SAC東京5期コースⅠ第1回月例会 参加者の声
4月18日、SAC東京コースⅠ第1回月例会 参加者の声
4月18日、SAC東京5期 第1回月例会開催されました。
講師は、東北大学 加齢医学研究所 所長 兼 スマート・エイジング学際重点研究センター所長の川島隆太教授。講義テーマは「スマートエイジング概論」でした。
第5期最初の月例会では、まず、東北大学と加齢医学研究所の特長をお話したのち、スマート・エイジングの考え方と社会的背景、これまでの研究活動についてお話しがありました。
次に「食とスマート・エイジング」をテーマに、脳にとっての食事の意味、朝食習慣が仕事や生活に与える影響などを研究データを基に解説していただきました。
最後に「デジタルヘルスケアの落とし穴」と題して、テレビやスマホの長時間利用の脳への弊害についての最新研究動向をお話しいただきました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- スマホの子供への影響。「スマホが学力を破壊する」も拝見させていただいたが、今後こどもとスマホの向き合い方を考えたい。
- スマートフォンが前頭葉に与える影響、朝食が前頭葉に与える影響について、データを伴ったお話を伺うことができ大変衝撃を受けました。
- これまで アンチエイジングという若さやきらびやかな風潮の表現であるこの言葉になぜか違和感を感じていました。そしてスマートエイジングこそが私が求めていた表現であり納得できる内容でした。年齢を重ねることは素晴らしいことであると堂々と宣言いたします!またまことの花を得る努力をする生き方をこれから得たいと思います。弊社は食育を専門とした企業です。小さな会社ではありますが子供から高齢者まで料理を通じて生きる力を育むことにさらに専念して参ります。先生方の講義が楽しくて、わくわくしています。
- 自分が日常生活でメディアから得ている情報は何かしらのバイアスがかかっているものであると気づけたことが第一の収穫であると感じました。極端なキャッチフレーズやショッキングな報道からではなく、研究機関からどんな実験をしたかまで踏まえて知見を得られるため、参加してよかったと感じました。スマートエイジングについて、目からウロコが落ちたポイントは以下の通りでした。・認知症予防の観点も踏まえるとビジネスターゲットに20代も含まれること ・脳の活動を高めると、認知症予防だけでなく作業効率のアップ(働き方改革のキーワード)につながること
- 現在、判明している認知症の現状について、多くの領域から説明いただき、理解を深めることができたこと。特に、脳に悪い影響を与えるICT機器について、今後の使用方法について考察する機会を得たことが参考になった。
- 認知症に関する情報のアップデートができました。酸化・炎症によりゴミが生成・蓄積されるのが原因ということで「酸化対策」をどうするかは個人的にももう少し検討してみたいです。・認知症の進行を遅らせること、認知機能の回復、認知症の予防について、当社としてできることを参加企業様らとともに考えていきたいと思います。
- 以下の知識を習得できたため①認知症の症状を診断することはできても、原因の究明はまだ研究途上であり、予防方法も確立されていない。しかし、認知症疾患者であっても、前頭前野の活性化によって新たな機能を生むことができ、そのための脳トレーニングが重要である。②個人情報保護を大原則として、遺伝情報の共有が必要であるとの観点が生まれてきている。認知症ケアに有効な個々人の「過去」の情報を、聞き取りではなく、エビデンスとして得られると、ケアのアプローチが変わる可能性がある。
- スマート・エイジング概論について、体系的に最新情報を含めて情報整理することができました
- スマートエイジング分野の導入として非常に有意義だった。現状、学術的にどこまで分かっているのか、また分かっていないのかを、明快に解説いただけた。アイスブレイクでのやり取りも含めて、次回以降の受講時にどういうスタンスで話を聞くべきかの方針を立てる参考となった。
- 今迄なんとなく感じていたこと・知っていたことを、各種データを踏まえて講義いただき、頭の整理ができたため。特に、朝食欠食とデジタルデバイスの認知機能、学習機能への影響については大変興味深く拝聴しました。これらと当社事業をつなげられればと考えてます。
- 認知症の経済的損失が世界で50兆円、日本で14.4兆円である。SACは、認知症ゼロ社会実現であるという理念が素晴らしいと思いました。特に、認知症予防について、「脳と身体のサビを抑える」ことから始まり、「朝食習慣が学力、大学入試、就職、仕事、生活、年収に与える影響」、「テレビ・スマホはアンチ・スマート・エイジング」など、とても興味深い科学的根拠など、とても勉強になりました。
- スマートエイジングという概念自体が新鮮で、アンチエイジングとの差がよく分かりました。シニアの方々対象の商品開発では、スマートエイジングの考えの方が、ターゲットの方々にも喜ばれるように感じます。また、子どもの学習能力向上で、スマホなど携帯やインターネットの悪影響が良く分かりました。認知症予防には成人のうちから手を打つ必要があると分かりました。
