SAC東京2期コースⅡ第1回月例会 参加者の声
4月15日開催 SAC東京コースⅡ第1回月例会 参加者の声
4月15日、第2期 最初の月例会が開催されました。講師は東北大学加齢医学研究所 所長 川島隆太教授。テーマは「脳科学を応用して新産業を創成する2」
コースⅡは第1期に1年間、SAC東京に参加された企業が中心です。講義では、まず「脳の機能と加齢現象」のおさらいがありました。「脳のスマート・エイジング」については「頭の回転速度のトレーニング」と「記憶の量のトレーニング」の二つについて、実際の脳トレゲームを体験しました。
また「脳トレ批判」やlumosityの「脳トレ訴訟」など最近の話題にも触れ、「認知症ケア」への応用とその経済的効果の最新成果についてのお話もありました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が役に立った理由は?
- 脳の機能と加齢現象及びそれらをバックグラウンドとした脳トレの理論を分かりやすく説明いただき理解が深まりました。
- 新産業(新サービス)を考える上で脳の機能を理解することについてあらためて深く認識することができたため。また、DNA情報に関連して、脳機能の話に加え、ビッグデータの収集が重要であることについての解説もいただき、新サービスを考えるヒントになったと思ったため。
- 個人ごとの対応により、認知症への改善ができることが分かった。
- 第1期の講義内容をベースに、より深堀した内容や最新の研究結果を伺え大変勉強になりました。
- 脳トレは、認知症の予防改善ツールという認識でしたが、正しくはすべての年代において、脳機能、特に思考の脳である前頭前野の働きを向上させる有効な手段であることを再認識することができました。
- 配布いただいた資料外で最後に講義をいただいた、運動と栄養との組み合わせ効果、進め方については非常に興味を持ち、今後も進捗などについて確認させていただければと思います。
- 脳の記憶の量UPのためのトレーニングであり、本来であれば効果がより強く出るNバックが、医学的には有効な方策であるが、お客様にとっては難しすぎて、辛く遊びとしては成立しなかったという話は、後の個別質疑やグループトークでも話に出たモチベーションUPの話にも繋がり、非常に興味深かった。
- 脳に負荷をかけることによる成果の表れ等、再認識しました。
- 脳の基本的な話を理解できたうえで、脳トレの効果を理解できた。運動介入や栄養介入との併用で更に認知症への効果が期待できることが大変勉強になりました。
- 脳の情報処理速度、記憶容量を上げるためにトレーニングが必要だが、脳に負荷を与えない限りは向上しない。
- 負荷を可視化するためのニューロフィードバックが非常に重要であるとわかった。
- 「脳トレ」の開発経緯、特に直面した課題を解決した背景や手段について、開発リーダーの生の声を聞けたことは、同じメーカーの人間として大変興味深い。
- 参加者のことを考えて、脳内の大まかな構造、それらの働き部分から丁寧に説明いただけたことで、その後の開発ストーリーが一連の流れとして理解できました。
- いままでお伺いした内容との再確認となりましたが、「脳トレ」の方法論が、確かなエビデンスに基づき開発されたものであって、(結果的に)それが訴訟やレピュテーションリスクに対しても有効であった点は、(脳のトレーニングにとどまらず)新規事業を検討・導入するうえで大変参考なるエピソードだと感じました。
- 最新の川島教授の最新の取組みについても紹介いただき、脳トレ+栄養+運動を組み合わせた包括的な介入については、非常に事業への応用可能性を感じるもので大変興味深い伺いました。
- 脳トレの効果を理解できた。介入により認知症への効果が期待できること、運動介入や栄養介入との組み合わせで更に効果アップが期待できることが理解できた。
- 最先端の活動をわかりやすくご紹介いただき、理解が進んだと思います。次回も楽しみにしております。
- 脳の機能の復習から、脳を鍛える方法およびメカニズム、学習療法への応用、ニューロフィードバックのポテンシャル、と広範・高レベルな内容を川島先生らしい分かりやすい表現で丁寧にご説明いただき、よく理解できました。
- 脳トレの本質は脳に負荷を掛けることであり、計算問題等をやらせることではないことが、ロジカルに説明いただいたこと。
- 脳機能と運動機能のトレーニングが、本質的には似ていることが理解できました。
- 私が最も興味ある加齢による脳機能変化について、また、その低下抑制について、明確にお答え頂けたので、大変参考になりました。
- 脳トレという成果物を詳細説明していただいたことでより理解を深めることができました
- 学習・運動・食事が認知症対策に良いことは知っていましたが、リハビリ分野でも相乗効果が期待できることは新しい知見でした。
個別質疑が役に立った理由は?
