SAC東京6期コースⅠ第9回月例会 参加者の声
12月9日、SAC東京コースⅠ第9回月例会 参加者の声
12月9日、SAC東京6期 第9回月例会開催されました。講師は大学院生命科学研究科筒井 健一郎教授。講義テーマは「脳内の「報酬系」「罰系」は消費行動にどう影響するか?」でした。
私たちの脳の神経ネットワークには元気ややる気を感じさせる「報酬系」と、恐怖や不安を感じさせる「罰系」があります。また、これらの働きに関わる脳内物質が、ドーパミンやセロトニン等のモノアミンと呼ばれる物質です。
近年、これら「報酬系」「罰系」が、人の行動に対して様々な影響を与えていることがわかってきました。ビジネス現場では消費者の潜在的な消費性向を理解し、購買行動を理解することが不可欠です。そのためには脳内の「報酬系」「罰系」の仕組みの理解が極めて有用です。
今講義では、複数の消費行動事例を取り上げ、脳の「報酬系」「罰系」が、どのように働くのかを事例で解説いただきました。シニアの消費行動を深く理解したい方は必聴の内容でした。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- 脳神経の伝達物質の観点から、モノアミン系の働きが整理できて学びが大きかった。報酬系・罰系の整理について、動物実験の見地を踏まえて、現実の出来事の解釈へ至る話がおもしろかった。
- 脳内物質について整理できたため
- 大変勉強になりました。
- 報酬系と罰系、不思議な表現でしたが、具体的なお話に興味がわきました。今後レストランを運営する上で大変ヒントとなる内容でした。弊社はシニアビジネスからスタートしたレストランを再開する上で、変えてはいけないもの、変えるべきものがあり、それは何なのか?と模索しております。今回のコメダの例は大きなヒントになり、もう少し分析して運営企画をしていけると実感。 人間は最後に何を求めるのか?段々明瞭になってきた。
- サービスを提供する立場としてサービスを継続して使ってもらうために罰/報酬や脳の仕組みも考えてサービスを作りたいと思ったため
- なんとなく理解していた報酬系・罰系について非常に分かりやすくご説明いただき大変勉強になった。
- 脳内ホルモンの活性化には、達成型の生活だったり規則正しい生活習慣だったりと、誰もが健康だと認める生活そのものが重要なのだと科学的にも理解できました。今回の講義は、「やる気」や「元気」を生み出すドーパミンを増やす条件や行動、方法をどのように取り入れていくかというサービスの設計に大きく関わる話でとても参考になりました。個人的には、線条体の活動を大がかりではなく手軽に計測できる機器の開発が進んでいるのか非常に気になります。
- 神経伝達系は人間の本能的なもの(抗えないもの)であると思いますので、消費行動の分析からビジネスを視ることは勉強になりました。今後、マーケティングを行うときに、ターゲットとする人がどのような報酬系・罰系が有効なのかと考えることができそうです。
- 脳内神経細胞の「報酬系」、「罰系」と呼ばれる興奮性・抑制性の2つの経路について丁寧に解説いただき大変勉強になりました。後半部のトピックでは人の行動や関心が脳神経的にうまく説明できることを知り、高齢者ビジネスの進め方のヒントになると思いました。
- 報酬系・罰系それぞれに、メンタルにポジティブな効果があることを知れてよかったです。ドーパミンとセロトニンを両方うまく分泌される仕組みをビジネス取り組むことが重要であると、理解致しました。
- ビジネスの事例などを用いて説明くださったので、理解しやすかったです。ありがとうございました。
- ドーパミンなどのワードは普段からよく耳にしていましたが、その要因や役割などを知ることができ、商品企画や販売促進に加味できそうな感触を得ました。
- 報酬系だけでなく罰系も商材となっていることが大変興味深かったです。
- 消費行動として報酬系、罰系が大きく影響していることを事例をベースに講義頂きとても理解できた。
- 脳内物質について、なんとなくしか理解していませんでしたが、大分、理解できるようになりました。
- 報酬系、罰系に関する基礎的な知識だけでなく、日常、ビジネスへの応用例も知ることができたから。特に、単にターゲットの年齢層だけでなく環境も考慮してビジネスモデルを組み立てなければならない、という点が印象に残った。
- 様々な気分の時の脳内の変化を判りやすく解説いただき参考になりました。
- 脳内物質と行動をわかりやすく紐づけてご教示いただいたことが非常に勉強になりました。
- 実際にビジネスの中で顧客体験を直感的によいものにするために活用できる学問・研究分野であることがわかり、ワクワクいたしました。
アイスブレイクが有用だった理由は?
