SAC東京6期コースⅠ第12回月例会 参加者の声

3月10日、SAC東京コースⅠ第12回月例会 参加者の声

3月10日、SAC東京6期 第12回月例会開催されました。講師は東北大学ナレッジキャスト 小林 悦子(こばやし えつこ) ファシリテーター。講義テーマは「なぜ、今「看取り介護」なのか?―死の看取りから生ききる援助へ―」でした。

世界に誇る長寿を手に入れた日本ですが、多くの国民が高齢者の人生の終え方に戸惑っています。
最近の厚労省調査でも、高齢者の7割が自宅や介護施設での人生の最期を希望していますが、およそ7割の方が病院で最期を迎えています。この課題を医療・介護業界とともに解決することが社会の役割ではないでしょうか。

介護保険は「看取り介護」の仕組みを支えてきました。それは死ぬ時の対応だけではなく、人生の最終章を生ききる時間を対象としています。

今回は、介護保険施設である特別養護老人ホームの活動を中心に、高齢者が人生の最期を生ききるための「看取り介護」をご紹介いただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 特別養護老人ホームの経営で重要な看取りについて、貴重な事例を踏まえてご説明くださり大変勉強になりました。現行の国内の医療介護を取り巻く法や状況下では、万全の準備をした上で、ご利用者ご本人そしてサポートする家族そして介護従事者の決意とある程度の覚悟もまだまだ必要だと考えさせられました。また、支援するスタッフの支援時間の問題についても介護事業経営者として考えさせられました。有難う御座いました。
  • 「死」への向き合い方は人それぞれだと思っていますが、実は死期が近いとき、思うことは皆同じだということがよくわかりました。自分が人にしてほしいことを人にして差し上げることが、介護の皆様の根底にあるのだと思いました。だからこそ、今の内に自分の老後はどうしてほしいのか?どのような死に方を選択するのか?目を背けず少しづつ考えていかねばならなと思いました。
  • 看取り介護について具体的な取り組み内容や経験などから、その必要性や課題を知り、民間企業の参入の可能性を大きいことを知ることができた
  • 恥ずかしながら、「看取り介護」ということ自体も初耳でした。超高齢社会で、医療体制の逼迫と需要の増加。民間企業が如何にビジネスに参入して介護施設の負担を減らせるか、難しい課題ですが今後必須になると感じました。
  • 「看取り介護」という言葉に初めて触れ、その目的、意義を伺うことができたことが大きな収穫だと思う。当社ではこの受講日前日に社員向け「介護セミナー」を実施し、介護のイロハを学んだところであった。イロハを学んだあとに、「看取り介護」というあまり世間では知られていない、選択肢があることも学ぶことができ、順番的にもよかったし、理解が深まった。是非、いずれ当社で「看取り介護」についての講演会を開催できたらと感じた。
  • 自分が介護事業担当であるので、看取りに関して、今後に生かせる内容であった。また、様々な職種の参加者の視点を知ることができたので、これからの事業展開に役立てたい。
  • 日本の介護問題について、介護される側の想い、介護する側の現状、社会としての問題点、の一部を垣間見ることが出来た。介護保険を使った介護だけでなく、自費によるビジネスが成立し得る事が理解できた。
  • 自分でも必要な取り組みだし、まだまだ不足していると思うため大変興味深かったです。
  • 自身の親もこれから70を超えてきて看取り介護の問題などに直面することが考えられるので
  • 看取りの現場を具体的にイメージしたことがなかったが、そのイメージや現場の方ならではの考えなどを伺い、その大切さや課題などを考える貴重な機会をいただいたため。
  • 普段馴染みのない見取り介護の現状を学ぶことができ大変勉強になりました。青山さんのケースは介護施設と家族が協力し、理想的な形で看取りができたwin-winの好事例だと思います。このようなケースはまだ非常に少ないのではないかと感じました。特養の現状を積極的に発信し、一人ひとりが自分事に捉える意識づけが大切だと思います。若いうちから自身の健康に関心を持ち、健康寿命を延ばす取り組みが、人手不足や介護費用などのさまざまな負担を軽くする近道になると感じました。
  • 看取り介護とはどういうものか現場の実体験談でよく理解できた
  • 看取り介護には家族の同意が必要であることとやその状況を理解をことが重要であること。
  • 看取り介護の現状と、企業に求めることについて知ることができた。当社単体でできそうなことは思いつかないが、他の企業との協業であれば何かチャンスが生まれるかもしれない、ということに気づくことができた。
  • 介護保険制度が現場でどう使われているのか、非常に具体的にわかり、文字面だけでは理解できなかった背景をしっかりと頭に刻むことができました。また、介護保険制度ゆえに他業種による参入障壁が非常に高いと感じている領域ですが、中の人の立場から「ぜひ参入してもらいたい」というスタンスをお聞きでき、検討の背中を押していただいた気持ちです。
  • 介護業界で働いていますので、非常に身近に感じるテーマでした。死のそばに居ながら、日常生活を営む”生ききる”大切さを改めて考えることが出来ました。介護施設のなかですべてを完結させず、家族はもちろんのこと、地域、近所、ビジネスパートナー、民間企業をまきこんで、コロナと付き合いながらでも介護を考えていくことが介護現場、国、利用者の三方からのニーズが、高いと感じました。
  • 介護施設の生々しく切実な実情がよくわかりました。制度的な問題、構造的な問題など様々な要因が絡んで現状があるのですね。
  • 昨年、受講した時よりも、資料がバージョンアップされていて、勉強になりました。
  • 看取り介護について全く知識がなかったので大変参考になった。
  • 看取りについては殆ど知らなかったため。現場の様子も写真付きで分かりやすく,感銘を受けました。
  • 介護事業のあるべき方向性と課題について、現場感と共に理解できたため

