SAC東京6期コースⅠ第6回月例会 参加者の声
9月9日、SAC東京コースⅠ第6回月例会 参加者の声
9月9日、SAC東京6期 第6回月例会開催されました。
講師は、東北大学病院臨床研究推進センター バイオデザイン部門長、病院長特別補佐(企業アライアンス/テクノロジー)、脳神経外科/高度救命救急センターの中川敦寛特任教授。講義テーマは「デザイン思考による医療関連ビジネス創出」でした。
デザイン思考は人々のニーズを出発点とし、開発初期段階から技術、ビジネスを成功させるための要件を含めた事業化の視点も検証しつつ、問題の解決とイノベーションを実現するアプローチです。
東北大学病院では2014年より46社、1400名の開発研究者を医療現場に受け入れ、デザイン思考を取り入れながら、解決すべき課題を探索してきました。
デザイン思考でのアプローチ法や、東北大学病院ベッドサイドソリューションプログラムASUから得られた知見とデザイン思考を用いたイノベーション事例を紹介しながら、いかにして医療関連ビジネス創出につなげるかについてお話していただきました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- デザイン思考と医療という新しい切り口だったため。
- デザイン思考に基づきイノベーションを実現する上で、現場観察が重要であることが理解できましたが、中川先生が大学病院でここまで徹底して実施されていらっしゃることに感銘を受けました。また、中川先生が初期段階における企業との綿密なゴール設定、期待値コントロールから、参加者や関係する一人一人の立場に立って情報発信されているとわかりました。難易度の高いプロジェクトに参加するメンバにとって、中川先生の存在が高いモチベーションを維持する源泉になっているのではないかと推察しました。
- デザイン思考の勉強になりました。
- バイオデザインでは、現場での深い観察・理解に基づいた課題発見が重要であることを理解できたことは有用でした。これまでの社内の事業提案には、顧客の課題を正しく捉えていないまま検討を進めている例もありましたので、デザイン思考の方法論を取りいれ、広めていくことが有用であると認識できたことは有用でした。有難うございました。
- 今回の医療関連のデザイン思考からビジネス創出とは、医療の世界でなくとも、ビジネスを考えるときには大変重要なプロセスであると痛感した。どの世界もうつろいやすい、人のあいまいな感情で、コントロールするのか、そしてそれが 成功するとも限らない。スピードや、実行性、try&errorにどれだけ耐えられるか。企業としての深さを得られなければならないと思います。現場から、五感をゆり動かす、これがお金につながる。深い学びであった。
- 新規事業を考えるにあたるプロセスにどこに時間をかけて、どのように考えるのか、参考になった。
- 通常の業務においてもデザイン思考の考え方を行う必要性を感じた。
- 安定も正解もない「VUCA時代」に求められるビジネスニーズの掘り下げ方と課題解決のプロセスを「バイオデザイン」を例に、具体的に解説いただき大変勉強になりました。五感を駆使した深い現場観察により見出したニーズを定義づけ、戦略的フォーカスに基づいて4つ程度に絞り込んでそれぞれについてコンセプトを練り上げていく。「スピード」と「つながり」がこのプロセスの精度を高め、ビジネスの成功を左右する重要な要素であることが理解できました。中小企業においては自社技術(ノウハウ)を高めることはもちろんですが、ビジネスチャンスを確実につかみ、成功に導くには「ネットワーク=つながり」を意識した動きが大切であることを再認識しました。
- デザイン思考の一連のプロセスの重要性を理解できた。その中でニーズ探索においては、ヒアリングだけでは見えないので味方を変えるた探索の事例がわかりやすかった。
- 弊社の事業が医療分野とは縁遠いので関係ない話ではなく、考え方や視点を変えるヒントとして参考になりました。さっそく現在取り組んでいるテーマの中でこうした考え方を活かしてみたいと思っています。
- デザイン思考というものを恥ずかしながら初めて聞いたが、製品などを作り上げる際に必要な物ではなく、仕事自体をやりやすくするなど、すべてのことに活用できることを聞き、大変驚きました。また、実例を用いた内容は、別の業種の場合で考えても分かりやすかったです。
- 豊富なビジネス創出経験にもとづき、実例を交えながらデザイン思考について紹介いただいたため。
- 新規事業や商品開発における企画におけるデザイン思考について説明頂き、概要ではあったが非常に参考になった。実際の現場を見て五感で感じるニーズを探すことは、必ずしも実際の業務において簡単ではないとは思うが、今回学んだ全体のフローについては実践していきたいと思う。
- 実際にデザイン思考でビジネスを展開されている先生の講演であり、大変示唆に富むものだと思いました。
- スマートエイジングという分野に限った話ではなく、新事業を立ち上げるための素養/心構えについて中川先生の実体験に基づく考えが聞けたこと、熱かった。・ニーズステートメントを100-200個考える・スピードは訓練、繰り返すほどに早くなる・ファシリテーターに求められる素養(T人材)
川島先生の授業が終わった後、脳トレ(スイッチ)買いましたが中川先生の授業が終わった後は橋下徹氏の交渉力を購入。 - 社会福祉法人の理事長、特別養護老人ホームの施設長をしていますが、日々、コロナのようなことが起こるので、まさにVUCAの時代だと痛切に感じていました。「スピード感を持って対応」に納得しました。そうしなければ、大変なことになるからです。
- マーケティングに近い話でしたが、全ての事業に通ずるところがあると思いました。参考になりました。1点だけマイナスポイントとして、わからない横文字がたくさん出てきて若干混乱したので、できるだけ日本語を多用してくださるとありがたいと感じました。
- これまでと少し異なる路線で、体系的にデザイン思考について解説いただき新鮮でした。弊社ラボでは以前よりデザイン思考を取り入れていますが、医療現場というハードな分野でしっかりと成果をお出しになっている例をご紹介いただき、大変勉強になりました。
アイスブレイクが有用だった理由は?
