SAC東京6期コースⅠ第4回月例会 参加者の声

7月8日、SAC東京コースⅠ第4回月例会 参加者の声

7月8日、SAC東京6期 第4回月例会開催されました。

講師は、加齢医学研究所 認知健康科学研究分野 野内  准教授。講義テーマは「スマート・エイジング研究実際」でした。

私たち認知機能は加齢と共に低下していきます。こ認知機能低下は、高齢期社会生活や日常生活を困難にする要因一つとなります。

認知機能低下は、軽度認知障害(MCI)や認知症リスクファクターとなることから、認知機能を向上させる方法について、大きな関心が寄せられています。

本講義で、認知機能を向上させる脳トレなど認知介入、ウォーキングなど運動介入、食品など摂取による栄養介入を用いた生活介入方法について紹介いただきました。また、生活介入研究ホットトピックである生活介入効果個人差や最適な生活介入方法提案もお話しいただきました。

特に産学連携研究として実施した事例説明により、どような研究が社会・企業・大学側から期待されており、共同で研究を進めること必要性とメリット・デメリットについて、議論していきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 野内先生から、認知症に対する研究の生活介入アプローチの現状をわかりやすく教えていただいたため
  • 事業の一環として、高齢者向けに通信販売をしていますが、生活介入をすることで認知機能を向上させることができるとのことで、少しでもそういった商品を取り扱い、一助になればと思いました。
  • 今回、初めて参加させていただきましたが、実際に研究されている生のお話を聞けたことがとても刺激になりました。
  • 認知的健康について網羅的に捉えることが出来た。
  • 認知トレーニングでは処理速度トレーニングがもっとも効果的であること、サーキット運動、オレンジジュース摂取では即時効果もあることを知り、弊社のビジネスにつなげる切り口、突破口になる可能性を感じることができました。
  • 認知症という点だけでなく、認知機能と心の健康度・疲労度の関係性という切り口で考えるという視点は勉強になり、既存の商品やサービスを、認知的健康に役立つのかと考えてみたいと思いました。また、認知・運動・栄養介入のどれが介入効果が高いかが分かる検査項目が既にあり、一律ではなく個人毎に適した介入方法を提案していけるようになるというお話が非常に興味深かったです。
  • 認知機能の向上のために,医療行為以外で実施できる具体的な対策をご教示いただき,新規事業立案において大変参考になりました。運動介入や栄養介入の即時効果と長期向上効果があるというのは,興味深く,被験者のモチベーション向上につながると思いました。
  • 認知機能低下に対してどのような予防をしたらよいか理解が深まりました。知機能を向上させる研究手法として、脳トレをはじめとする認知介入、短時間の有酸素トレーニングと筋肉トレーニングを組み合わせたサーキット運動による運動介入、栄養面からの栄養介入の3つの手法が紹介されいましが、これらの効果の実証(エビデンス)はメタ解析、無作為比較試験(ヒト試験)など高いレベルが求められ、改めて機能性食品開発のハードルの高さを実感しました。また処理速度アップが取り組みやすいうえ、その他の認知機能の向上にも影響することが分かりました。これまでより具体的な事例が示されていて理解しやすかったです。
  • 認知症予防の具体的方法について勉強になりました。
  • 1回目の川島先生(脳トレ)、3回目の村田先生(運動介入)のおさらいという意味もあり、正直「大発見」は無かったですが、野内先生の落ち着いた話口調、丁寧な質疑対応で集中して講義に参加できました。ありがとうございました。
  • 認知機能を向上、または維持するための基本的な知識を得ることができた。
  • 最先端の研究について幅広くかみ砕いてお話しいただけたため、大変勉強になりました。網羅的に最新研究を把握するのは事業会社にいると簡単ではないため、アカデミックな面で非常にありがたかったです。
  • 運動や食事などが認知機能向上に寄与することが科学的に理解できたから。
  • 認知機能がある程度残っている場合、3つの介入で、認知機能の改善が見られる講義は、とても興味深いです。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 普段使っているアイスブレイクとは少しニュアンスが異なりましたが、論理的な質問の仕方、内容の捉え方について勉強になりました。
  • 講義のすぐ後のタイミングで復習できて理解を深めることが出来ました。
  • 解りやすく掘り下げていただき、一方通行ではないような雰囲気が良かったです。
  • 講義の振り返りに役に立った
  • 私が感じた疑問点が質問事項として簡潔にまとめられ、おおいに理解の助けになりました。
  • 講義内容の整理はもちろん、説明の中で気になった事を確認していただけるので、最後まで持ち越さずに続きに集中できるのがありがたいと思いました。
  • 都度都度の振り返りになって良い。
  • 研究の専門的な部分まで踏み込まれていたと思います。
  • ご提示いただいた結果が生じる理由を聞いていただいたため。
  • 自分が疑問に感じていたポイントをちょうど指摘されていたので、とても理解が進みました。
  • こちらが質問したいと考えている内容と同様の質問をしていただいたため。
  • 都度、疑問点を解消できるのはいいと思います。
  • グラフの見方や適切な介入ストレス度合など、自分が気が付かなかった疑問点を質問・説明いただいたこと。
  • ずっと講義を聞いているだけでは集中力が持続しないため
  • 専門的なお話しもあるなか、短時間でポイントをラップアップ・深堀いただけたので、非常に理解が深まりました。
  • 理解のあいまいであったり重要な部分について質問いただき理解が深まりました。
  • アイスブレイクによって、自分の理解不足をコマめに補って頂けることがとても良いです。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 短い時間でしたが、グループ内でのコミュニケーションができ、リーダーの吉村さんもメンバの皆さんの意図を汲んで質問されていたため。
  • 同じような疑問を抱いている人や、まったく別の視点での疑問を抱いている人がいたため参考になりました。
  • 他業種での取組や問題意識などが見えて、違う角度からの話が聞けて良かったです。
  • 今回は質問事項がすんなりと決まり、残り時間でメンバーとのディスカッションを深めることができた。前回までは質問事項を決めるだけで時間を使いきってしまっていた。
  • 今回は質問の内容というよりは、どこを見ているのかが似ているように感じました。もちろん、それが悪いわけでも何でもなく、多くの興味があったと捉えていますが、グループトークにもう少し時間があると、質問内容だけでない意見交換もできて、異業種の方からのもっと違う視点からの気づきが得られたら、とも思ってしまいました。
  • 業界、業種の違いや立場で質問の内容が異なり気付きがあった点
  • 最後のページの個別最適な介入方法の選び方が興味深く,納得しました。運動の出来る方は運動介入,認知が高い方は認知介入が良いということは,ある程度ベースラインが高くないと介入さえもできないということと理解しました。
  • メンバーからは、例えばスライドNo.65にように研究成果をいかに社会実装していくかについての質問が多くありました。各社のビジネスとしていかに成り立たせていくかという考え方が知れて参考になりました。
  • 様々な立場の方のご意見をお伺いできるのは、視野の向上につながります。
  • 質問されたことに対して、時間を超過しても最後まで回答いただいたこと。栄養介入に「わさび」のヒントを教えてくれたことですかねw
  • 疑問点をなくすことができた。
  • 異なるバックグラウンドの人の意見を聞くことができてためになりました。
  • グループリーダーさんの進行がとてもよかったです。

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