認知症の超早期予防へ 研究センター創立/シルバー産業新聞に掲載
シルバー産業新聞 4月10日号
シルバー産業新聞に「スマート・エイジング学際重点研究センター」創設の記事が掲載されました。
シルバー産業新聞記事より抜粋
東北大学は4月1日、認知症にならないための「一次予防」と、30~40代など早い段階から対応する「超早期二次予防」の確立を目指す。センター長には同大学の川島隆太教授が就任した。
同センターでは▽生体防御システム▽生体予測医学▽認知脳機能▽人間福祉工学▽加齢経済社会学――の5つのテーマで研究を行う。
川島教授は3月28日の記者説明会で、「東北大は最先端の脳科学研究を行う加齢医学研究所をはじめ、医工学研究科や経済学研究科など、実績を持つ数多くの学科が集まった総合大学。認知症に対し、さまざまな分野から集積した知を活かしていく」と展望を語った。
研究の成果は、同大学が2015年から運営する企業向け事業支援カレッジ「東北大学スマート・エイジング・カレッジ東京」と連携し、新サービスや商品開発などに生かす。参加企業からは「最新の情報を得られるだけでなく、新たな視点を持った人材育成にもつながっている」と好評だという。
同カレッジの講師も務める同大学村田裕之特任教授は、「センター設立によってますます研究が進み、新たなビジネスチャンスも生まれてくるだろう。産学連携で認知症ゼロ社会を実現したい」と強調した。17年度は52社が参加予定。
タグ:スマート・エイジング, スマート・エイジング学際重点研究センター, 東北大学, 認知症, 超高齢社会
あわせて読みたい関連記事
- 異業種企業52社と認知症対策で連携/ヘルスケア&ファイナンスに掲載
- 東北大学と異業種52社、認知症ゼロ社会実現へタッグ
- 「スマート・エイジング学際重点研究センター」に期待
- 東北大学高齢経済社会研究センター発足
- 認知症ゼロ目標に研究 川島隆太氏/日本経済新聞に掲載