SAC東京第10回月例会 参加者の声

1月28日開催 SAC東京第10回月例会 参加者の声

blog1602021月28日、第10回SAC東京月例会が開催されました。参加された皆様からいただいた意見やご感想を掲載します。

今回の講義テーマは「男女共同参画による少子・高齢時代の経済・経営戦略」。東北大学大学院経済学研究科 吉田浩教授から、「日本の高齢化問題の解決は、女性が活躍できる社会を現出できるかにかかっている」とのお話がありました。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が役に立った理由は?

  • 少子高齢化と女性進出の関係性、つながりが良く理解できた。文化論では限界があるので、経済理論でのこのテーマをもっと多角的&深く学び、ビジネスに活かしたいと思った。
  • 男女共同参画社会というやや使い古されたテーマが、経済というものさしで測ることで、現在の国家的諸問題を解決するための最新の戦略論になるというのがとても斬新で興味を覚えました。
  • 日本の男女平等度が国際的に低い水準にあるというのは、意外な結果でした。そのネックとなっているのが、politicsの側面であるというのには、現状を考えるとなるほどとはなりました。
  • 巷でよく耳にする「男女共同参画」「女性の活用」について、実例および具体的な例を交えてのご講義で、大変よく理解できました。しかしながら、女性の活躍するフィールドが主にサービス業であるとの内容があったように、メーカーの事業への展開に関しては具体的なアイデアに結びつけることがやや難しく感じました。
  • 高齢化の問題を「女性の問題」という(個人的には大変新鮮な)アプローチから、エビデンスに基づいた説明をしていただいたことは大変参考になりました。
  • 高齢社会の種々の問題が女性の活躍により解決へ向かうという理論を初めて伺い、非常に興味深かったです。
  • 検証が必要とはいえ、ダイバーシティに関する取り組みが少子高齢化対策につながり、ひいては事業収益を向上させるという視点は、大変参考になった。
  • 女性の従業員比率と利益率のグラフが大変興味深かった。自社も利益率を上げることを最大の目標としているため、女性比率(単に従業員数というのではなく、本来の意味での男女平等。意思決定の場に女性を増やすなど)を上げることが有効な施策になるのかもしれないと感じた。
  • 日本での結婚の唯一の利点が出産にあり、それが足枷になるのであれば結婚しないという価値観が出てきている事実は、周囲や業務を眺めていて腹に落ちる部分でした。

グループトークが役に立った理由は?

  • 他の企業の皆様の取り組みを聞くことで、自社の取り組みの甘さ、課題を認識できたため。
  • 働く女性のバックアップ体制について、普段他企業の体制を聞くことなはなかったが、自社だけでなく他社と比較することで、good pointや改善点について考えることができた。
  • 各企業での現状を聞くことができ、その上で時間がかかる問題も多くあることを再認識できた。
  • 制度として整備されても、実態としてどの程度実施されているかについては、企業によっても業界によっても非常にばらつきがあることがよく理解できました。まさに北風ではなく太陽の発想が必要なのだと実感しました。
  • 実際に子育てと仕事を両立しているママたちから、日常生活における具体的な困りごとや、各社における男女共同参画への取り組みを伺えて、大変参考になりました。
  • 他社での人材活用の工夫、苦労、成功例を伺い、大変勉強になりました。
  • 各社ごとに、現在の男女構成比や意識・課題の違いを知ることが出来、参考になりました。
  • 他社の女性活用事例・メリットデメリットが聞けて、気づきがあった。
  • 他社では男性の育児休暇取得を奨励しているとのことであったが、働く女性(母親)から、育児休暇中よりも会社復帰後に夫のフォローが必要という意見が出た。育児中の男性従業員が、子供の病気等に対応しやすい制度の導入や、それを理解する職場の雰囲気づくりが重要であると感じた。

質疑応答が役に立った理由は?

  • 「女性の社会進出について」という議論がそもそも古い、という意見があったが、残念ながらその現状を認めた上で何ができるか、ということを建設的に議論できたと感じた。ただ、やや女性よりの意見が目立つと感じた。
  • 女性にとって出世昇進がモチベーションになりにくい現実があることが議論されましたが、女性は出世昇進のインセンティブが名誉や賃金という指標ではプラスだが、幸福度という指標ではマイナスに働く可能性があることを直感的に感じているのではという考えに至り、大変面白かったです。
  • 女性比率と利益率の関係性のグラフは大変興味深かったですが、読み解き方によっていろいろな解釈ができるというところもわかり、参考になりました。
  • 全体の懸念事項の整理ができた。
  • 質疑応答から参考になった意見があった。
  • 参加企業(の女性)の間でも、「女性の進出」(の現状)に関して様々な見方があるという議論そのものが大変興味深く感じました。
  • ユーモアあふれながら、大変分かりやすい質疑回答でした。
  • 異業種の方のさまざまな意見が聞けて参考になった。
  • 他社での女性活躍、モチベーションUPの工夫や、業種により女性の立場が異なる等の発見がありました。
  • 「男女共同参画は題材としてもう古い」という意見が出たが、真の意味での「男女共同」には日本はまだまだ不十分と感じている。働く女性は確かに増えたが、女性管理職の割合は諸外国と比べて非常に低く、解決すべき課題は大いにあると感じている。
  • いつものことですが、多様性の観点で大変参考になります。

 

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