師は、加齢医学研究所 副所長・加齢制御研究部門遺伝子発現制御分野・スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長 本橋ほづみ(もとはしほづみ)教授。講義テーマは「酸化ストレス防御と健康」でした。

酸化ストレス応答は、酸素呼吸を行う生物にとって生体防御の重要な柱です。

本橋先生は、酸化ストレス応答を担う制御タンパク質NRF2環境ストレスに対する転写因子であることを世界に先駆けて発見した、酸化ストレス応答研究の第一人者です。

最近、NRF2を活性化させる食品中の化学物質の一部に、新型コロナウイルスに対する抗ウイルス活性の存在が報告されています。

今回の講義では感染症のコントロールを含めて、健康長寿の実現のためにKEAP1-NRF2制御系の適切な利用が有効であること、また体の酸化ストレス応答や炎症の状態を診断する呼気診断システムの開発最前線についてもお話いただきました。この検査方法は多くのテレビ・新聞等のメディアに取り上げられたきわめて注目度の高いものです。

認知症治療から新型コロナ対策までの研究最前線について解説いただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

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SAカレッジ21年度 コースⅠ第7回月例会 参加者の声

鈴木 岩弓 総長特命教授・名誉教授日本人の死生観—過去・現在・未来—

10月13日、SAカレッジ21年度コースⅠ 第7回月例会開催されました。講師は、教養教育院 鈴木 岩弓(すずき いわゆみ)総長特命教授・名誉教授。講義テーマは「日本人の死生観—過去・現在・未来—」でした。

超高齢社会における看護・介護やシニアビジネスを行う上で、私たち日本人の「死生観」がどのようなものであるかの理解が不可欠です。「死生観」というのは、観念の問題であるため目で見ることができません。

本月例会では、観念に基づいて執り行われる行為、特に死者に対してなされる「葬送習俗」を次の構成で解説することで死生観のイメージを深めました。

  1. 現代日本の「死」の状況
  2. 「死者」とは誰か?
  3. 「死者」と「生者」の接点
  4. 死後の「死者」—「死者」への“想い”—
  5. 人称からみた「死者」の記憶

超高齢社会のビジネス常識として、絶対に知っておくべき内容となりました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

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チャームケア×東北大学 第11回オンライン・チャームカレッジ開催

本カレッジは、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターの村田裕之特任教授監修のもと、介護の質を向上させるためにチャームケアが取り組んでいる「認知症改善プロジェクト」の一環であります。

第11回は「スマート・エイジング:自分らしく生きるために(2)」。自分らしさとはなにか?をテーマに自分らしさが認識されていく過程、その時に必要な要素についての講義でした。

講義後の質疑応答では自分らしさとはなにか、生活において自分らしくある重要性にもお答えいただき、受講者の方々はスマート・エイジングについてより理解を深めました。

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腰痛持ちに朗報!スマートチェアで腰痛悪化予報

腰痛悪化予報がスマートチェアで可能に。日常生活のセンシングで体調予報に道!

SAカレッジの講師でもある、大学院医工学研究科健康維持増進医工学分野 永富良一教授プレスリリースです。

今回、科学技術振興機構(JST)の COI-STREAM 事業 COI 東北拠点「さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する自助と共助の社会創生拠点」の研究成果の一環として、実際にオフィスで働いている人の腰痛悪化予報が可能になったという、世界初の報告になりました。 続きを読む

50歳を過ぎたら趣味に注力、認知症予防にも

クラブツーリズム 旅と人生を楽しむ スマート・エイジング術 第13回

シニア向け旅行サービスNo.1のクラブツーリズム東北大学ナレッジキャストとのコラボによる「旅と人生を楽しむ スマート・エイジング術」の連載第13回が公開されました。

『50歳を過ぎたら趣味に注力、認知症予防にも』と題した今回は、脳の萎縮とその抑制について、知的好奇心の観点からのお話です。

脳の萎縮は一般的に加齢と共に進み、この萎縮が進むと脳の認知機能が低下し、認知症になると言われています。この委縮を抑制するにはどうしたらいいのでしょうか。 続きを読む

SAカレッジ21年度 コースⅢ第6回月例会 参加者の声

石井 直人 教授新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学

9月22日、SAカレッジ21年度コースⅢ 第6回月例会開催されました。講師は、医学系研究科免疫学分野 医学部医学科長 石井 直人(いしいなおと)教授。講義テーマは「新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学」でした。

免疫は、T細胞、B細胞、マクロファージなどの多種類の免疫細胞とそれらが起こす免疫応答のネットワークから成り立っており、「良い免疫」とは個々の免疫応答が精妙なバランスで統合されて成立します。逆に、ある特定の免疫細胞や免疫応答が異常(無制御)に活性化することでアレルギーや自己免疫疾患(関節リウマチ等)が起こります。また、新型コロナウイルスの重症化がサイトカインストームで起こることは知られていますが、サイトカインストームとはT細胞とマクロファージの暴走です。

つまり、特定の免疫細胞や免疫応答が強くなることは身体にとって有害であり、適切に制御された免疫応答こそが「良い免疫」に必要です。

月例会では、良い免疫とは何かについて議論すると同時に、新型コロナウイルスワクチンの有用性とワクチン普及によるウィズコロナ社会について議論していきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

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