SAC東京5期コースⅠ第3回月例会 参加者の声

6月27日、SAC東京コースⅠ第3回月例会 参加者の声


6月27日、SAC東京5期 第3回月例会開催されました。

村田先生は、99年に「アクティブシニア」「スマートシニア」の概念を提唱して以来、常に一歩先のシニアビジネスの企画・事業化・商品サービス開発・普及に取り組んできました。

人口動態のシニアシフトが進むにつれ、どの企業もシニア市場に目を向けざるを得なくなっています。

一方、100兆円市場と言われるシニア市場は、多様性が強く、マスマーケティング的手法が通用しにくいのが実態です。

今回の講義では、まず、シニア市場の基本的特徴とシニアの消費行動がいかにして起きるかを整理し、そこからどのようにビジネスチャンスを見つけるか、その切り口を多くの事例と共に解説、人生100年時代に求められるスマート・エイジング・ビジネスについてお話されました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 具体的な事例が多く、多くの企業が尽力されていることに刺激を受けました。
  • あらためてシニアビジネスについて確認できた。またどんなビジネスでもそうだが潜在的なニーズ、失敗した施策、商品から本当のニーズを捕まえることが重要であることが確認できた。
  • シニアの資産が多いからと言って消費も多いとは限らないということ、その理由(消費は収入に比例する)が分かったため。シニアビジネスを検討する際、社内の意見が、「シニア=お金を持っている=高品質・高価格帯のサービスを提供すべき」に凝り固まっていましたが、それにずっと疑問に感じていました。必ずしもそうでないことが分かり、疑問が解消した感じがしました。
  • 内容が良く整理され、分かりやすい話だったのでありがとうございました。
  • シニア市場についてわかりやすくご説明をいただき、改めて考えなどを整理するきっかけとなりました。
  • 高齢者が不得意とする所作や行為も、数年経つと不得意とは言えなくなる。それは、対象年齢に上がってくる年齢層が、その所作や行為に慣れた世代であるから。年齢で区切ることで「高齢者はハイテクを使えない」などの固定観念を生むので、新たなシニアビジネスを開拓するときには、対象年齢より若い世代の高齢者をよく観ることが肝要であるという見方が鮮明になった。
  • 村田先生の研究、考え方、講義に興味を持っており、その内容が期待以上で当たったため。また、通常は組織の部下が参加させていただいており、その概要を知ることができたため
  • 「飽和市場においてもライフステージの変化が需要を喚起する。そのビジネスチャンスを見極めは「不」の解消にあり。」「売れなかった商品こそ次の事業機会が隠れている。」この考え方=スマートエイジングを支援するビジネスに通じているということが理解出来た。
  • 学術面ではなく、ビジネス面での示唆を多く得られた。
  • これまでシニアの特徴として、「加齢による身体の変化」に目が向いていたが、加えて、「本人のライフステージの変化」、「家族のライフステージの変化」、「世代特有の嗜好性」、「時代性の変化(流行・生活環境)」の計5つの変化が消費行動に影響を及ぼすことがわかり、シニアビジネスとしての発想の対象(視野)が広がった。また、保険制度に縛られた医薬品業界に慣れていることから、公的な介護保険に依存しないビジネスという観点があまりなかったため新鮮だった。
  • スマートエイジングビジネスに関して、具体例を用いた講義内容となっており、とてもわかりやすかったです。
  • 私自身、今まで理学療法士として医療・介護保険領域でシニア世代と関わって参りましたが、村田特任教授が言われていた「介護保険に依存するモデルの課題」をまさに感じておりました。認知症の方へ、運動を推奨しているにもかかわらず医療保険の疾患別リハでは点数を取れないなど、お客様が良くなると分かっていることを出来ないもどかしさが今までの悩みでもありました。6月から株式会社JOYへ配属になり、今回、村田特任教授のご講義を受けさせて頂いたことで、進むべき方向の道標を見つけることができました。
  • 昨年第4期コースを1年間学び、またこのタイミングでシニア市場とスマートビジネスについての講義を受けられたことで、改めて振り返り、確認ができました。
  • 現在のシニア市場の大きな流れを掴むことができた。特に、シニアへのビジネスチャンスを見つけるのは「不」の解消がポイント。ここはなるほどと思った。今後、シニア関連の商品・サービスのプランニングをする際の参考にしていきたい。
  • カーブスが日本に展開を始めたときにライザップやゴールドジムが幅を利かせているにもかかわらず、おばちゃん相手のなちゃってジムなんかが受けるわけがないと思った覚えがあり、その時の感覚では競合が強すぎること、おばちゃんにジムのニーズがあるとは思えないのが理由でした。今回詳しいお話を聞いて、ジムという業態は一緒であっても全く違うビジネスだったことを知りました。飽和市場の隣にある新たな「不」の発見という切り口はとても参考になりました。さらにそれにとどまらず、提供価値の変化、拡大ということは偶然なのかもしれませんが、とても興味深かった。
  • シニアビジネスにおける重要なヒントが得られたように思うので。
  • シニアビジネスの「勘所」を大変明快にご説明頂き、有益でした。
  • 「シニア」という枠組みだけでない視点を、ビジネスを検討する際には常に持つことが非常に重要であることを再確認できました。
  • シニア市場の俗説、正しい見方での説明がとても解りやすく参考になったためです。また、カーブス導入の具体的なお話もあり参考になりました。
  • 講義がとても面白くてあっという間に時間が過ぎました。先生の体験談も参考になりました。一方で、データは一般的なものでしたので、新たな発見に繋がるものはやや少なく感じました。
  • 飽和市場の周りのビジネスチャンスの探し方を、事例含めて具体提起に提ご示いただいたため。
