SAC東京6期コースⅠ第7回月例会 参加者の声

10月14日、SAC東京コースⅠ第7回月例会 参加者の声

10月14日、SAC東京6期 第7回月例会開催されました。

講師は、加齢医学研究所 生体防御学分野スマート・エイジング学際重点研究センター 生体防御システム研究部門長の小笠原 康悦教授。講義テーマは「免疫機能を活用した健康支援事業の創出」でした。

新型コロナウイルスの蔓延で免疫に注目が集まっています。免疫には、自然免疫と獲得(適応)免疫があり、それぞれ担当する細胞が異なっています。

免疫を利用した事業で有名なのは抗体医薬ですが、新型コロナウイルス感染症の流行で、抗体検査や抗原検査、ワクチンなど、免疫を応用した診断・予防事業に注目が集まっています。

今講義では、抗体やT細胞受容体の仕組みをもとに開発した免疫受容体解析法をご紹介していただき、これまでにない健康支援サービスの可能性についてお話しいただきました。旬のテーマである免疫に対する、正しい理解と健康サービスへの応用に興味のある方は必聴の講義となりました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 病歴やウィルスの抗体がひとつの検査でわかるのは大変興味深く、解析のスピードやコストの改善がなされ、健康診断などで実用化されると検査の質も向上するのでとても有用だと感じた。
  • コストの問題はありますが、これまでの遺伝子と生活習慣に加えて、今回学んだ免疫も健康管理の大きな要因となり、これまで以上に高精度なリスク予測が可能になるでしょうし、行動変容のきっかけとして非常に大きな役割を果たすことになるのではと考えると、とても参考になる講義でした。それと、最後にお話いただいた、免疫は上がらない、活性化するもの、という話も興味深かったです。
  • 画期的な研究内容で、大変刺激を受けました。
  • TCRのレパトア解析について、概要と利用可能性のある分野を説明頂き勉強になった。
  • TCR/BCRレパートリー解析の存在を初めて知り、この技術が早く普及してほしいと思いました。
  • 最新の免疫受容体解析をどのように健康に生かすのかという取組を知ることが出来ました。
  • 免疫受容体の解析を切り口とした健康モニタリングの手法や免疫パスポート、NK細胞活性維持プログラムなど新たなビジネスモデルを丁寧に解説いただき大変勉強になりました。テーラーメイド医療という言葉を最近耳にする機会が増えていますが、免疫受容体解析技術の実用化で、さらに現実味を帯びてくると感じました。将来的な疾患のリスクを予測するには、ゲノム情報やその他臨床データから総合的な判定が重要であることも理解でき、同時に健康マーカーのスクリーニングも急務であると感じました。超高齢化を迎え、深刻な財政難の下、医療費削減や診療報酬の見直しなど課題が山積ですが、今回のような新技術が疾病予防につながり、国民の健康増進につながることを期待しています。
  • 海外芸能人のニュースでゲノムによる癌発生予測⇒事前手術の話は聞いたことがあった,免疫受容体をインプットに寿命分析や病歴(今感染や発症しているかの検知も含めて)の可能性が知れたことと、ウィルス特性(ヒトゲノムに似ている/異質)によって抗体やワクチンの生成難易度が変わるといった事実を知れたこと。最終的な判断/医療行為には医師が必要だと思いますが、簡易診断など素人でも診断ができる未来がそう遠くないと感じられたこと、これはスゴイことだ
  • 免疫受容体解析は過去から現在までの健康状態を測ることができ、健康モニタリング事業として拡大できるとこを理解できた。
  • 将来性を非常に感じ、勉強になりました。
  • 研究内容を活用したものの良さを一般顧客に直接訴求することは、その専門性とコストから難易度が高く、専門性の高い法人や病院などでの活用により、間接的に一般顧客に役立てるほうが向いているように私は感じました。
  • ゲノムと聞くだけで難しそうなイメージでしたが、小笠原先生が、わかりやすく、丁寧に説明してくださったので、理解がとても深まると同時に、関心が高まりました。有難うございます。
  • これまで免疫システムについて体系的に学ぶ機会がなく、基礎的なところから理解をできたので大変ありがたかったです。更に、健康状態のチェックへの応用ができると分かり、商業的にも非常に相性の良い研究であることを知ることができました。こと生命保険においてはチェックの精度や迅速さ、手軽さ、費用の安さなど様々なハードルがあるため即活用は難しいかもしれませんが、注目するべき分野として社内にも展開したいと考えております。
  • 免疫機能や細胞の特徴など、基本的な知識を知ることができた点がとてもよかったです。
  • 今回ご紹介のあった血液採取で容易にモニターリングができる「免疫受容体解析」についても、早く実現できればよいと思いました。どなたかが指摘されていたように人間ドックの代替として普及するレベルになれば理想的だと思いました。
  • 自分自身、バリウムが苦手で、血液採取で検査可能になりほんとうに助かっていることもあります。
  • グループ討議の場でも意見があがっていましたが、健康軸のモニタリングは、いかに行動変容につながることを証明し、普及を加速させていくことだと思います。弊社としても意識して取り組みたいテーマです。
  • 免疫に関する知識がなく,初めてお聞きする知見ばかりで,興味深かったです。
  • 新型コロナウイルス感染症が騒がれている中で、免疫の仕組みや抗体の仕組みを理解することができたから。
  • 弊社のビジネスに直接的には繋がりにくい分野でしたが、最新の研究成果や将来的な展望などを伺えて知見が広がり、また参考になりました。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 疑問に思っていたことやパート毎の整理を質問を通してしていただくことにより、理解が深まった。
  • 自分には分からない難しい言葉が出てくるとなかなか集中して聞けなくなるものですが、アイスブレイクで確認してくれるだろうと思うと、そこで立ち止まらずに講義を聞けるのでありがたいです。
  • 自分が理解しきれていなかったポイントを出していただき、理解が深まりました。
  • 難しい部分を質問していただき理解が深まった。
  • 難しい内容でしたが、理解を深めるための質問をしてくださったので有用でした。
  • 村田先生による総括のおかげで、講義内容を俯瞰的に眺めることができ、今回のような難しい講義内容でも頭の中が整理できて大変助かっています。今後ともよろしくお願いいたします。
  • 1発目の村田先生の質問、T細胞の図からゲノムとの関係性などいきなり分からなかった部分の概要が掴めたので、それ以降の話が理解しやすかった。とは言え、全体的に難しい内容でしたけど笑
  • 免疫分析と言うことで専門性があるところを補足して頂き、理解することができました。
  • 今回の内容は専門性が高かったため、用語等をネット検索しつつ、講義を受講していました。そのため、理解しやすい言い方に変換いただいたアイスブレイクは、大変有用だと感じました。
  • 今回は、特に、村田先生のアイスブレイクがないと、理解がふかまらなかったのではないかと思いました。
  • 専門用語になじめない部分もあるなか、「何が分からないか分からない」部分をクリアにしていただきとても理解が進みました。
  • 難しいお話だったのですが、整理していただいて理解度が深まった。
  • 村田先生のアイスブレークのおかけで、むずかしい知識をかみくだくことができました。村田先生のアイスブレークは、いつもほんとうに素晴らしいと感じています。
  • 基礎知識がない状態だったので,自然免疫や獲得免疫という概念から確認していただけて助かりました。
  • 理解のあいまいであった箇所を説明いただき、その後の講義の理解が深まりました。
  • 疑問が解消できた

