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未来の幸福な健康社会をともにデザインし、その課題と解決のアプローチを学び、
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2024年5月より『東北大学ヘルステックカレッジ』第2期が開講!
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SAカレッジ22年度 コースⅡ第4回月例会は、中瀬泰然 准教授です!

認知症やパーキンソン病などから脳卒中に至るまで脳神経疾患のエキスパート

SAカレッジ22年度 コースⅡ第4回月例会は、中瀬泰然 准教授「認知症の詳しい病態とその予防策」です。

神経内科、認知症、脳卒中、神経病理がご専門の中瀬先生は、2022年4月より東北大学病院 加齢・老年病科の診療科長に就任されました。こちらでは、近年注目されている高齢者の総合機能評価をおこなっております。これはフレイルなどにも共通する認知機能精神心理状態社会的活動を総合的に評価して病気の治療のみならず個人のQOL維持をサポートすることに重点が置かれています。元々「もの忘れ外来」と「老年外来」とで、高齢者を全人的に評価・サポートされていましたが、2022年4月からこれら2つの外来を統合し「老年・もの忘れ外来」として、これまで以上に高齢者医療に貢献するという姿勢を明確にされています。現在認知症高齢者は約500万人と見込まれており、2025年には700万人になると予想されています。その様な状況の中で、多角的に評価しなければならない高齢者の総合的アセスメントをサポートする取り組みは、注目です。 続きを読む

SAカレッジ22年度 コースⅠ第4回月例会は、吉田浩 教授です!

高齢社会、特に世代間所得再分配(世代会計)の第一人者

SAカレッジ22年度 コースⅠ第4回月例会は、吉田浩 教授「人口高齢化の経済・社会に及ぼす影響」です。

少子高齢化が20年後、30年後にかけてピークを迎えるという日本ですが、吉田先生は、少子・高齢社会の経済に及ぼす影響や、現在の社会・経済システムが人々のライフ・スタイルなどに及ぼす効果を分析する「加齢経済学」という学問を研究されています。その主な研究内容に、1.少子化の経済学 2.少子高齢化での労働や社会保障の仕組み 3.税や社会保障の負担差を計算する世代間平等の問題、の3つを挙げられてます。 続きを読む

コロナ感染急増も「すでにかぜレベルに近い」 児玉栄一教授が解説

オミクロン派生型「BA・5」への置き換わり進む

SAカレッジの講師でもあり、災害科学国際研究所 災害感染症学分野 大学院医学系研究科、東北大学病院 内科・総合感染症科、感染対策委員長、児玉 栄一教授の記事が、7月4日夕刊フジに掲載されました。以下はその内容です。

新型コロナウイルスの感染者数が急増している。変異株オミクロン株の新たな派生型「BA・5」への置き換わりが進んでいるという。行動規制は緩和され、ようやく社会経済活動も活発化してきたが、また自粛生活に戻ってしまうのか。

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若年世代の投票率、1%低下で年7.8万円の損?吉田 浩 教授が試算

投票に行かないと目に見えない損失が発生 若年世代の投票の重要性

SAカレッジの講師で、経済学研究科 高齢経済社会研究センター、スマート・エイジング学際重点研究センター 加齢経済社会研究部門長の吉田 浩(よしだ ひろし)教授の記事が、第26回参院選の特集として毎日新聞に掲載されました。以下はその内容です。

若い世代の投票率が1%下がると、年間約7万8000円損をする――。世代間の経済的公平について研究する東北大の吉田浩教授(加齢経済学)が、国政選挙の投票率と若年世代の負担について、このような試算をまとめた。投票に行かないのは、なぜ損なのか? 10日に迫った参院選の投開票を前に、吉田教授に話を聞いた。

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弘陵福祉会が老施協の介護ICT実証モデル事業に選ばれました

SAカレッジに参加されている社会福祉法人弘陵福祉会が、公益社団法人 全国老人福祉施設協議会の介護ICT実証モデル事業に選ばれました。広報誌である月刊「老施協」P11に掲載されています。理事長である溝田弘美様はSAカレッジの参加も長く、いつも素敵な笑顔と高いモチベーションで、受講されています。(以下抜粋)

利用者を第一に考えるため、まずはDXで介護士を幸せに


設立36年目の社会福祉法人弘陵福祉会は、兵庫県神戸市で定員70名、多床室の特別養護老人ホーム六甲の館を運営。’12年の大規模改修の際に利用者の不安を軽減するためのセラピーロボット・パロと、施設長自らPC教室を開催して導入した介護記録システムを皮切りに、対話支援システム、見守りセンサーなどを導入してきた。 続きを読む

SAカレッジ22年度 コースⅢ第3回月例会は、石井直人教授です!

免疫研究のスペシャリスト

SAカレッジ22年度 コースⅢ第3回月例会は、石井直人教授の「新型コロナウイルス感染症対策に必要な免疫学」です。

ご専門が免疫学、アレルギー学、小児科学である石井先生は、2015年に設立100周年を迎えた名門 細菌学教室を発祥とする免疫学研究室の、第五代教授でいらっしゃいます。研究室の栄えある歴史と伝統を引き継ぎ、今後の医学研究において極めて重要な免疫メカニズム研究に取り組まれています。免疫の仕組みである免疫記憶・免疫寛容を解明することは、ワクチンの開発や、アレルギー・自己免疫疾患の治療、免疫寛容の破壊のよるがんの免疫療法につながると期待されます。

東北大学医学部開設百周年 基礎講座の百年~講座の歴史と展望~

今回、SAカレッジコースⅢ第3回月例会では、免疫のメカニズムについて基礎的なところからお話いただきます。また、新型コロナウイルスワクチンの有用性とワクチン普及によるウィズコロナ社会についても議論、最新の情報や今後の展望を学術的観点から解説いただきます。先生の講義で、感染症についての情報にどう向き合えばいいのか、膨大な量の情報に対しての取捨選択の指針になるかと思います。

目の前のことを常に一生懸命にやることで、免疫学の未来を拓いてきた石井先生の座右の銘は「情けは人のためならず」。先生がはじめて細菌学教室に行かれたタイミングは、サイトカインのひとつであるインターロイキン-2受容体を構成する第三のサブユニット:ガンマ鎖の発見がされる直前だったそうです。まさに世界中が探し求めていた分子の大発見に、立ち会われた経験が研究者としての原点だという石井先生の講義、楽しみです。

  • 石井先生が第5代教授である東北大学大学院医学系研究科 免疫学分野はこちら
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