SAカレッジ22年度 コースⅡ 第8回月例会質疑セッション 参加者の声
本橋 ほづみ 教授「酸化ストレス防御と健康」
2022年11月16日、SAカレッジ22年度コースⅡ第8回月例会 質疑セッションが開催されました。講師は、加齢医学研究所 副所長・加齢制御研究部門遺伝子発現制御分野・スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長 本橋ほづみ(もとはしほづみ)教授。講義テーマは「酸化ストレス防御と健康」でした。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
質疑セッションが参考になった理由は?
- 講義では触れられていなかった詳細(KEAP1-NRF2系のバランスが重要等)を聞くことができた。
- 参加者全員の質問に真摯にお答えいただいた上、最新の研究結果についても説明していただけたため。
- 時間の関係で講義中概要しか述べられなかった部分をご参加の皆さんの質問で掘り下げて知ることが出来た。
- NRF2の機能が常時はたらくことのデメリットなど、新たな情報を得られた。
- NRF2活性化オンオフの必要性など含めて、サプリ摂取での可能性など興味深いお話をお聞かせ頂けました。
- 弊社ではシニア向けのSNSサービスを運営しておりますが、シニアにとって健康関連はシニアにとって重要なトピックとなりますので、今回ご講義いただいたような、健康にかかわる話題をいただくことで、将来的には弊社サービスにもうまく生かしていくことができると考えております。
- 他の方の質疑応答の中でお話ししていただいたことが大変参考となりました。NRF2の働きについて、「NRF2タンパク質は弱い酸化剤として働き、それによって転写が促進される下流のタンパク質によって、抗酸化機能が発揮される」、「NRF2活性の過剰様態は生命にとって不利であり、必要なときに応答することが重要」などとお聞きしたことで、NRF2の概念的な部分の理解が一段と深まりました。また、GPX4活性による過酸化脂質の蓄積抑制、硫黄代謝、末梢組織における酸素の確保の重要性など、最新の情報を交えて先生が着目されている最新のキーワードを得られたことも、質疑セッションに参加したことによる大きな収穫だと思っています。
- NRF2についての理解がより深まった。体内の酸素濃度が低いということを教えていただきましたが、脂質等の酸化は低酸素濃度で起こるのでしょうか。
- in vitro系のことなど聞きたかったことをいろいろと聞けました。
- 専門外の内容でしたが、新しい知識として、また興味ある内容であったため。
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タグ:NRF2, コロナ対策, スマート・エイジング, 本橋ほづみ, 酸化ストレス
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