SAカレッジ22年度 コースⅢ 第1回月例会質疑セッション 参加者の声

押谷 仁 教授「感染症共生社会と学際研究の重要性」

2022年4月19日、SAカレッジ22年度コースⅢ第1回月例会が開催されました。
講師は、医学系研究科 国際交流支援室室長、感染症共生システムデザイン学際研究重点拠点長 押谷 仁(おしたに ひとし)教授。講義テーマは「感染症共生社会と学際研究の重要性」でした。

国の新型インフルエンザ等対策有識者会議新型コロナウイルス感染症対策分科会の構成員等も務めている押谷教授との質疑セッションは、現場の生の声を聞くことで、参加者の皆さんは非常に勉強になったご様子でした。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

質疑セッションが参考になった理由は?

  • 衣類や日用品の商品企画業務をしています。その中で、生活者の消費生活のマインドや生活環境がどのように変化していくか、日々気にかけています。コロナ禍が与える影響は大きく、この先にどのような生活がスタンダードになるのか、興味を持ってお話をうかがいました。自分も含めて多くの生活者は、いつか元の生活に戻ることを期待しつつ待っていると思います。しかし先生のお話から、2019年以前の環境に戻ることはなく「感染症との共生社会」とならなくてはならない、そのための柔軟な発想が必要であることを改めて認識しました。若い世代は過去のよき記憶がまだ浅く、旧世代よりも環境順応が速いので、この世代からその新しい価値観が定着していくのでは?と新しい世界を想像しました。この大きな意識の潮流に乗り遅れず、新しい生活者のマインドをとらえた商品企画をしなければならないと感じました。
  • 新型コロナウイルスに対する新しい情報を得ることができたため
  • SARS-CoV-2感染症(COVID-19)を含めた新興感染症に対する社会としての対応策などを科学的データに基いてご説明いただき、考えるきっかけとなったため。
  • 講義をしていただきましてありがとうございました。今までの情報はテレビのニュースといったマスコミを通して得たものだったのですが、今回の講義で、COVID-19の性質・特徴や日本のコロナ対策について専門家の方から直接、知ることが出来、とても勉強になりました。特に、日本国内での伝播パターンについて詳しくお話を聞くことが出来、どのようにして広がっていったかを理解することができました。
  • 新型コロナウィルスに関する認識が、自分も含め周りは先生の認識よりも甘くなっているように感じたため。勉強になりました。
  • Covid19がどうやってパンデミックになったのか、経過を説明頂けて理解できた。
  • COVID19に関し、(インフルエンザ同様)社会に定着して行くという見通しは、残念に感じるものの、これを前提とした行動・対策を考える貴重な情報でした。また、グループ介護事業のCOVID19担当メンバーにも参加してもらい、東北大学SACを共有することができた。不明点が多いと思いますが、COVID19の致死率や重症化率が、さらに一段と低下して行くことを祈ります。
  • 新興感染症の歴史や歴史的背景との兼ね合い、文明の進化において感染症のリスクも増大しているという点からもこの感染拡大は起こるべくして起きているのだと理解できました。だからこそ「感染症共生社会」であるべきだと思いました。目の前の医療も大切ですが、人が生活していく中での「公衆衛生学」の視点での知見をもっとしり、生活の中にどう生かしていくかを考えていきたいと思いました。仕事柄高齢者施設での感染予防、対応をしておりますが。施設内数名の発症で「すぐ検査する」という体制から抜け出せない現場もあります。そして「検査する」⇒「陰性」⇒「安心」⇒「感染予防が薄れる」という現状です。学ばせていただき仕事に活かします。
  • SARS-CoV-2をめぐる行政や各国の対策など報道では知りえない情報をいただき、未曽有の感染症に対する社会課題が理解できました。
  • このウイルスがまだ油断できないこと、中国での感染拡大可能性が高いことなど、参考になった。
  • COVID-19に対する正しい知識を客観的なデータや事実と共に学ぶことができたため。また、SARSなどでも活躍された先生だからこそ、COVID-19の恐ろしさをその他の疾患とも比較しながらご説明頂いて、説得力のある講義だった。
  • 感染症の歴史と共に今後もコロナ状況がまだまだ続くこと、withコロナとしての共生という重要性を勉強させて頂きました。尚、感染症に強い社会という部分=共生については『もっと慎重に』という先生のご意見、その上で経済とのバランスを鑑み、最終的には政府が判断、どこまでを許容するか、ここについては引続き国としても議論していくのだろうと思いますが、その分影響を受ける世の中があって、本当に難しい問題であるということを改めて考えさせられました。
  • 非常にタイムリーな議題であり、これまでの対応の経緯や現在の状況について、報道では知ることができないような情報を知ることでき有益でした。
  • COVID-19の脅威を数値だけでなく、先生のお考え含めて示していただけたこと。改めて、過去にない脅威を経験していることを感じました。
  • 感染症の歴史からcovid19の特徴まで体系的に学べた事は大変参考になりました。今後の感染症対策の準備にも役立てたいと存じます。
  • パンデミックが起こってから現在までの世界の状況変化などCOVID-19の正しい知識、インフルエンザとの違いを分かりやすく説明いただきありがとうございました。
  • ウイルスと共生できる社会を作り上げるためには、全世界が同じ方向で対策する必要性があるという先生のお言葉に共感しました。
  • コロナの現状がわかり、勉強になりました。有難うございます。
  • 介護事業所運営会社でCOVIDを含む感染管理を担当している看護師です。様々なデータを基に、現状や今後についてなど貴重なお話を拝聴することができ、学ぶことが多くありました。職員の中には、COVIDをインフルエンザと同様と考えている人も多く、会社として、注意が必要な感染症とどのように共生していくかが課題になりますが、先生の講義の中にはその答えやヒントが多くありましたので、今後の対応に反映させていきたいと考えております。
    ありがとうございました。
  • ウイルスと人類の戦いの歴史をわかりやすく説明して頂き、漠然とサーズ、エボラなどと考えていたのが、時系列に整理ができ、理解が深まったところが大きいです。新型コロナウイルスはまだまだ分からない所が多いという事実が判明し、少しだけ不安な気持ちになりましたが、個人的に日本政府がどのように舵を取るか期待感をもって静観したいと思います。自分としては感染症の基本を日々徹底し、新薬の登場を待ちたいと思います。
  • 身近なCovid-19の話が中心で、専門的なお話も理解し易かったです。
  • 日本の状況を、世界各国の状況と比較して知る事ができた為。
  • COVID-19についての理解が深まった。
  • 最新の状況がわかった

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