SAC東京3期コースⅡ第7回月例会 参加者の声
10月26日開催 SAC東京コースⅡ第7回月例会 参加者の声
10月26日、SAC東京3期 第7回月例会が開催されました。講師は、スマート・エイジング学際重点研究センター 企画開発部門長 村田裕之特任教授。講義テーマは、「脳科学とシニアビジネス」でした。
村田先生は「アクティブシニア」「スマートシニア」「スマート・エイジング」などのコンセプト提唱者であり、多くの民間企業と常に時代の一歩先を行くシニアビジネスの創出に携わってきました。
今回の講義では、脳科学・認知神経科学の知見とシニアの消費行動との関わりを解説し、シニアビジネスに関わる最近の話題についてふれながら、近い将来考えられるシニア市場について洞察しました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- 中高齢者を世代で区切って、各世代に響く内容を検討するセグメンテーションが非常に興味深かった。20代の頃に流行ったコンテンツだけでなく、終戦や、バブルの崩壊など、社会情勢を考慮し、「価値転換が嫌い」などの考察をされている点が新鮮でした。また、脳の劣化と消費について、Inputに敏感な若年期にはモノ消費で刺激し、Inputに鈍感になったときにその刺激不足をコト消費で補うという、脳の加齢性の変化との考察も非常に興味深かったです。
- 世代ごとのビジネスチャンスについて、講義として聞くのは初めてであった。今までの知識は点でしかなかったが、今回参加して点同士をつなぐことができ、色々な気づきがあった。
- アクティブシニア向けのサービスは、「高付加価値の非日常体験」あるいは、「日常的なわくわく体験」が消費を促すものの一つであり、サービスもどちらの方向なのかを明確にすべきであると感じた。
- 中高年に多くみられる(自分自身ですが・・・)消費動向の背景が、脳科学の裏付けから理解することができた。
- 高齢者が高額な旅行等の商品をこぞって購入しているのは、資産が十分にあるのが大きな要因だと考えていたが、そうではなく、ライフスタイルの変化時をきっかけとし、解放型消費が起こっているという事や、「わくわく消費」「元気消費」といった介護ビジネスにも直結している考えなど大変有意義な内容でした。ありがとう御座いました。
- シニアビジネスを立ち上げる際の参考になる講義でした。特に、消費層の定義と報酬系/罰系の話は興味深かったです。解放型消費の中には、シニアビジネス以外にも流用が出来そうなものもあったと感じました。
- シニア向けビジネスにあたって、顧客発見フェーズで科学的なアプローチによる絞込みができる。
- シニアの消費行動を多様な切り口で確認できた。
- ノスタルジー消費の起きる原因や時間解放型消費の起きる原因の理解が深まった。
- 高齢者がどういう対象であればお金を出すのかについて、今まで抜けていた観点があることに気づけたため。
- 脳科学とスマートエイジングの今後の可能性を感じることができた。
- 脳科学による消費行動の分析、世代差による消費行動の差異など大変参考になった。
- モノ消費からコト消費へ向かう理由が理解できた。コト消費が時間消費(自分にとって意味のあるもの)であるということが学習できた。
- シニアに関して様々な調査・資料を収集しているが、脳科学という切り口は初めてでしたので、新たな気づきが得られました。
- 根拠に基づくシニア層の行動パターンを理解できたように思います。
小川事務局長によるアイスブレイクが有用だった理由は?
- 専門的な内容である箇所について掘り下げてくださり、自分の表面的な理解をもう一段深めてくださる質問ばかりで非常に助かりました。
- アイスブレイクがあることで、講義内容を振り返り復習することができる。
- 毎講義そうですが、分かった気になっている部分をアイスブレークや質疑で再度確認させていただくことで理解が深まっていると思います。
- 言葉の定義やこれまでの他の講義との関連も含めて掘り下げて下さり大変参考になりました。
- 自身が聞き流してしまっていたことへの気づきがあり、内容の再整理ができた。
- 理解の確認につながりました。
- 自分とは異なる観点に気づくことができたため。
- 質問が的確で、気が付かなかったことやぼんやりしていたことを明確にしてくださっていると思います。
- 言葉の定義など皆さんが疑問に思うであろうことを確認頂けたので、スムーズにグループトークに入れました。
グループトーク、個別質疑が有用だった理由は?
- 参加者ごと、業界ごとに興味の方向が異なっている点が非常に楽しかった。研究者は刺激の最適解があるのかどうかを、旅行や介護予防では日々対象としている方の行動と絡めて質問を考えるなど、講義に対する視点が拡がり、楽しかったです。
- 一つの内容について、様々な業種の方と話し合うことで、色々な考えを知ることができるため。
- 介護の仕事に着かれている方がおふたりいたこともあり、参考になるお話が聞けました。
- 健康寿命の伸長のための考え等それぞれの視点で意見交換できた。
- 自分ひとりでは気づいていなかったことに気づけたので。
- 皆さんがどういった視点で疑問を持っているのかが分かり参考になりました。
- 気になる視点が異なることから、グループトークをきっかけに理解が深まったと思う。
- 自分とは異なる観点に気づくことができたため。
- 異なる視点からの物事の考え方を学ぶことができた
- 解放型消費の一つである「わくわく消費」の例を多業種で情報共有できたこと。
- 共通する観点とそうでないところが実感できたので。
- 様々な角度からの発想や意見があり、より理解が深まると思います。
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タグ:シニアビジネス, スマート・エイジング, 村田裕之, 消費行動, 超高齢社会
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