SAカレッジ21年度 コースⅡ 第12回月例会 参加者の声
薮上 信 教授「磁気工学と高周波技術のヘルスケアサービスへの応用」
2022年3月9日、SAカレッジ21年度コースⅡ第12回月例会開催されました。講師は、医工学研究科、生体電磁エネルギー医工学分野 薮上 信(やぶかみ しん)教授。講義テーマは「磁気工学と高周波技術のヘルスケアサービスへの応用」でした。
薮上先生は高周波電磁材料の性能評価装置の開発に成功し、自らその事業化にも取り組まれています。さらに、それらの磁気計測で培った技術を細菌やウイルスを検出する新しいバイオ計測へ展開すべく研究開発に取り組まれています。
新しい磁性材料である磁性ナノ粒子とバクテリア・ウイルス等の微生物を簡易・手軽に評価し、その場でリアルタイムに評価できるIoT技術による微生物磁気センサを開発し、人が集まるさまざまな場所やヘルスケアの現場で微生物検査の低コスト化、迅速化を実現すべく実証試験を進めています。
講義は、磁気や高周波技術を用いた計測・評価の専門家である先生による磁気についての一般的な話からはじまり、磁気センシング技術による医療への応用など最先端技術について解説いただき、大変貴重な機会となりました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- 磁気工学の基礎理論は非常に難解で理解するのが難しかったですが、磁気センサの技術が健康領域において可能性の高いビジネスになりうるということはよく理解できました。データのやり取りで計測ができるというのは、大きいと思いました。
- 非接触で測定できるセンサという点は弊社の研究でも求められることがあり、その点で興味を持ちました。
- 自社の事業分野には直結していないと感じました。ただ、大量に発生するデータの活用は個人的に興味を持ちました。質問もさせて頂きましたが、5年後、10年後の研究計画(ロードマップ)が整理された時点で、お話等伺う機会があればいいなとも思いました。
- センシング技術の整理をしたいと考えていたため
- 磁気センサーの可能性について理解できた
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タグ:IoT, 医工学, 新型コロナウイルス対策, 磁性ナノ粒子, 薮上信
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