SAC東京6期コースⅠ第8回月例会 参加者の声

11月11日、SAC東京コースⅠ第8回月例会 参加者の声

11月11日、SAC東京6期 第8回月例会開催されました。

講師は、大学院歯学研究科副研究科長 スマートエイジング学際重点研究センター 予防予測医学研究部門長の小坂 健教授。講義テーマは「口からみた社会と健康の関係 ―地域共生社会で新型コロナとの共存を」でした。

我々のWellbeing(健康や満足した人生)に影響を与えるもの何でしょうか?おいしく食べられる口腔状態を保つことに加え、口に関わることでは、禁煙、節酒、塩分を控えること等があるかもしれません。

しかし、人と人とのつながりや良好な人間関係が健康により大きく影響を及ぼすことがわかってきています。つまり、口のもう一つの機能である人とのコミュニケーションが大きく影響するのです。

新型コロナ対策でもウイルスが増殖する口腔の役割や、感染を防ぐためにコミュニケーションのあり方が問われています。国の施策では「地域共生社会」を「ごちゃまぜ」で実現していく事に舵を切っています。「人生100年時代」に「地域包括ケア」、「災害対応」、「地域創生」、「コミュニティデザイン」、「社会的処方」といった言葉を参考にしながら、ウイズコロナ時代をどう実現していくか、どんなビジネスチャンスがあるか、考えていく講義となりました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • ご専門のお話をもう少し深くお伺いできると良かったように思います。
  • コロナウイルス自体の特性、冬場に向かっての変化など大変勉強になりました。やはり「歯」を残すことの努力は大切である。食べることの喜びも健康も、そして、コミニュケーションを図るためにも「歯」そこから生まれる「笑顔」が一番。加齢したなりその方の立場に立って考えられる人作りと、ビジネスが成功する。お役に立てる商売が根底。
  • 実体験や具体例を豊富に紹介いただき、この講義ならではの学びをさせていただきました。特に健康の概念の見直しの話などは、仕事に活かせそうな感触がありました。
  • コロナウィルスの情報は、テレビやネットを通じて能動的・受動的に手に入りますが、情報が多くてどれが正しいのか分からず、戸惑うことが多いです。これは自分だけでなく多くの人が抱えている不安であり、自分の周りでもユニークな情報に基づいて効果不明のコロナ対策がされている場合を見ます。今回は、コロナウィルスに関する知識を科学的な面から講義を頂いたので、とても勉強になり、一人の国民として安心しました。
    死亡率を下げる要因として、ソーシャルサポートが禁煙よりも効果がある点は驚きでした。皆で踊ったり、歌えば、痛みの閾値を上げるなど、薬とは違うアプローチで、人々の健康を増進する社会的処方の概念は、とても勉強になりました。社会的処方には様々なアプローチが考えられる中で、企業に所属している自分に何が出来るかを考えていきたいと思います。
  • 他人に行動変容をさせることは難しいこと、健康の概念を適応してやりくりしていくことに変えていくこと、が参考になりました。
    当社も新事業を検討して、数値は出せるが行動変容はやはり難しい課題だと感じています。(数値を見せても、だからどうなの?という課題がある)
  • コロナクラスター対策室での話や、コロナに関する最新の情報を聞くことができて、とても有意義でした。個人的には、介護事業を行っているので、口の健康に関する話は非常に興味があり、もっと掘り下げた話が聞きたかったです。また、ポジティブヘルスという考え方についても同様ですが、今回は時間が足りなかったと感じるくらいのボリュームだったと思います。
  • 食事自体以外に、食事の環境の重要性についても認識することが出来て新しい発見でした。
  • 社会的処方という考え方に興味を持ちました。弊社でも参入できる可能性のある分野だと感じます。
  • さまざまな分野で活躍される小坂先生だからこそ、口という切り口から新型コロナウイルス、嚥下と健康寿命、モチベーション3.0からポジティブヘルスにつながり、社会的処方に行きついて、健康の定義の見直し、と展開がおもしろく拝聴いたしました。一つ一つのテーマが大きい分、具体的に学ぶにはもう少し時間が必要だと個人的に思いましたので深めてまいります。Nothing about us, without us.はその通りで、日々認知症の方々をケアする私たちは常に意識しておかなければならない点だと改めて感じさせていただきました。ありがとうございました。
  • コロナ禍でコミュニケーション(口から見た社会)の取り方が大きく変化し、健康との関係を理解できた。
  • コロナと口の関係、そして、室内の人口密度とその空気中のCO2の量(1000PPM)を目安にして、意識した行動を取る。換気は持続的に窓を開けて通気する。湿度を上げて乾燥を防ぎ、インフルエンザと同じように感染リスクを下げるなど。参考になりました。別件で、薬を処方するのではなくて、多人数で互いが互いを思い思われ一緒に歌や踊りで楽しむ、食事で美味しいと思えるなど痛みを忘れやすくなるポジティブヘルス、どうやって前向きに過ごせるかが大事だということも参考になりました。
  • コロナ対策の現場の緊張感あふれるお話を交えながら、専門的な観点を分かりやすく解説いただき、いち国民としても大変勉強になりました。また、今後ビジネスの担い手にどの部分が求められているかを織り交ぜながらご紹介いただきましたので、わかりやすかったです。
