SAC東京5期コースⅡ第1回月例会 参加者の声

4月18日、SAC東京コースⅡ第1回月例会 参加者の声


4月18日、SAC東京5期 第1回月例会開催されました。

講師は、東北大学 加齢医学研究所 所長 兼 スマート・エイジング学際重点研究センター所長の川島隆太教授。講義テーマは「脳科学を応用して新産業を創生する」でした。

第5期最初の月例会では、まず、「脳の機能と加齢現象」をおさらいし、「頭の回転速度のトレーニング」と「記憶の量のトレーニング」の二つ面で脳のスマート・エイジングについて解説されました。

次に「脳トレ研究の歴史」では「脳トレ批判」やlumosityの「脳トレ訴訟」など最近の話題に触れ、「認知症ケア」への応用とその経済的効果の最新成果のお話がありました。

最後に「脳トレ効果をさらに促進させる方法」についてニューロフィードバックの応用など最新研究に基づくお話を通じて、脳科学から産業を生み出す際の勘所についての解説がありました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 脳トレについて、内発的な動機づけ リアルタイムの動機づけが重要である点である一方、そのむずかしさ。つい、外発的な罰や報酬に行きがちであるので、その効果はネガティブであることを踏まえた、今後のしくみの作り方について考えさせられた。
  • 認知をつかさどる脳の仕組みについて少し理解ができました。また認知機能は決して認知症患者に限った話ではなく、我々健常者も認知機能を訓練し維持することがエイジングにおいて大切だと感じました。40を過ぎて思考力が低下している自分も脳トレなどして認知機能を維持する努力が必要と感じました。
  • 素人にも非常にわかりやすく脳の機能と加齢についてご説明いただき、エビデンスに基づく効果についてが明確な内容として非常にわかりやすかったです。また簡単な実験や脳トレ(鬼トレ)を通じていかに自分の脳が衰えているかが衝撃的であった一方、負荷をかけることで作業領域、作業速度が上がる要素があることを知ることができ、わずかな希望・挑戦のしがいと事態に対する理解が進みました。
  • そもそも「脳」の仕組みや機能についてほとんど知らなかったため、第一人者であられる川島先生の講義は非常に明快かつエビデンス(症例)を交えての説得力のある内容で勉強になりました。また、シニア事業に携わっている者として、学習療法により俗に言う「奇跡」が現実に起こり得るという事実が知れ、今後の自分の業務に参考になりました。
  • 川島隆太先生の講義は、何度も拝聴しておりますが、毎回新しい気づきを得られます。軽快な口調で説得力のあるお話が頭に入っていきます。が、nバックをして自分の衰えに気づきショックを受け、先生が27バックもできることに改めて尊敬いたしました。
  • 後半、費用の換算やニューロフィードバックについては、技術の進歩など大変勉強になった。
  • 頭の回転速度、とくに、情報処理速度や記憶量が、これほど加齢で低下するものかと思いました。このショッキングな体験は、私の学習意欲を高めて下さいました。川島先生の講義は1時間とは思えない深い内容だったと思います。先生が計画されている今後の展開も、伺うだけでワクワクしました。
  • やはり製品を発表するにあたってはエビデンスを作成・記録することが非常に大切であることを感じた。また、脳トレによって介護保険の削減が見込まれることについてこれだけ具体的な費用対効果が計算されているのにもかかわらず随意契約という制度上の問題から普及しないことについては非常にもったいないと感じた。
  • 高度な内容のご説明であったかと思いますが、川島先生のご説明が脳機能をパソコンの部品に例えるなど、非常に理解し易い内容であったため大変勉強になりました。また、各所で各自の情報処理速度のテストなどが実施され、年齢と脳機能の負の相関を身をもって体験しました。
  • 脳に関する情報や研究は、日常のなかで、なかなか触れることのない分野ですが、健康的、精神的、社会的、経済的にも大きな成果が期待される分野であると感じました。ヨガスタジオを運営している弊社にとって、瞑想と脳の関係について大変興味深い事例でした。マインドフルネスと脳の関係はよくメディアにも取り上げられ、運営している現在、実際に効果を感じる部分はありますが、科学的に証明ができるよう、より深掘りしていきたいテーマです。また個人的にはヨガや瞑想には中毒性があるようにも思えますが、それは脳と大きく関わりがあるようにも思えます。未病、予防、フィットネス、ウェルネスの分野において、知見を深めると同時に、より科学的な根拠のもと、新サービス、産業の創出が重要と思える講義でした。ありがとうございました。
  • 脳トレ、学習療法、XB-01というそれぞれの「サービス」内容と、エビデンスや認知機能の向上・維持・回復効果などについて詳しく知ることができました。また、訴訟事例やエビデンスレベル、エビデンスレベルの評価という、詳しくは知らなかった部分も解説頂けましたので、大変参考になりました。自身の認知機能が既に低下しているという事実には少なからずショックを受けました。
  • 脳トレについての開発経緯や何故そのことに着目したのか、必要性等、背景を知ることができて有意義でした。
  • 自身がXB-01を所有しており、活用方法や効果についてもっと知りたいという気持ちがありました。川島先生ご本人から詳しい話を聞くことができ、とても参考になりました。
