「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」が開始
6月20日 日本マイクロソフト株式会社
SAC東京参加企業の日本マイクロソフト株式会社は、富山市において、マイクロソフトのクラウドやデバイスのテクノロジーを活用した「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」を2016年6月26日(日)より開始することを発表しました。
本プロジェクトは「高齢者の健康増進」「街の中心市街地活性化」を目指し、マイクロソフト社の最先端技術を楽しく活用しています。
日本マイクロソフト株式会社プレスリリース抜粋
「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」は、富山大学歩行圏コミュニティ研究会(通称:ホコケン)が中心となり、三協立山、富山市、市民が協働で実施してきた「歩いて暮らしたくなるまち(歩行圏コミュニティ)づくり」の研究プロジェクトに、マイクロソフトのテクノロジーが加わり、クラウド時代における最先端のテクノロジーを活用した取り組みです。
コンパクトシティを標榜する富山県富山市は、市民の健康増進と市街地活性化に注力しており、2015年2月にロックフェラー財団の持続的な街作りに取り組む「100のレジリエント・シティ」にも、日本の都市として初めて選出されています。
富山大学歩行圏コミュニティ研究会は、元気な高齢者はもちろん、足腰が弱くなった高齢者も積極的に街に出て、生き生きと交流を楽しむことができる魅力あるコミュニティの実現を目指して7年間活動をしてきました。使いやすく安全でおしゃれな歩行補助車「まちなかカート」を開発し、市街地や市役所などに設置してきました。
この度、この取り組みとマイクロソフトのテクノロジーを連携させ、まちなかカートにマイクロソフトのタブレット「Surface」を設置して、高齢者がまちなかを移動すると、クラウド(Microsoft Azure)とも連携して Surface で様々な情報(歩行距離、歩行時間、店舗情報など)が確認できるシステム「ホコケンIoTシステム」を開発しました。
「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」はこのシステムを活用し、2016年6月26日(日)から1年間、富山市在住の高齢者の歩くことによる健康維持と健康寿命の延伸を目指します。
6月26日に、プロジェクトイベント第1弾として、「ホコケンIoTシステム」の実装に向けた現地ワークショップ「タブレット付きまちなかカートを使ってまちなかゆる歩き!!」を開催します。Surface 付きクラウドまちなかカート、クラウド(Azure)と連携した「ホコケンIoTシステム」を活用して、ホコケンメンバーである富山市に居住する65歳以上の高齢者と、富山大学の教職員・学生、三協立山職員、富山市職員が、富山市内の商店街を楽しみながら歩き、「ホコケンIoTシステム」の使い勝手や今後の地域実装に向けた方策を検討します。
本プロジェクト詳細は日本マイクロソフト社プレスリリースをご覧ください。
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