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 深く掘り下げて下さり、講義内容をより理解する事ができました
  • 講義の内容が整理できたので。
  • いつも、理解を深めることができる
  • そもそもの国の課題(コスト・キャパの逼迫)などを踏まえて、わかりやすくまとめてくださるので理解が深まった。
  • 当日初めて「看取り介護」という言葉を聞いた私たちとは違って知見のある方からの質問は、切り口が違って興味深かった。
  • 講義をより理解しやすくなった。
  • 受講者側の理解が深まるやり取りをして頂けた。
  • いつもながら聞きたい点を判りやすく聞いていただきました。
  • 一方的に聞くよりはアイスブレイクで質疑応答の形式があったほうがメリハリがあって良いと思います。
  • 大切でありながらも難しいテーマをわかりやすい切り口で質問・回答いただいたため。
  • 総括で講義内容のポイントをまとめていいただき、理解が深まりました。
  • 頭の休息になる
  • 理解を深める助けになった。
  • 「看取り」に対応している施設の数え方が今は曖昧であることなど、背景となる数値などを通して課題が深く理解できました。
  • 具体的な事例が中心の話でしたので、抽象化するアイスブレイクは有用だった。
  • 毎回のことですが、村田先生は専門的で難しい内容を噛み砕いて整理していただけるので、とても理解の助けになります。
  • 村田先生の質問がわかりやすかったです。
  • まとめた形で質問して頂くのは参考になりありがたいです。
  • 看取り介護に関する基礎知識を聞いていただいたため。
  • 毎回、村田先生のご質問が参考になります。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 医療・介護保険制度が業界外の方々にとって、いかに分かりにくく複雑化について改めて気づかされました。今後の介護サービス事業に大変参考となる意見交換でした。
  • 特養の課題から保険ビジネスへのヒントを得ることができたため
  • グループに介護業界の方がいらっしゃり、トークの中で現場のことを教えてくださった。
  • さまざまな分野の方がいらっしゃり、会話が弾みました。お一人、介護事業に詳しい方がいらっしゃり、海外での介護事情なども教えてくださり興味深かったです。あらかじめ決められていたファシリテーターの方も、メンバーがまんべんなく発言ができるよう配慮してくださり、終始、良い雰囲気でグループトークをすすめていただきました。
  • 様々な職種の方から意見を聞かせて頂けて、とても良かった。私は、介護事業の担当をしているので、関わったことのない職種の意見は、驚きが多くありました。介護業界のICTに関して、意外に世の中は動いていない。そこには新しいビジネスが展開できることをこのグループワークで知ることができた。
  • 様々なバックグラウンドを持った方の視点を理解出来た。
  • 良い質問が多く出ていたと思います。
  • グループでのディスカッションが一番刺激を受けるような気がします。異業種の状況や課題などを聞けるのも良いです
  • 非常に大切なテーマについてほかの方の意見を伺うことができ有用でしたが、ビジネスの観点にはなかなか繋げられませんでした。
  • 介護ビジネスへの参入には、どのようなリスクがあり、収益がどのようになるか、なかなか見えにくいという意見がありました。確かに未知のl領域ではありますが、今後の超高齢社会を迎えるにあたり、さけては通れないサービスであることは変わりありません。どのようなビジネスが成り立つのか考えるきっかけとなりました。
  • グループ内に介護施設運営に携わる方がいらっしゃったので、質問内容を決めたあとに、いろいろとお話を聞くことができた。何が必要とされているかのイメージを大まかにつかめた。
  • 「看取り」に対してビジネス領域で何ができるか、各社のバックグラウンドを踏まえて議論でき、視野が広がりました。
  • 別視点の共有はどのようなかたちでも有用。
  • 各社の事業分野による視点や食いつきどころの違いが興味深かったです。
  • リーダーさんの進め方が良かったです。議論が盛り上がりました。
  • 身近な話題だったのかそれなりに議論も弾み有意義だった。
  • 看取り介護の重要性は理解したが,ビジネスに繋げるにはもう少し長い検討を必要と思ったため。
  • グループに溝田さんがいらっしゃり、各自の質問について平易に解説を追加して下さりました。

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