  • シニア層=お金もち=いっぱいお金を使ってくれる(難にでも)、という安易な考えは間違いというのが目から鱗だった。とはいえ、弊社の事業領域で健康関連商品への関心、支出は増えるとのことから、シニア層の「不」をしっかりと見極めていきたい。
  • 日々の業務がシニア向け商品の開発であるため大変役に立ちましたが、比較的大枠の話でしたのでより詳しく色々聞きたいと思いました。
  • シニア市場への俗説はよく出る議論なので、正しい見方が明確になり参考になりました。シニア新規ビジネスを探すヒントもわかりやすくてよかったです。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • いつも気づかなかったことが確認できますので参考にしております。
  • 今回は脳科学の専門的な部分というよりビジネスの話だったので講義自体が分かりやすかった。村田先生が講師だったので、村田先生以外の方からアイスブレイクをしていただくのも新鮮でした。
  • QA前に情報を整理する時間になったから。
  • 考えの整理に役立った。
  • 会場の様子や講義内容を眺めながらのアドリブの質問のため、質問者が大変。その中で、工夫したやり取りになっており感心した。
  • これまでの講義のアイスブレイクにも通じますが、講師のキャラクターがよりわかるので、その後の質疑に向けての参考となります。
  • とても分かりやすい講義であったため、アイスブレイクも明快だった。
  • カーブスをアメリカから日本に持ってきたときの手法(変えたところ、変えないところ)のお話は、国民性を表していておもしろいと感じました。
  • 初参加だったため、グループトーク(質問内容を検討する上で)の参考になった。
  • 講義内容のまとめをいただけ、理解の確認になりました。
  • 講義の振り返りには有用だと感じました。
  • 資料から読み取れないポイントを司会の方に提議して頂けたので、より理解を深める機会となりました。
  • 質問したかった内容を聞いていただけたので有用でした。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 今回はテーマがはっきりしていたため比較的討議内容、先生への質問内容も似通ったところに集中しており、同じような点を課題認識するのだ、ということが分かった。
    一方でみな似ている、ということは同じポイントで勝負する人が増える可能性がありブレイクスルーにはもっと違った視点でビジネスチャンスを見つける必要があるのではないかと考える契機になった。
  • 他の人が疑問に感じている観点を知ることができたから。いろんな業界から人が来ているので、話をするタイミングを作ってもらえてとても有意義です。
  • 他業界の視点を知ることができたため。
  • 総括にもありましたが、シニアをもっと知らねばならないと改めて思いました。「できないことを指摘されたくない。」「できることに取り組みたい。」シンプルですが、それが保険外のシニア向けビジネスを考える際のベースなのだと改めて感じました。
  • 間口の広い質問があがり、リーダーのメリハリのある取りまとめによって意見集約できた。質疑は、参加各社の視点が反映されていたが、知識の習得や共有に発展する内容が中心になれば、より深い思考に役立つものと感じた。
    異業種の初対面のメンバーと必然的に会話が発生する仕掛けが素晴らしい。
  • グループ内で質問を出し合い、その中で重要度を議論して決定する、この時間が有効だと思いました、また最大の課題はどの企業とコラボし、如何に化学反応を起こせるか?有効なエビデンスを如何に導き出せるか?これに尽きるのか、と思いました。
  • 「シニア」を対象と銘打った途端、シニアに着目されにくい可能性がある(結果としてシニアの居心地の良い環境などが受け入れられていく)という点が、新たな気づきであった。また、意識したことがなかったが、男性向けビジネスの難しさを実感されている方がいらっしゃり、女性はインテンシブの付与、男性は責任(ポジション)を付与することが動機付けにつながることが分かった。
  • 海外展開について、原油・鉄鋼等を扱ってきた大手商社はきめ細かなケアが必要なシニアビジネスを展開するのは困難であり、ローカルの良いパートナーを見つけることが重要であること、また、ドイツのベッドメーカー等海外メーカーが東南アジアで成功している要因として、自国と自国以外で全く異なるアプローチでビジネスを展開することが挙げられた。
  • 他社の気になる点を知ることができたためです。
  • 他業種の方とお話する機会が今までなかったので、同じ講義内容でも様々な角度から違った意見を聞けたことは自らの知見を広げる貴重な時間となりました。また、それぞれアプローチ方法は違えど、同じシニア世代を支える志を持つメンバーと意見交換が行え、有意義な時間を過ごすことができました。
  • 他社の方のご意見を、考えをお伺いでき参考になります。
  • 参加者のシニアビジネスの課題を聞くとことができ、新しい気づきが得られた。
  • 視点の異なる人の意見を聞くのはそれなりにためになった。
  • シニアビジネスと言っても一括りではなく、若年・高齢以外にも男・女、都市・地方などの違いまでターゲットに合わせて細かいところまで考える必要性があることを知れたため。
  • 異なる業界の事情を知ることができたため。
  • 異業種のグループなので、グループトークでは現業種の視点で様々な質問事項が集まったことは、新しい気付きとなりました。
  • 質問回答時間を短くすることで、様々な質問を数多く確認できる為。
  • 様々な業種の方がいらっしゃったので、いろんな視点の考えに触れることができて、自分の視野を拡げるいい機会だった。

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