- 「スマート・エイジング」の概念について講義を受け、加齢に対する考え方、捉え方が変容しました。概念を知ることで、歳を重ねることに対して、どこか恐れを感じていた部分がありましたが、払拭できたように思えます。加齢や老化はだれにでも平等におとずれるものでありますが、それをどうポジティブに受け止めるか、加齢に対する「適応力」を高め、賢く生きるために何が必要かの取捨選択ができる備えが必要であると学びました。また、食やデジタル機器等と認知機能の関係について、エビデンスに基づくデータ結果が顕著に表れていることに驚きでした。人生100年時代が近づいている今、認知症予防に備え、加齢への適応力を高めるため、まずは日々の見直しのヒントを頂く時間となりました。個人的にはスマート・エイジングの概念に触れ、賢く生きる、歳を重ねることの豊かさや素晴らしさに気付きを得ました。
- 今回得た知識や気付きをより多くの人に周知していくことが重要とおもいました。ありがとうございました。
- 日常生活における脳の活性化について、スマホ特ににLINEの活用、睡眠時間との関係、テレビ、朝食の取り方など、身近な事が多くて大変勉強になりました。初めて見るデータも多く大変興味深かったです。
- テレビ、スマホが脳に悪影響を及ぼすこと等、普段の情報源では得られないような内容を聞くことができた。
- 今まで書籍やHPなどで川島先生のお考えを学んでおりましたが、じかに伺うことで、先生と研究所の思いをより強く感じることができました。
- 朝食を食べるだけでは駄目でバランスが大事であるということや、スマホ使用時間と勉強時間に対する偏差値に相関があるということが興味深かった。
- 認知症に関する最新の研究情報を非常に分かりやすく説明いただけたため
- 朝食習慣の脳への影響・テレビ・スマホの脳への影響について、実証データにもとづき解説いただき納得しました。これらの影響をどうビジネスチャンスにつなげるか、また社会的な問題としてどう啓発していくかが課題だと感じています。
- 加齢における基本メカニズムを解明し、解決する術を研究されている、加齢医学研究所の取り組みに共感しました。スマート・エイジングという視点から、認知と環境、食、という要因をいかに組み合わせることにより、「加齢」という経年変化を受け入れ発達するという部分は重要であると再認識いたしました。
- この分野はまったくの専門外ということもあり、認知症、デジタルヘルスケアの問題については驚くことが多く、参考になりました。スマホに関しては、自身最近無意味に見る時間が増えている自覚もありました。うすうすはよくなさそうと思ってはいましたが、参考書籍や今回の講義は、これを裏打ちする腑におちるご説明でした。これを機に控えるように自制したいと思います。この社会の問題は、講義にもありましたように社会構造がかわるビジネスチャンスと考えていますので、ビジネスと問題の解決の両方を目指せるよう講義内容をふりかえりたいと思います。
- スマートフォン開発メーカーとしては周知されると困ってしまうような内容も含まれていましたが、講義を通じて、今まで知らなかった脳と食、脳とデジタル機器の関係を知ることが出来ました。今後のシニア向けヘルスケアサービスを検討する上で有益だったと感じました。
- 以前に来社しての講義内容とほぼほぼ同じだったが、復習として改めて学べたこと、また情報もアップデートされていたので受講して良かった(遺伝子データは個人情報だが、個人が特定されない前提で知的資源として共有していく方向になってきた、など)。川島先生がおっしゃる「脳にダメージを与えるスマホ」でどうやって健康促進するビジネスを作り上げるのか、ハードルは高いがやりがいがある。
- 概論としてスマートエイジングの考え方や、安易にスマホを使った認知症対策ビジネスが実は有益でないなど勉強になった。
- 事前の予習図書の内容+具体的な事例、最新の事例をご紹介いただいた。食習慣や生活習慣が脳へ与える影響を、非常にキャッチ―な事例でご紹介いただき、仕事を忘れ自分事として聞き入りました。主に生活習慣と脳機能の内容だったため直接的な自社ビジネスへのヒントとはなりませんでしたが、スマートエイジングを学び、社会へ実装する為の基本姿勢や、今後世の中に求めらるビジネスを考えるエッセンスを得ることができました。
- 講義の内容が、以前参加しましたプレセミナーの内容と、予習の書籍3冊に書かれていたものとほば同じものだったので、もう少し掘り下げた内容だとよかったと思いました。
- スマートエイジングの考え方が良く理解できました。社会の構造の変化の中で、認知症発症率等の現状や、認知症予防に対する現時点の見解などが正しく理解できてよかったです。またTV視聴・スマートフォンと脳活動との明確な相関について、エンタメ業界におりTVとスマートフォンを活用した新規サービスを考えていたので特に衝撃的でした。今後は新サービス検討時にTV・デジタルデバイスの上手な使い方も意識したいと思います。
アイスブレイクが有用だった理由は?
