SAC東京6期コースⅠ第3回月例会 参加者の声
6月10日、SAC東京コースⅠ第3回月例会 参加者の声
6月10日、SAC東京6期 第3回月例会開催されました。
講師は、スマート・エイジング学際重点研究センター 企画開発部門長、東北大学ナレッジキャスト常務取締役 村田裕之 特任教授。講義テーマは「シニア市場とスマート・エイジング・ビジネス① ~いかにしてビジネスチャンスを見つけるか」でした。
村田先生は、99年に「アクティブシニア」「スマートシニア」の概念を提唱して以来、常に一歩先のシニアビジネスの企画・事業化・商品サービス開発・普及に取り組んできました。
人口動態のシニアシフトが進むにつれ、どの企業もシニア市場に目を向けざるを得なくなっています。一方、100兆円市場と言われるシニア市場は、多様性が強く、マスマーケティング的手法が通用しにくいのが実態です。
今回の講義では、まず、シニア市場の基本的特徴とシニアの消費行動がいかにして起きるかを整理しました。次に、いかにしてビジネスチャンスを見つけるか、その切り口を多くの事例と共に解説しました。その上で、人生100年時代に求められるスマート・エイジング・ビジネス、Withコロナ、Postコロナの時代のシニアビジネスについて洞察し、中高年向けビジネスに興味のある方には必聴の講義となりました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- シニアビジネスの成功事例が、非常に具体的に紹介されて参考になりました。とくにカーブスの事例は、先生ご自身の体験談もあって臨場感がありました。
- 大変参考になりました。
- 高齢者向けの商品開発についてのヒントがあった
- 様々な気づきに繋がった。
- 商品開発プロセスにおいて沢山のヒントを得ることができました。
①ターゲットの明確化とニーズ ②マーケット内で自社の強みを活かすためのポジショニング ③商品の魅力化(購買動機とエビデンスを高める)④顧客へのアプローチの優先順位
早速、以上を社内で話し合い共有化が出来ました。 - 村田先生の提唱している「スマートエイジング」とビジネスの繋がりが良く理解できた。60歳以上の正味資産と、所得、消費の根拠となる調査から考えるとお金持ちが消費してくれるとも限らない。しかし、「3つの不」を取り除くようなビジネスが求められており、そこに着目する。ネットの利用、運動、アクティブシニアに向けていくことと、コロナ禍におけるニーズの変化も理解できる。
- シニア層特有の変化要因をおさえることが、シニア市場を考える上でとても大事なのだと気づかされました。特に、スマートエイジングの考えを意図的に組み込んだ具体的な事例を交えながら、同じモノでも新しい視点を持つことが、新たなビジネスチャンスにつながることを教えていただけて興味深かったです。
- シニアビジネスの考え方を教えていただくことができたため。
- 介護保険に依存するビジネスは課題が多く、シニアビジネスでは介護報酬に依存しないビジネスモデルを形成することが成功のポイントであることや事例が参考となりました。
- シニアビジネスについての切り口を実際のビジネスの事例を交えながらご教授いただいたため、今後の活用イメージが湧きやすく、大変参考になりました。
- 前半の統計情報等はある程度想定していた通りの内容であったが、「飽和市場の隣の『不』を狙う」という説明は先生の研究+実績に基づくワンワード&腑に落ちたモノでした。質問にも上げましたが、これはシニア世代だけの基本ではなく、世代やビジネスシーンを通じた新事業のタネになるかと。新しい気づきが得られました。ありがとうございます。
- 特にシニア市場の俗説の否定は参考になりました。
- ストックが多くてもフローが少ないと,シニアの消費は少ない等,重要なことを教えていただきました。また,カーブスの実際のご経験に基づいたご知見も勉強になりました。
- 高齢者の消費行動など参考になりました。
- マクロの視点からみた「シニア」の変化と、より解像度をあげた見方の両面から解説いただき、具体的なビジネスに大変参考になる内容でした。とくにQAでご教示いただいた「地域のオピニオンリーダーを巻き込む」のような地に足のついた取組を知ることができ、腹落ちいたしました。
- 公的保険に依存しないビジネスに結びつける為の留意点などを、具体的な事例を交えながら知ることができましたので、自社に置き換えて考える際のヒントになります。
- 村田先生の講義を受ける度に、今までの固定概念を外す必要があることに気づかされることがとても良いです。ポケモンGOを毎日楽しんでいる私としては、50代~60代のゲームだと聞いて、驚きました。若い人は、ゲームの選択肢が多いので仕方がないのかもいしれませんが。
- シニア層の購買行動がよくわかり、カーブスの事例なども非常に参考になりました。
アイスブレイクが有用だった理由は?
- 解説とまとめがわかりやすく、進行上でいつも助かっています。
- 講義内容が整理できた。
- 都度そこまでの整理が出来て良い。
- シニアマーケティングの効果的な方法についての質問で
①同世代が伝える口コミ ②エビデンスを見せる
以上のことが聞けたことがとても有益でした。 - いつも思いますのが、質問してくださる先生の視点との違いが、新しい発見になるため。
- 最後にまとめてではなく、各セクションごとに良いタイミングで講師への質問をしていただくスタイルは、内容を整理する上でとても分かり易かったです。
- 講義の途中でアイスブレイクがあると集中力が持続するから。
- カーブスの国内(首都圏、地方)展開の違いなど深堀して頂いた点
- 想定質問を事前に解消するうえで効果的だったように感じました。
質問を通じで気づかなかったった点を教えてくださったこと。
⇒シニア世代1人1人の支出は大きくないが全体を通じて消費額が増えている。
当たり前だか内訳に気が付かないと誤った判断をしてしまう。 - 先行して質問していただくことは内容の整理につながり有効です。
- 講義内容を詳細に掘り下げた内容をお聞かせいただいたため。
- 途中で質問を挟むことで、理解が深まりました。
- 具体例に切り込んでくださったことで、理解が進みました。
- 自分では気がつかなかった良い質問があり、とても参考になりました。
- 理解があいまいなところを質問いただき、自分の理解を深めることができました。
グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?
- リーダーの仕切りが適切で、いつもメンバーのレベルの高さを感じています。
- 他の方の意見を聞くことができた
- 業種によって求めている内容が異なり、また視点もまちまちなことが分かりました。自分の中に視点の偏りがあることが認識できたことは良かったです。
- 色々な意見が聞けるのはもちろんですが、皆さんご自分の業界ならではの視点をお持ちなので、異業種の方たちとお話しするメリットがあると思っています。
- 自分がかかえていた疑問がグループトークの中で解消された。
- 業界、業種の違いや立場で質問の内容が異なり気付きがあった点
- ビジネス上の重要な観点に着目した質問が多いように感じたためです。
- 自分では思いつかなかったが,ビジネス的に重要な観点から質問があり,大変勉強になりました。
- グループトークでアウトプットをしあうことで考えを深めることができたため。質疑では同業他社さんの目線もわかり、興味深かったです。
- グループトークでは、同じような質問事項でも、それぞれの方の業界やその環境によって視点の違いがあり、質問の仕方をまとめる際に役に立ちました。
- リーダーさんがグループトークをきっちりまとめてくださったので、議論が進みました。
- 異なる業種の方と議論することで、自分とは違う視点に気づくことができたから。
タグ:シニア市場, スマート・エイジング, ポストコロナ, 村田裕之, 消費行動
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