歯科金属アレルギーにおけるアレルギー抗原の発現機構を解明

SAカレッジにもご登壇の小笠原教授によるプレスリリースが発表されています。
(以下抜粋)

金銀パラジウム合金は保険診療での歯科金属材料として、歯科治療で広く用いられています。銀歯の治療は、患者のQOLの向上に大きく貢献している一方で、歯科金属アレルギーの増加が問題でした。歯科金属アレルギーは、パラジウムが一因であるとされてきましたが、パラジウムは材料学的に安定な貴金属で、なぜ病気の原因となるのか不明でした。

東北大学加齢医学研究所 生体防御学分野 伊藤甲雄助教らは、札幌医科大学大学院医学研究科 病理学講座、東北大学大学院薬学研究科 生活習慣病治療薬学分野と共同で、パラジウムによるMHCの一過性の細胞内在化を発見し、それに伴う抗原ペプチドの置換により、アレルギー抗原が発現して病原性T細胞の活性化がおこり、金属アレルギーが発症することを明らかにしました。

これまで金属アレルギーの治療は、その原因が不明だったため、原因金属の置換や抗炎症薬投与などの対症療法にとどまっています。本研究成果をもとに、金属アレルギーの新しい治療法の開発が期待されます。

本研究は2021年12月23日にFrontier in Immunologyに掲載されました。

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※次回SAカレッジへの小笠原教授のご登壇は3月9日コースⅠ第12回月例会になります。

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