SAC東京2期コースⅠ第1回月例会 参加者の声
4月15日開催 SAC東京コースⅠ第1回月例会 参加者の声
4月15日、SAC東京第2期 最初の月例会が開催されました。講師は東北大学加齢医学研究所 所長 川島隆太教授。テーマは「スマートエイジング概論」
講義では、スマート・エイジングという考え方とその社会的背景、これまでの研究活動についてお話がありました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が役に立った理由は?
- スマートエイジングの定義、そして認知症に関する様々な研究について、まさに高齢者介護事業を行っている弊法人にとって、即介護サービス内容にいかせる内容でした。
- 学問的な観点からの話は、新鮮だった。単なる仮説だけでなく、データに基づいているところが今後のビジネスにおいても非常に参考になると感じた。
- これまで単純に新しいツールの活用は良いことと思っていたため、テレビやスマホと脳の活動の関係については素直に驚きだった。
- 東北大学加齢医学研究所の歴史と加齢科学研究拠点構想、スマートエイジングンと言う考え方の目指す社会の概念、目標を伺い大変感銘を受けました。超高齢社会をどのように生きるのか、ということを、人間のエイジングを積極的にとらえる観点から示された「知縁社会」というモデルはまさにこれからの社会に必要な概念であると確信します。
それをどう実現させ、継続性がある形で、経済的発展性をもたせることができるのか、また、どのように個々の高齢者の意欲を良い形で維持、生産性のある社会参加を実現できるのか、是非学びたいと強く感じこれからの講義の数々がとても楽しみになりました。 - 言葉の定義(アンチエイジング、スマートエイジング)から、改めて想いを伺うことができました。
- 大規模な脳科学に対する計測システムを保有し、疫学的な調査も大規模で論理的だし、しかもそれを実学的に社会に反映、還元させるとの意志を強く感じ、聞いていました。
- スマートエイジング研究の現状と動向について、具体的な事例も交えて分かりやすく解説いただき、今後のカレッジでの講義にも大いに期待が膨らむ内容でした。
- 授業もそうですが、東北大の紹介(理念)についても非常に共感できました。
- エイジングは理系的な要素ではなく、哲学・人文学・宗教学の要素が必要という点が非常に共感できます。
- メディアなどでもあまり聞いたことのない調査データなども聞けたのが、非常に興味深かったです。そのために、逆に質問や疑問も増えたので、今後勉強しながら学んでいきたいと思います。
- スマートエイジングの考え方には、とても共感するところがあり参加させて頂きましたが、その理想とするところのお話、世阿弥の言葉に凝縮されたエッセンスが最高でした。
- 専門的な用語や分野に偏ることなく、受講者の側に立たれたわかりやすく興味を引き付ける内容でした。
- IT業界に身を置く立場として、LINE等のスマートフォン利用による学習効果への影響は衝撃的でしたが、そのような結果の中で自分ができること、なすべきことは何か、を考えるきっかけになりました。
- 脳にフォーカスし、実験の検証結果から導かれた事実に基づいて、文系の自分にも分かりやすく説明頂けた。特に、TV・スマホのお話は、因果関係のある他の要因(勉強時間・睡眠
時間減少)というよりは、使用そのものが影響を及ぼすということで、衝撃であった。早速、我が子にフィードバックした! - 知縁社会モデルの実践について、今後の期待とともに、新しい日本社会の次代を見据えて取り組んでおられることに共感するとともに感銘を受けました。
- スマートエイジングとアンチエイジングの違い、脳からわかることとそれを示すデータなど、理解しやすい構成で、説明も判りやすかった。
- スマートエイジングの考えの理解が深まった。地縁社会モデルについては高齢者の認知訓練というようなネガティブなものではなく、地域に役立つという前向きな姿勢が高齢者にとっても社会にとっても受け入れやすく感じられた。
- 今回からこの会に参加させて頂くモチベーションが上がりました。
- この講義を通じて見出していくスマートエイジング社会への貢献を企業人として如何にしていくかを考える動機付けにふさわしい内容が凝縮されていました。
- エイジングを悪いものととらえずに、むしろ社会にとって価値のあるものに再構築するという概念に基づく一連の研究に、納得感があった。認知症の対策が喫緊の課題であるという認識は同じであるが、人たちの目指すゴールのイメージが一段深掘りされた。今後のカリキュラムで議論されると思うが、社会学や経済、心理学的な理想像と、生物学的なヒトの老化が、しっかりと融合できて、認知症対策が有効に機能できるのか、大変興味がある。
個別質疑が役に立った理由は?
