SAC東京6期コースⅡ第2回月例会 参加者の声

カメラによる健康センシング~身体映像からの生体情報抽出~

コースⅡ第2回月例会は、東北大学 サイバーサイエンスセンター 先端情報技術研究部スマート・エイジング学際重点研究センター 人間福祉工学研究部門長である吉澤 誠 教授「カメラによる健康センシング~身体映像からの生体情報抽出~」でした

循環系(心臓血管系)は、心拍数を操作して血圧を調整するようなフィードバック(出力が入力に戻る仕組み)に基づく制御をしています。一方、出力結果を用いずに操作量を決めるフィードフォワード制御を行う場合もあります。これは、立ちくらみで失神しないように末梢血管が収縮したり、恐怖を感じたときに急に心拍数が上がったり、などの自律神経による反射が起こる場合に対応します。

今回の月例会では、このような循環制御系の巧妙な仕組みを説明していただき、ビデオカメラの映像信号から遠隔非接触的に血圧変動を推定する方法やその健康モニタリングへの応用について解説いただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 画像情報で認識できる生体情報が多いことに気づいたこと。
  • コロナウィルスの影響で、遠隔の医療診断が必要な時代になりました。先生の研究されてきた遠隔非接触的に血圧変動を推定する方法やその健康モニタリングへの応用などの知見は、これからますます必要とされる時代になると思ったためです。
  • 健康状態を測るための細かい技術根拠を示しながら説明いただき、なぜそのように判断できるかが分かりやすかった。
  • 「脈波」について、今すぐには難しくとも将来的にビジネスに取り込める可能性のある領域と認識することができ、可能性を感じた。今後、マークすべき領域としてアンテナを張っていきたい。
  • 非侵襲(画像認識)によるバイタル測定について幅広く最新の同行について知ることができたため参考になりました。
  • カメラによるセンシング技術が近い将来一気に身近になる可能性を感じた。またコロナで在宅が増える中ではさらに需要が増え、加速するのではないかと思いました。
  • 脈波で何を知ることができるのか、その原理についての概要を理解できた。
  • 物理や医学の知識がない為、予習資料を読んでもさっぱりわからず不安でしたが、なんとかついていくことができました。当社でもシニア向けに体を測定する健康機器は販売していますが意識が高くない人に買ってもらうことの難しさを感じていましたので、鏡を見るという日常の動作の中で診断ができることは大変魅力的だと思いました。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 講義内容の理解が深まったこと。
  • 村田先生のフォローアップのすごさを毎回感じております。研究内容の理解に追いつけてないこともあり、助かっています。
  • 測定技術解説には難しい部分もあったが、その内容をわかりやすく補足いただきながら解説いただけた。
  • 質問頂く観点が理解促進に役立った(自身では思い浮かばない質問だが聞くことにより理解が補完された)
  • 今回は多少、自分も聞きたいと思っていた内容と質問が被ったので参考になった。
  • 画像ではストレスの相対値しかわからない、という点について気になっていたので参考になりました。平常時がわかっている継続的なモニタリングにより適しているのだと思いました。
  • 理解が深まった。
  • 先に書きました通り、話が難しかったのでアイスブレイクをいれていただけて助かりました。
  • 数式で難しい内容を整理して質問していただけたので、頭の中が整理できました。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 各業界の興味ある分野を知ることができたこと。
  • リーダーの全員への気配りが素晴らしかったです。安心して、オンラインミーティングに参加できました。
  • 実生活に則した利用法が期待できる技術であるが、それぞれ生活状況が異なる方から、自身ではあまり思いつかないアイデアなど伺うことができ、新規ビジネス検討の刺激となった。
  • 他業界・他社の視点で興味領域がどこにあるか情報交換できた
  • 参考になる質問と特に関係ない質問が半々程度であったが、参考になる情報や自分たちのグループでは特に話題にならなかった点もあり参考になった。
  • 今回の講義ではいろいろな方が使い道を想像しやすい技術だったためか、いろいろな意見が聞けて良かったと思います。
  • グループトークの中で知らなかった情報について聞けた。
  • グループメンバーの質問が的確で素晴らしいなと感心しきりでした。自分もそのような質問ができるようになりたいと思います。
  • みなさん、興味が同じだったのか?質問したいことをほとんど聞くことができた。また、先生に回答いただくことができたため。

過去のSAC東京月例会 事務局レポートはこちら
過去のSAC東京月例会 参加者の声はこちら

あわせて読みたい関連記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