  • 脳トレによる効果の説明だけでなく、その効果をさらに促進させるための取り組みや課題等もお話いただき、非常に興味深かったです。特に、ニューロフィードバックのお話は、研究によるエビデンスを、どのように社会実装するかを考えるためのヒントがつまっていたように感じましたし、自律神経トレーニングの商品化、普及の過程で多くのチャンスがあると感じました。
  • 昨年の第1回目の月例会で川島先生の講義を拝聴しました。昨年とは違った内容もあり、新しく認識することがありました。
  • 弊社の研究開発に直接結びつきそうなアイディアが得られた。
  • 脳の機能は加齢とともに低下すること。前頭前野の働きを必要とするテストにおいて20歳をピークに低下し続けるが、知識・言語に関する機能は加齢とともに向上させることができる。前頭前野は思考創造を担っているため若い時ほどクリエイティブな発想ができるが、当社の組織上、能力を発揮する機会が少ない。ピークを下回り、知識・言語力のある幹部が承認・判断をしているケースが多く、当社も該当することに共感することができた。
  • 加齢とともに脳の認知能力が低下していくのを実体験できたのと同時に、脳トレーニングを継続することで、脳血管性認知症の症状が緩和されることが分かりました。脳科学分野における最先端の研究を進められている川島先生の講義を通じて、新しい知識を得ることができました。
  • 「脳科学」について学べただけでなく、グループワークと、30秒に制限されたからこそ活発な質問を通してより俯瞰的な意見や考えを知ることができ時間配分も含めて集中して取りくむことができました。
  • 脳の活性状態を把握し、それにあわせた脳トレメニューを提案するという取り組みは、脳トレ以外の運動学習にも活用できそうであり非常に参考になりました。
  • 今年度弊社ではテナント従業員向けに健康サポートサービスを実施する予定です。マインドフルネスに通じる脳のクールダウンなど先生が提示されているプログラムはワーカーヘルスケアを検討するうえで大変参考になり、有意義でした。NeUさんを通じてお話は伺っていましたが、より理解が深まりました。ありがとうございました。
  • 加齢により低下する機能が2つあるが、知識を問うテストの成績はあっぷするということが不思議でした。
  • 具体的な事例と一緒に東北大学の脳トレ研究の研究背景をご説明頂けたので、いかに1つ1つのエビデンスを大事に研究を進められてきたのか、スマートエイジングを進めていく上でのエビデンスに基づいた研究の重要性が非常によく理解できました。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 川島教授のお話が整理され、理解の補助に有益と考えるため。
  • ポイントを追ってチェックいただいたので講義の内容が整理できた。また初めての参加だったのでそのあとのグループトークの質問などを考える際の参考になった。
  • もう少し知りたいと思った内容等、追加で内容を補足いただき、有用でした。
  • 川島先生の講義内容がもりだくさんだったため、内容を振り返るのに村田先生のお話しは非常に有用でした。
  • 分からない語句や聞きたかったことを聞いてくださるので、グループトークの前に頭が整理できます。
  • 講義内容を振り返るという意味でも非常に有用であると感じた。
  • 川島先生のご説明は大変わかりやすい内容でしたが、村田先生の視点からあらためてご解説いただくことで、より理解が深まったと感じました。
  • コースIと同様、理解しがたい項目に関して、より理解を深めることができる。
  • 自分の考えを整理する時間となったので有意義だった。
  • 初めて参加したので、講義の中で注目すべきポイントを再確認できたり、質問を考えるにあたってのヒントを示していただけて良かったです。講義を振り返り、紐解くという視点での解説があるというのは分かりやすいです。
  • グループトークに入る前段階の頭の整理ができるため。
  • 自分では思いつかなかった質問に対する回答からも、有用な知見が得られた。
  • 今回のカレッジについて検討、参加までの期間が短く全体像を理解する前に参加することになり、講義はINPUTに終始することになった。アイスブレイクにより1回目の講義を企業側の側面で説明していただき今後の取り組み姿勢・当社へのアウトプット・検討方法などイメージすることができ、理解を深めることができた。
  • 講義内容をすぐに整理し、ポイントとなる点を再確認することができました。私の場合、まだまだ知識不足であるため、どこがポイントになるのかを理解するのに役立ちました。
  • アイスブレイクがあることでその場での「復習」がすぐに行われるので自身で得た情報の再認識、再吸収ができました。また、産業に活かすという視点は村田先生のまとめがあったことでどういう視点で考えるかのヒントがわかりました。
  • 川島先生も非常にわかりやすく説明していただきましたが、村田先生のポイントの再整理によりさらに理解が深まりました。
  • 村田先生のフィルターを通して、より川島先生の講義の理解が深耕した。講義内容をきちんと整理していただく一助として貴重な時間となっています。ありがとうございます。次の講義ではどのような切り口で講義内容を切り込んでいかれるのか。先生のアイスブレイクは講義を受けるうえでの楽しみになっています。
  • デコーディングについて非常に興味をもちました!脳波を用いた商品開発へつなげたいと思います。ありがとうございまいました!
  • 講義の説明に対する補足的な質問をして頂くことで、ワーキングでより深い内容の質問を考えることが出来ました