  • 特に後半、興味深く拝聴させていただきました。高齢者施設を運営している会社になりますので、コロナ禍の中、定期的な換気を義務付けてはいるものの、具体的な数値は示しておらず、「何となく」換気をしているという環境でした。講義でCO2濃度1,000PPMという数値を明確にしていただきましたので、早速計測器を購入して換気を行いたいと思いました。多岐にわかる口腔のトピックスをお話いただき、門外漢でしたので大変勉強になりました。
  • 特別養護老人ホームの理事長・施設長をしております。こちらの特養(多床室のみ)では、2009年の新型インフルエンザ以来、流行期(11月~3月)は、施設内で、全職員にマスク着用を義務付けてきました。そのおかげで、感染症の流行はほぼありませんでしたが、メカニズムがはっきりしないこともありました。先生の講義で、マスクのワクチン効果をお聞きして、納得が出来ました。というのは、入所者で、感染経路のわからないインフルエンザ感染者が1名だけ出たことがあります。その利用者さんは、外出も来客もなく、外部の感染者と全く接触していませんでした。今思えば、ワクチン済(施設から提供)で、常時マスクをしていた職員がインフルにかかっていたけれど、症状がないため気づかず、勤務して、利用者さんにうつしたのではないかという可能性が明確になったからです。それ以外に、胃ろうの利用者さんがうま味を感じることができるというのは、素晴らしいことだと思います。多くの情報提供を有難うございます。
  • 大変勉強になりました。
  • 健康寿命延伸に有効な施策の話が聞けたため
  • 昨今のコロナ禍を踏まえて、どのような要素が身体の機能を悪化させ健康状態悪化につながるかを明確に理解することができました。
  • 最も印象的だったのが死亡率への貢献する要因で行動が40%という点でした。しかし、行動変容は難しいとのことでアプローチが難しいと感じました。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 講義の内容が多岐に渡っており、全体を理解するに至れなかったため。
  • いつも質問だけでなく、まとめてくださることは頭の整理になります。
  • 幅広い分野に及んだ話を整理くださったことで、理解しやすいと感じました。
  • 幅広いお話を聞く機会としてとても良いと思いました。
  • 毎回ですが、皆が疑問に思うであろうことを確認し、簡潔にまとめていただけるので理解を整理するのに助かっています。
  • いつもの通り、講義内容の整理や理解を深めるために大変有用でした。
  • 村田先生が毎回難しい話を分かりやすく噛み砕いて解説してくださるので、とても助かっています。
  • 多くの情報を整理していただけるような質問があり助かった。
  • 社会的処方やポジティブヘルス等補足して頂き、理解することができました。
  • 途中で、内容をまとめていただけるので、理解しやすい。
  • かみ砕いていただき分かりやすかったです。
  • 最初のアイスブレイクは講義開始から割にすぐだったように思いますが、2回目のアイスブレイクはちょうどよいタイミングでした。話しの中身を整理する時間として有効と思いました。
  • 興味のある話題でした。
  • 不明点をクリアにして頂いたので、理解が進みました。有難うございます。
  • 自分が気づかなかったポイントでしたので、勉強になりました。
  • 理解が進んだため
  • 理解が曖昧であった箇所を質問いただき、自分の理解を深めることができました。
  • 皆さんの興味が集まりそうな部分を深堀りしていただけたため。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 企業からの参加者が、おそらく共通で持っている課題(世のため・人のためになることであっても、ビジネスとして実現する難しさ)を共有できたため。
  • 毎回、職種の違いによる視点の違いは感心させられる。話し方などとても参考になる。
    質問事項以外に、どう仕事に活かせそうかについても、話すことができました。
  • 自分とは違う業種の方とお話できて、違う角度からの意見を聞け、議論できたので、とても勉強になりました。
  • 各社の観点が違い、各社の顧客で利用できるかと考えることが違い、当社では思いつかなかった質問がでたため
  • グループでご一緒する方々の自分とは違った視点は参考になりますし、グループトークの時間が長くなったので、質問以外の話もできるようになって良かったと思います。
  • 自分と別の視点の質問で自分も興味がある内容があり参考になりました。
  • グループのメンバーも、専門的なことばかりでなく意外と素朴な疑問も持っていることがわかり、連帯感が生まれた気がします。横のつながりもできました。
  • グループの他の方の業務や、それにつながる質問の着眼点が聞けたのは講義で聞くだけよりも、一歩踏み込んだ学びのたねになったと思っています。
  • すこし、雑談もできて良かった。
  • 情報交換の時間がとれるようになりメンバー間で共有できた点。
  • 皆さんの職種から、いろんな意見が聞けてよかった。
  • 毎度のことですが別の業界の問題意識の角度で講義テーマを見つめなおすことができ、とても勉強になります。
  • 今までは、グループリーダーだけが質問出来ましたが、今回は、質問を出した人が発表できたので、良かったです(2回とも、私の質問が採用)。
  • 今回は複数の人で質問できるようになり、リーダーの負荷が下がり、質問者が自分の言葉で質問でき、大変よくなったと思います。
  • 他の方の意見が気付きとなったため
  • バックグラウンドの異なる他社の人と議論することで視野を広げることができました。

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