- 都度都度良い整理になります。
- 講義内容ももちろんですが、村田先生のアイスブレイクも毎回楽しみです。質問力を勉強させていただいております。
- 自分が気づかない視点の質問で、有意義でした。
- 初めて聞く内容の理解に時間がかかることもあるため、適切なタイミングでおさらいをしていただけたので理解しやすかったので有用でした。
- 村田先生のズバリ!の質問が良かったです。
- 集中力が切れるため、アイスブレイクが必要でした
- 理解が深められた
- 講義内容を繰り返し整理する形で行われていたので、理解が追い付いていない箇所が理解でき、また講義内容のフレームワークが明確になったので、良かったと思います。
- デザイン思考は他でもやっているが、事業化までやっているところは東北大だけと言う点
- 村田先生のお話はいつも簡潔で分かりやすく噛み砕いてくださるのでとても理解の助けになっています。ありがとうございます。
- 区切りを意識できること、疑問を持ち越さずに整理できることで、より集中して講義を聴けると思っています。
- 個人的にかなりの情報量だったため、都度都度でアイスブレイクを挟み、要約していただけるのは、理解の助けになった。
- 気になることについて触れていただいており、また、豊富な引出しからそれに回答なさっていたため。
- 内容をかみ砕いてわかりやすく概要として話して下さり、講師の中川先生に対して確認の質問等していただき、内容理解の助けになったと思います。
- 頭の整理になったから。
- こちらの理解度アップにつながる質問をしていただいたと感じています。
- いつもながら、理解が追い付いていないことを指摘してくださるので、助かります。
- いつもながら素朴な疑問を代弁くださり、理解が深まりました。
- 不明点を解消してくれた
グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?
- 参加者の皆さまのバックグラウンドが異なる中で、スマートエイジングという共通項についてディスカッションができ、新たな視点と気づきが得られました。
- いい交流にはなると思います。もう少し議論が深まるように工夫できればと思いました。始めてグループリーダーをさせていただき、勉強になりました。
- 自分では思いつかなかったが有用な質問を他のグループから出していただいたこともあり、グループ別質疑は有用でした。
- 正直、ご参加の皆様の企業規模や、コンサルタント、研究開発などとても立派な方が多い中ですが、自己紹介などしていくと、たまに失敗談がポロっと出てきます。その点が親近感を感じる。意見交換は、ご自分の悩みなども共有できる時間でよろしいと思います。
- 他の方の観点が自分にないものであった。他の方も自分と同じ疑問を持っていることも分かった
- いろいろな意見を聞くことができた。
- 「デザイン思考」について、自分も含めてまだ不慣れな参加者が多い中、疑問点を出し合うことで、逆にデザイン思考についての概略が見えてきました。
- 情報交換の時間がとれるようになりメンバ間で共有できた点
- いつもと同じになってしまいますが、色々な見方があるなと刺激になります。また、業種は違えど、新規事業を考えるような職務の方が多いので、今後は参加者同士で色々な情報交換ができるようになるとうれしいです。
- 自分にはない視点が出てくるので、大変有意義でした。
- 質問について聞きたいことが聞けたこと、またグループ討議では異業種の方との交流ができたのはありがたかったです。
- 様々な人の意見を聞けたから。
- 今回は、皆さんがされた質問、どれも興味があったので、良かったです。
- 私のグループでは割とすぐに質問事項がまとまりました。
- 先生のご回答が明朗丁寧で実例を沢山交えてくださっており、講義同様に学びの詰まったQAでした。
- グループトークの時間が延びたことで意見交換ができるようになった
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