SAカレッジ22年度 コースⅢ 第2回月例会質疑セッション 参加者の声
小坂 健 教授「新型コロナウイルス感染症の現状と今すべきこと」
2022年5月17日、SAカレッジ22年度コースⅢ第2回月例会が開催されました。
講師は、スマート・エイジング学際重点研究センター 予防予測医学研究部門長、厚生労働省新型コロナウイルス対策クラスター対策班、東京都iCDCアドバイザリーボード 小坂 健(おさか けん)教授。講義テーマは「新型コロナウイルス感染症の現状と今すべきこと」でした。
質疑セッションの前半は、最新情報のお話から始まりました。2年たってどういうことが分かってきて、どういう変化があったのか。現場にいらっしゃる先生ならではの、メディアではなかなか聞けないような非常に為になる情報がたくさんでした。
「実際の重症化率はそれほど下がっていないという認識でいいでしょうか」「大好きなサウナ通いをやめているが、C-19は高温だから死滅するのか」「海外からの職員を、どのように帰したらいいのか」などの皆様からの質問に、非常に濃い回答をされていました。
セッションの最後に「今回のような状況は、日本が新しいことをしていくチャンス。ウィズコロナにおいて、気を付けることは気を付けないといけないが、人とのコミュニケーションは大事。人として生きる上で何が必要かを今一度見直し、それをかけがえのないものと捉えビジネスとしてやっていく。社会情勢の変革を国や行政に頼らず、ビジネスで変えていくことが世界で起きつつある。皆さんにもビジネスの力で世の中を変えていくということぜひやっていただきたいし、そこに我々は協力していきたい。今後もいい形の社会に向けて力を合わせてやっていきましょう」というお言葉がありました。
次回、コースⅡ第3回月例会は、石井直人 教授になります。先にご登壇の押谷教授が務める微生物学分野と石井教授の免疫学分野からなる細菌学教室は、2015年に設立100周年を迎えました。教室の長い歴史の中で、世界に誇る偉大な業績を残されています。免疫記憶がご専門の石井教授のお話、楽しみです。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
質疑セッションが参考になった理由は?
- コロナに関する情報のアップデートをいただき、理解が深まりました。
- 質疑セッションにて、最新の情報をご教示いただき大変参考になりました。オミクロン株の症状がこれまでのウイルスと違っていることがわかり、これまでの知識がまちがっていたことを認識しました。
- 今回、質問にお答えいただきましてありがとうございました。エアロゾル感染や検査・対策について、またはオミクロン株の最新の情報について知ることが出来、とても勉強になりました。また、私はデータ分析を業務としておこなっており、どのようなデータが感染状況の把握や感染拡大防止に役に立つかが気になっておりましたため、先生にマイナンバーに紐づけるデータ項目等について質問出来、貴重な機会を有意義にすることができました。
- 介護事業所を運営している会社で感染症対応を担当しているため、現在の感染状況やオミクロン株の特徴、エアロゾル感染を防ぐための方法等、日々の対策に活用できる内容で大変勉強になりました。
- 最新のコロナの情報や対応策の理解等を深められ、各国の国策に関してもリアルな話が聞けた点です。また、改めて自分たちの行ってきたコロナ感染対策の正しさも確認ができ、正しくコロナを恐れるという従来のスタンスを貫き、コロナとうまく付き合っていくことが出来そうです。
- コロナ禍の影響で他社の様々な悩みについて分かることができ、現在のビジネス環境について少し把握することができたと思います。
- これからのCOVID-19対策は、感染拡大防止だけでなく、社会経済問題も含むより広範な課題対策となって行くことが臨場感を持って感じられました。
- 最新の情報でアップデートいただき参考になりました。
質疑応答の内容で、講義の振り返りが出来、講義内容をより深めることが出来たと感じられたからです。 - 現状の状況が分かり、With コロナでの生活への移行ができそうな気がした為。
- ウィズコロナの生活をしなくてはならない中で数々の指針を頂いた方
- 動画セッションでは、最新情報がなかったので残念に思いましたが、質疑セッションでは、最新情報を伺うことができて、勉強になりました。
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タグ:ウィズコロナ, 小坂健, 感染症対策, 新型コロナウイルス感染症, 社会情勢
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