- 質問形式にすることで、講義のように一方通行ではない、やり取りの中から、発見や理解が深まった。
- ぼんやりと疑問に感じていたことなどが、質問に対して的確な答えをもって回答されていた点。
- 他の方々の視点がよくわかり、かつ、回答についてもより詳しく理解が深まった。
- 異業種の方が集まることにより、思いもよらない視点、考え方に触れることができます。質疑の内容もバラエティがあり、大変参考になります。
- 質疑によって、「知縁社会」のモデルに関する理解が深まりました。
- 脳にとって習熟することが脳のリソースをなるべく使わない状態にすることという一見逆説的な考え方を知ることができた。
- さまざまな業種からの視点によって質問内容が違うのが興味深かった。
- 質問に対して的確のご回答をされていて、そのリズム感がとても心地よかったです。
- 自分が気になっていたこと(デバイスによる脳活動の違い)の質疑を聞くことができたことについて参考になりました。
- テレビやスマホの弊害について、あえて否定的な意見が個人質疑として取り上げられ、その質疑応答の内容が大変参考になった。
- 回答が明確で判りやすかった。判っていることと、判っていないことをきちんと分けて説明しておられたので理解しやすかった。
- あまり時間がない中、質問が複数あり、関心の髙さが伺えた。先生の質問に対する答えは丁寧でよかった。
- スマートフォンやテレビなどについて、受動的ではない使用方法をしたときはどうなのかなど、細かい点で自分が疑問に思っていたことの質疑がなされたため。
- 適度な質問者数で、グループトークに入るサワリとしてウオーミングアップになった。
- 川島教授のクレバーな断定的な回答が、心地よいです。
- 受講生側のその場での疑問は、先生方としては当然すでに検討されており、想定内だったと推察された。司会進行が素晴らしく、受講生側の非効率な発言も適切にさばき、短時間に密度の高い議論になった。
グループトークが役に立った理由は?
- 多様な業界の方の考え、介護視点からの考え、それぞれが脳機能について意見を直接出し合える事でより思考が広がりました。
- メンバーとの交流ということでも非常に良かったと思う。また、初対面のメンバーの間で時間を限った中でどうまとめるかという課題も良い経験だった。
- グループ内で意見交換をまずすることで、自分が気づいていないことを発見できたりするため
- 同一の問題について、異業種の方々の意見をリアルタイムに伺えて、問題に対する深堀ができ、今後の考え方の大きなヒントとなると確信しました。
- 皆様がどのようにご理解されていて、どの分野に興味があるのか、どのビジネスと関係しているのかが伺えました。
- 多岐にわたる方々とのコミュニケーションが図れましたので、今後のビジネス的な連携のきっかけにもなってくるのではないかと考えます。
- それぞれに疑問を出し合うことによってグループ内でメンバーの距離感が縮めやすかったと感じました。
- 業界の違う皆様とのディスカッションでしたので、なかなかまとまりませんしたが、刺激的で面白かったです。
- 他業種の考えが聞くことができ新鮮。ひとつのトピックにおいても興味をもつポイントや解釈の視点が職種によって違っていて、自分の見分の狭さを実感した。
- 集まった方たちの業種業界が違う中で、沸き起こる疑問の違いや共通点が刺激になりました。
- 業種、立場が全く異なる方々とのグループであったこともあり、自分とは異なる角度からの考えを聞くことができました。
- たまたまグループ内に同業界の方がいらして、質問を考える中で2社だけだとなかなか出ない製品発想が他業界の方から指摘され、参考になった。
- 異業種の参加者から様々な意見が出され、多角的な検討がなされたため、大変役に立った。
- 同じような疑問を持つ方や人文学の分野の方と意見交換ができた。
- テレビやスマフォが脳の発達を阻害するというセンセーショナルなお話があり、それを題材に、メンバーのそれぞれの立場での意見を聞くことができた。介護現場の方、食として何かできないかというように。
- この会に参加される方々のレベルがそれぞれに高いことが認識され、非常に多くの意見が出されました。
- 知識・経験の範囲が異なる方々がいろんな視点で話をするので、とても刺激になった。
グループ発表・質疑応答が役に立った理由は?
- グループによって、考え方が違いその内容を発表していただき、さらに先生の視点、ご意見を伺い、自分に足りない視点に気づくことができることはほかでは出来ないことであり、刺激になります。
- 個人個人とは別に、グループによって考え方、視点が変わるところは今後の経営においても参考になった。また、質問、回答が的を得ており、知識の深まり、定着に役に立った。
- いろいろな視点での質問があったので、ひらめきにつながりました。
- 質疑を通じて、認知症予防(治療?)の最新動向に関するお話や、身体機能による知覚と脳の活動の関係性、個人の意欲と脳の活動に関するお話など、さらに詳しく伺いたくなる情報を次々とご提供いただきました。
- 高齢者に対して、認知症は幸せか不幸か、という質問が仰る通りかと思いました。川島先生の回答も論理的で勉強になりました。
- 他グループでも、知縁社会モデルの試行等「よい質問」が出ていて参考になった。グループ内での議論の方向性をつけるファシリテーションは大切と思うので、次回以降自身もグループ・全体の興味につながるようなトークが出てくるよう気を付けたい。
- グループ内で質問事項を精査できるので、質問の精度が高くて学びが多い。
- 各テーブルでの質疑の違いがあって、その多様性が面白かったです。
- 質疑応答が参考になるかどうかは質問内容の質に負うところが大きいと思いますが、どのような質問でも明確な回答と関連する有益な情報を示していただけました。
- 質問形式にすることで、講義のように一方通行ではない、やり取りの中から、発見や理解が深まった。
- 異業種の参加者から様々な意見が取り上げられ、その質疑応答の内容が多角的に検討されたため、大変役に立った。
- 自分、自グループでは思いつかなかった質問と回答を知ることができた。
- それぞれのグループで着目点が異なり、質問というよりは独自の視点を先生にぶつけているグループもあり、積極的に討議がなされたことがうかがわれた。
- 理解を咀嚼する上で、助けになる。
- 参加者のみなさまの課題認識が共有できた。
- 同じような質問もあれば、全く考えていなかった視点の質問もあり、参考になった。
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