- いつものことですが、的確な質問で、理解が深まりました。
- 適宜、専門用語の解説もまじえてくれる時間だったため、理解を深めるところができた。
- 不明な点を村田先生が代わりに質問してくださったため
- 思考が整理された
- いつもまとめてくださるのでありがたいです。
- アイスブレイクの間にそこまでの議論を整理する時間として活用した。
- 毎回にはなりますが、端的にポイントをまとめてくれるので、要点が明確になります。また、専門用語だけでなく、別の解釈をもつ可能性がある内容に関しても、理解に迷わなくなるようにしっかり質問いただけるので、ありがたいです。
- アイスブレイクにより、講義の内容がより深堀りされた。例えば、スライド26のビジネス例がどのように報酬系に作用するか、具体的に解説して頂けたことはとても理解が進みました。
- 今回多くのポイントがありましたが、先生の総括のおかげで、難しい講義内容も整理して理解することが出来ました。ありがとうございました。
- 講義が駆け足でしたので、村田先生のラップアップで頭が整理できました。
- 講義中に浮かんだ疑問は大体アイスブレイク中に解消いただきました。
- 再度まとめの時間があることで脳内が整理できました。
- いつもながら村田先生のお話は簡潔で明快でとても理解の助けになります。
- 的確な質問で理解が深まった。
- わかりにくい部分を再度話してよりわかりやすくなった。
- 脳内の罰系メカニズムについて深堀して頂いた点
- 実は講義中に会社から業務電話が何度か掛かってきたため聞き逃しているところが一部ありました(スイマセン).
- 村田先生が振り返りをして下さったので助かりました.
- 個人的には難しい内容だと感じたので、途中で質問形式のアイスブレイクが入ったことは有用でした。
- 途中のアイスブレイクも良かったですが、最後に「すべては、消費行動につながる」という結論にとても勇気づけられました!
- 自分ではあまり気が付いていなかった疑問点を提示してもらえ、より詳細な解説が入ることで理解を深めることができたから。
- 難しい部分もありましたが、例によって理解が深まる質問を沢山していただいたので助かりました。
- いつもながらちょうどよいポイントを深堀いただき、理解が深まりました。
グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?
- 今回は、グループリーダーさんがとてもお上手でした。
- 認知症との関連性が聞けたのがよかった。
- グループ内に脳科学に関する知見をお持ちの方がいらっしゃり、グループトークでの理解も深まりました。
- 様々な観点から思考を深められた
- 同じ質問内容があり、別の角度からの意見を伺っていると、向かうシニアビジネスは考え方が似ているのだと感じる。
- 自分の考えた質問よりよい質問があったため
- 専門的な内容が多く、ピンときていなかった参加者もいたようであったため、グループトークに出す質問を少し選ぶような形になった。
- 業種が違うので当たり前なのですが、人によって興味を示す箇所だったり、何をもっと知りたいかという視点が違うのは、毎回興味深く感じていますし、参考になります。
- 様々なバックグランドの方と話すので、同じ講義を聞いても自分では繋がらないような視点や質問があり興味深かった。
- シニアビジネスの最前線で活躍されている企業担当者と意見交換でき、高齢者をターゲットとした商品開発のヒントを得るとともに良い刺激を受けました。
- 業界・業種によって着眼点が異なる点は、やはり大変参考になります。
- お伺いしたいところを深堀できた気がします。質問に優先順位をつけている以上、今回のように講師がひとつひとつの回答を丁寧にしていただけたほうが、回答時間1分を厳格に守って進行するよりも、有意義だと感じました。
- 弊社のネットワークの問題により音声が途切れた。ただ、この機会自体はいろんな職種が混ざっていることから視点が異なり大変有用。
- 私には思いもよらなかった視点や興味の持ち方をうかがい知ることができました。
- 各自の観点の違いが面白かった。すこし雑談も出来て良かった。
- いろいろな考えが聞けたのでよかった
- 講義を聞いただけでは正直言って何を質問すれば・・・って感じでしたが、一緒のメンバーが自分たちのビジネスの中に落し込んで色んな発想や疑問、利活用アイディアを出していたことについて 大変刺激を受けました
- 今回のグループは、みなさん積極的に発言されていたので、色々な意見を聞けて有意義でした。
- 皆さん、同じような質問があり、考えていることは同じようだと思いました。
- いつも通り、自分では気づかないが大事な質問を他の方から出していただけたので理解が深まりました。
- グループごとに視点がかなり違ったので、質問のバリエーションがたくさんあり、回答も勉強になりました。
あわせて読みたい関連記事
- SAC東京3期コースⅠ第11回月例会 参加者の声
- SAカレッジ22年度 コースⅠ 第2回月例会質疑セッション 参加者の声
- SAC東京3期コースⅡ第7回月例会 参加者の声
- SAカレッジ22年度 コースⅠ 第6回月例会質疑セッション 参加者の声
- SAC東京6期コースⅠ第3回月例会 参加者の声