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • グループ別に様々な視点から質問があり、大変参考になり、理解が進んだ。
  • グループ別質疑がテンポよく進むので、色々な質問が聞けるのは参考になります。同じようなことを考えた、そういう視点もあるか、など、オンラインですが、同じ講義に参加していると一番感じる場面です。
  • 様々な視点の質問が出て、理解が深まりました。
  • シニアビジネスを考えている方の視点で知りたいことや気にしていることを知ることができた。
  • 色々な観点で技術を見ることが出来た。
  • 自分では思いつかない観点の質問が多く、理解を深められました。
  • 介護、保険、化学、ITなどバラエティーに富んだ業種の方との交流はとても刺激になりました。今回の講義をそれぞれの分野でどのようにビジネスに生かして行くかを目的に、質問の内容も充実していたと感じます
  • 情報交換の時間がとれるようになりメンバー間で共有できた点
  • お一人、欠席で、4人でしたので、かなり、じっくり話し合いが出来てよかったです。
  • 他社における着眼点を知ることができ新鮮でした。
  • 時間が伸びた分、雑談も含めて、距離感が近くなった。
  • 進行の方が、非常に意見交換や意見のとりまとめに尽力してくださいました。
  • 免疫に関する事業化における新たな視点を得られたため。
  • 仕事やバックグラウンドの異なる人と議論ができて考えの視野が広がりました。
  • 自分では気づかなかった疑問点などもたくさん出てきて、理解を深められました。

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