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 視点、観点がことなる意見がでて、非常に参考になる。
  • 比較的、介護や高齢者ビジネスに取り組んでいる業者さんが多かったため質問や討議も比較的理解できる範囲で議論できた。(脳科学や脳波などメーカー系の専門知識の話にはならなかった)
  • グループ討議内ではありませんが同席だった方とそれぞれの企業の取り組みなど情報交換できたこと自体がプラスになりました。
  • 業界の違う中で興味ある範囲がとても異なるものだと思い、同じテーマでも観点が違う点は面白かく、有用でした。
  • 一人では気づかない「気づき」をグループトークおよび質疑を通じて頂けたため。
  • 私とは違う視点からの疑問点がグループメンバーからでたので、気づきにつながりました。
  • いろいろ他の方の考え方を聞けて勉強になりました
  • グループの中で、他のメンバーから、私が気付いていない質問がいくつも出てきて、とても勉強になりました。グループトークの醍醐味を味わうことが出来ました。
  • 自分は技術職ということもあり技術的な観点で講義を見ていたが同グループの他分野・業種の方は全く異なる観点を持っており話を聞いているだけでもグループトークの中でも非常に学ぶことがあった。
  • 幸いにも様々な視点を持つ方(業種、職種)とグループを組むことが出来、多様な意見を聞くことができて非常に参考になりました。
  • 自身で考えた質問事項に対して、その点にあかるいグループメンバーから解説していただくことができ、テーマに関する理解が深まったと思います。また、質疑時間をグループ別に設けて頂くことで、様々な視点からの多くの質問に対し、先生から効率よくお話を伺うことが出来たと思います。
  • 自分にはない視点や発想を聞くことができたことが収穫だった。同じものを見ても、どのような仕事に携わっているかで視点が違うことが刺激でした。
  • 参加者の業種によって興味関心が異なるので、自分とは違った視点からの質問やその回答が聞けたことが参考になったと感じています。
  • 皆さんの意見を聞くことで、確かにそれは気になる、など新たに違った視点での見方や疑問が気づきとして生まれることは刺激になります。様々な分野の企業の方々が参加されているので、見方が偏らないのも面白いです。
  • 自分や自分のグループとは違った角度で見た話や質疑が展開されるため。
  • グループ内に自分の業務に近い分野の方がおり、グループトークでディスカッションができた。質疑では自分の疑問に対する回答もいただけ、業務のヒントが得られた。
  • 普段、仕事上で取引のない業種・業界の方々と、「脳科学」を共通のテーマにして話をすることが、とても楽しかったです。それぞれの業種・業界において、「脳科学」をどのように考えているのか、少しずつ話を聞くことができました。
  • 質問内容は講義の説明を理解できなかったことによる再質問が多かった。再びグループリーダーだったが、2回目で慣れたのと1班だったこともあり、比較的他グループの質疑応答も頭に入って来た。
  • 様々な企業や職種の方の活発な質問を通してより俯瞰的な意見や考えを知ることができ(知識も共有していただけたので)集中して取りくむことができました。
  • 脳の状態把握による、製品サービスの改良の取り組みが行われている企業が多くあることを知り、各社が興味を持っている分野だということを再認識しました。他業種の方の観点には気づかされることも多く非常に有用な機会となりました。
  • 異業種の方々の視点は毎回参考になっています。
  • 各グループによって質問内容の趣向がことなり、所属業種によって講義のとらえ方が異なることが、非常に興味深かったです。
  • 様々な企業が参加されていることで、1種の業種からでは出てこないような多種多様な質問とその回答が得られ、考えの幅が広まりました。

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