- 講義を聞いただけでは聞き流してしまっていた点や、考えつかなかったような切り口からの質問があり、大変、勉強になりました。
- 脳は負荷をかけても比較的タフなので意外と大丈夫とのコメント、及び、ちゃんとダメな時は遮断するというお話しは参考になりました。
- 多くの方が自身では気づかない視点での疑問を投げかけられたため。
- フィードバックの返し方の工夫で脳トレの継続性が異なってくることが興味深かったです。
電気刺激によって筋肉を鍛えるEMSと同じように、脳神経も電気刺激でトレーニングが理論的に可能で、すでにTMSという方法が開発され、一部実用化されているという回答に、大変興味を覚えました。 - 基本的な質問もあがり、理解を深めることができた。
- 今後準シニア世代をターゲットにビジネスを考えるなか、この基礎知識が役に立ちます。
- 頭の整理ができていない間に皆さんからの質問を聞かせていただき、自分もそのような質問をしたかったんだと納得しています
- 他の方の視点は自分とは違う部分も多く、気付きになった
- 疑問に思うことについて、一つ一つ丁寧にまた明瞭に回答いただきました。
- 数社の方がトレーニングを促すためのインセンティブについて質問されていたことから、有効な「方法論」が確立されたとしても、それを実装・実践させるための「仕組み」づくりにも苦労が大きい(逆にいえばビジネスの機会)可能性があると感じました。
- 色々な視点での質問を聞くことができたので、考えの幅が広がった。
- 専門性の違いがあるので、グループトークからの質問だけでは不十分であることもあり、この時間は必要である。
- いつもだがどのように質問しようかと考えていると同じような質問が出てそれを聞くことによって自分の頭の整理ができました
- 最新の情報を聞けた。
- 講義での自分が持った疑問点はもちろん、違った視点での質問も多く、新たな知見を得られました。
グループトークが役に立った理由は?
- 参加者それぞれが知りたい点や興味ポイントに違いがある中、意見を出し合えたことは、非常によかった。
- 事業ドメインの異なる企業の考え方や価値観の一端に触れることができました。今後、協業につながることも期待したいです。
- 異業種の方々と議論できることで有意義であった。
- 川島先生のマシンガントークを聞き漏らさずに理解するのは至難の業ですが、グループトークによって、あやふやな点や理解できなかった点などを互いに確認することができたので、大変助かりました。
- 多くの方が自身では気づかない視点での疑問を投げかけられたため。それらの疑問については従事する業種業態によって区々であり、それぞれの業種の方々がどのようなことに関心を抱いているかを把握することができたため。
- 異業種各社の視点から脳トレの代わりになるようなアイデアを色々伺えたことが大変興味深かったです。
- 各業種の方々とお話しすることにより、興味を持つポイントが異なり、見方を変えることができた。
- 自分の気づいていないことに改めて気づくことができて非常に良かったです。
- 胃腸と脳の相関があることで学習療法がより効果的になる食事(栄養)がわかればビジネスとしても考えやすいと感じた。
- 様々なジャンルからそれぞれの質問とその背景について参考になる意見が多かった
- 数社の方が、ソーシャル・インパクト・ボンドの貨幣価値換算に強い興味を持たれており、それを媒介に、これまで縁遠いと考えていた業種の方々と協働に関するディスカッションができた点は大変有意義でした。
- 他の方の仕事上の観点などがわかり参考になりました。
- 異業種において認知症をどのように取り組んでいるかを聞くことができたため。
- 各企業さんのレベルが高く、初参加の受講者さんも交え、積極的かつ有意義なディスカッションができたと思います。
- 結構本音で語れる人数であり自分の中で講義の中身を纏めるのに役立った
グループ発表・質疑応答が役に立った理由は?
- 脳トレ研究が、認知症のみならず、様々な分野に応用が広がっていること、また運動や栄養といった側面からの介入と合わせたアプローチについても評価が始まっていることなど、最新の研究事例について紹介いただき大変参考になりました。
- 認知症はリバーシブル、治療可能と捉えてよいとの言葉に勇気付けられました。
- 適切な脳への負荷量、適切なフィードバックの返し方について大変参考になりました。
- 実際に、確認したい点を質問でき、また懇切丁寧に説明いただけたことに感謝いたします。
- 講義の中では掴みきれていない点や理解しきれていない点が、質疑応答を通していつも解消されるので、非常に有用だと思います。
- 脳に負荷を与え続けると自動的にシャットダウンを行うため、限界を目標とする場合にオーバーフローする手前の認識が必要と感じた。
- 同じような議論をしていることがわかりホッとする反面まとめ役のリーダーシップに脱帽です
- 他のグループの興味の視点や共通する疑問点などがわかり、参考になりました。
- 個人的な疑問だけでなく、受講者全体として共有すべきと思われる質問を2つに絞る、というのは程よいストレッチであったと思います。
- 川島先生の回答が明快でよく分かりました。
- 他の業種の方の捉え方わかりよかった
- 川島先生のコメントはもちろんのこと、村田先生のフォローも大変参考になりました。
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