SAC東京6期コースⅢ第7回月例会 参加者の声

10月28日、SAC東京コースⅢ第7回月例会 参加者の声

10月28日、SAC東京6期 第7回月例会開催されました。

講師は、大学院歯学研究科 分子・再生歯科補綴学分野歯学イノベーションリエゾンセンター長 先端再生医学研究センター長 東北大学病院 副病院長の江草 宏教授。講義テーマは「iPS細胞を利用した骨再生材料の創生」でした。

歯科治療の概念を大きく変えたインプラントの原理が発見されたのは二十世紀半ばのことです。以来、この治療が普遍的なものになるのに約50年もの年月を要しました。

日本発の科学技術である“iPS細胞”は、発見から約15年が経過しましたが、現在も国民の期待を集め、その医療への応用が推進されています。はたして、iPS細胞は、身近な医療技術となっていくのでしょうか?

江草先生は、iPS細胞から人工骨を作製し、これを基盤とした新たな骨再生医療の事業化に取り組んでいます。細胞を用いた医療技術を事業化する際にどんな課題に直面し、それをどのように解決していくのかを、今日に至る長い研究開発の道のりとともにご紹介していただきました。

そして、大きな期待を集めている近未来の再生医療技術について、江草先生が構想する夢のあるビジョンと研究開発およびその事業化に関する最前線の情報についてお話ししていただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 高齢者介護事業を営んでおります。歯科治療の今後の動向から再生医療に関連する事まで非常に有意義な内容でした。
  • ピーターラスレットの人生4段階区分論、不勉強で存じ上げなかったのですが、3rdAGEが一番楽しい「人生の最盛期」で自己達成の時期だということ、そこに対しての先制医療とはすごい時代になりつつある!と講義を聞いていて心からワクワク致しました。インプラントについても最後に質問させていただきましたが、一般人の感覚としては、先端医療であったインプラントがようやく一般人にも浸透してきて一つの選択肢になってきたと感じていたのですが、専門家や介護の現場では既に問題点が見えてきていることは大きな驚きでした。歯科も医科もですが、先端医療/現時点で最適な医療/現時点では最適ではなくなった医療/既に古い医療を一般人は判断することができません。そして日々外来の治療の前線にいる歯科医師や医師が言うことを鵜呑みにすることしかできません。なんだかな、と思います。今回お聞かせいただいたのは最先端医療で、世界を変えちゃう技術だと感じました。が、まずは健康な一市民として定期的に歯医者さんに行こうと思った次第です。ありがとうございました。
  • メカニズムや世の中の動向も背景として、開発に向けた取り組み方(戦略)が従来法に縛られず且つ明確であることが印象的でした。
  • 歯科の話がメインでしたが、ips細胞やes細胞など名前だけは知っていたけども詳しくは知らなかった内容を教えていただき大変勉強になりました
  • 課題はあるものの、既に歯の再生が可能だということを知れたから。
  • 再生医療の今後の市場拡大と生命保険ビジネスの可能性を知ることができたため
  • 今後人生100年時代において再生医療の分野は最重要であると感じられ、自分自身が年老いた時に長生きするための選択肢として身近になると感じました。また、医療分野だけでなく食事やその他産業へも導入されていく可能性を感じました。
  • 幹細胞を用いた歯科医療に関して最前線を知ることができました。私の息子も永久歯を折っており、歯の再生についての技術が日々進化していることに大きな期待を持ちました。多くの人がいろいろな要因で失う、歯やあごの骨を治すことは多くの人のQOL向上につながるということも理解することができ、非常に有益な情報をありがとうございました。
  • インプラントが画期的だと思っていましたが高齢者にはリスクになること、そして、再生医療が進んでいることなどを知れて、とても有意義な講義でした。ありがとうございました。
  • 実際の例や、過去の記憶に残っているニュースを絡めてご説明いただき、理解がしやすかったです。私は高齢者向けメディアの企画立ち上げを行っており人生4段階区分論や全身の健康のためお口の健康と心の健康など今後のメディアコンセプトとしてとても参考になりました。
  • 歯肉からIPS細胞という、本来は必要のない(捨てる)所に、実は価値があるという考え方はビジネスにおいても大変勉強になった(村田先生からお言葉があった内容)。3thAGEが全盛期であり、これを如何に伸ばし、逆に4thAGEが短ければ、それだけ健康寿命が長いということ。弊社でも取り組んでいる事業においても繋がったと思う。
  • 再生医療の多様性、医学でなく歯学からのアプローチの最先端商品などいろいろ学べて参考になりました。
  • 再生医療の最前線の情報に触れることができ、これからのビジネスはこうした動向も注視しながら検討すべきという気づきに繋がったため。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 専門的な言葉や動向についての解説は本当に有意義です。
  • マクロファージさんと破骨細胞との関係は、聞いていて気になったところだったので問うていただいてありがたかったです。
  • トピックごと振り返ることが出来るため、オンラインでは特に、理解の促進や集中力の維持に有用だと感じます。
  • 再生元の細胞が自分のじゃなくてもOK?という質問の回答が参考になったから。
  • 都度、かみ砕いて解説していただいため。
  • 多くの情報、村田先生のフィルターを通していただくことで、新たな気付きや理解を深めることができました。ありがとうございました。
  • いつも、一旦、ポイントを振り返りできるのでありがたいです。
  • 聞き逃していたり、初めて触れる言葉などを噛み砕いて説明していただき腹落ちがしやすかったです。
  • 村田先生より歯科学に関する内容からビジネスという接点ポイントをお話頂き、より諸々が繋がった印象。勉強になりました。
  • やはり専門的な話は途中でまとめ、休憩が有効だから。
  • 講義の中で疑問に感じていた点をいくつか深堀いただき、理解が深まったため。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 他産業の優秀な方々の視点は大変参考になります。
  • 技術的な課題や展望に加え、保険へのアプローチや、異なる産業に展開するうえで管轄の異なる省庁との対応など幅広い視点での気づきが得られました。
  • 自分では気づかなかった新たな気づきを得ることができました
  • グループトークでは動物の毛皮を再生するという発想が面白いと思った。グループ別質疑では再生歯のコスト以外の課題、インプラントの話を聞けたのが良かった。
  • 異業種の方の視点を知ることができたため
  • 業種によってビジネス転用への考え方が違い勉強になりました。また、将来を見据えた質問が多くあり参考になりました。
  • グループトークは時間に余裕があったため、なぜその質問をしたいのか、などの思いを共有することでさらに質問を進化させることができ、有用な回答を得ることができました。その中で、多くの観点を得ることができることが毎回新鮮です。
  • 他の方の疑問などお聞きできるので、個人的にはとても参考になるのですが、苦手分野でのファシリテータだったので、ご迷惑をおかしてしまったなと思います。今回からの発表者をリーダーに固定しない点は、疑問を持った方質問の本質を伝えることができるので、有効でありがたいと思いました。
  • 初めて触れる分野だったため、何がわからないかが分からない状態でした。グループでの質問やその答えを聞くことで理解が深まったと思います。
  • 質問事項を何にするか、だけでなく、多少ではあったが、お互いのコミュニケーションに繋がった為。
  • リモート会議にもかかわらず、事務局の皆さまのサポートやチームリーダーのファシリテーション、メンバーの協力によって、円滑にトークすることができたため。

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