- 川島教授のお話が整理されて有益でした。
- 参加者が共通で質問する項目を村田教授が簡潔にまとめられたため大変効率的に講義が進んだように思います。
- アイスブレークでは全く気が付かない別の角度からの質問に大変勉強になりました。私も専門学校で講義をしており、講義のあとのアイスブレークは必要だと痛感しました。
- 一気に新しい知識が入ってきて処理しきれない状態になっているときに、アイスブレイクが挟まって、頭を整理することができたため。
- 講義で聞いた内容について、村田教授の視点から説明頂いたことにより、自分で理解する以外の視点で理解を深めることができたこと。
- 会場全体でも理解を深めることができました。まとめについても大変助かりました。
- 認知症と脳の活性に関する医学研究のポイントが明確になり、出席者の理解が整理された。
- スルーしてしまっていた情報の重要性に気づかされました
- 専門家の視点による、講義内容に対する疑問点や論点を知ることができた。今後の講義で、何を意識しながら話を聞けばいいのかの参考となった。
- 疑問点を分かりやすく説明いただけたので、理解が深まりました。
- 講義の内容を咀嚼して解説して下さることで、より理解を深められる。
- 村田先生の質問が的確で、ほぼ、こちらが知りたいと思った事がわかった。
- グループで質問を考えるさい、各自が意見を話すわけですが、その前に頭のなかの小まとめができてよかったと思います。
- 他業界の方々が高齢化の分野についてどういったことに関心を抱いているか分かり参考になった。
- 川島先生がご提示されたデータや用語の意味について村田先生に質問・確認いただき、どこが留意点か、どう理解すればいいかが明確になったと思います。
- 講義情報の整理に非常に参考となりました。
- 質問をする為の講義の聞き方、教材の見方について理解できた為。
- 村田先生の質問で、内容を遡り整理の時間が取れましたので、有効でした。
- 村田先生による川島先生への質問で、内容を噛み砕いて理解することが出来た。
- 内容が多岐に渡っていたので、整理されて理解が進んだ。また、図などの見方も理解できてよかった。
- 技術データーでは当たり前のことですが、健康関連のトピックでは「TVでやってた」「人から聞いた」ような話が特に多いので、仮説段階のもの、実証済みのもの、過去の定説が覆られたものなど結果や症状の出所と内容をよく確認する必要があると痛感しました。仮説検証段階でも動物実験段階と人間に対して試験をしている段階では、学術的に意味合いが違う点などは全く知らなかったので勉強になりました。
- アイスブレイクがあることで不明点がより明確になりましたが、少しスピードが速くてメモを取ることが大変難しかったのでもう少しゆっくり説明していただけるとありがたかったです。
- 資料の見方で「活性」「非発達」が同色だったことに対する注意喚起など、聞いていたことに対するフォローによって認識が深まった部分がありよかったと思いました。
グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?
- やはりさまざまな観点からのご意見は刺激になる。
- さまざまなバックグラウンドを持つ方が異なる視点で質問をされるため、弊社のビジネスにおける「お客様の観点」に気付く機会であり、今後もこのような形で進めていただけますとありがたく思います。
- 他社の質問は自分たちでは気がつかないことを新に知れたことが勉強になりました。
- バックグラウンドの違う人の、講義に対する質問が参考になったためです。自分が気にならなかった点を気にしている人がいることに気づけたり、その人の質問や質問の理由などを聞いたりすることで、視野が広がり、より講義が有意義になると感じました。
- 他業界や他人が感じる問題意識や課題について聞くことにより、更に広く、深い考察ができることが参考になる。
- グループディスカッションにより理解が深まったことと、それぞれの企業様での興味関心ごとが知れたため。
- 時間が短くて、意見交換するために必要な、その人のバックグラウンド知ることができなかった。関心を寄せるポイントが、そのバックグラウンドによって異なるので、チームとして有効な質問を絞り込むことが容易ではなく、リーダー任せに。
- グループにSAC初参加の方が多く、皆様のご意見が新鮮でした
- 他社・他業界の関心事を聞くことで、新しい視点を得ることができた。
- 各班の質問の視点が全く違っており、自身及び自身の班では考えていなかった内容を知ることができたため。(時間が短かったためメンバーと内容について深い話ができなかった。また、質問を纏めるのに苦労した。)
- グループの中で、他のメンバーから、私が気付いていない質問がいくつも出てきて、とても勉強になりました。グループトークの醍醐味を味わうことが出来ました。
- 他社の方々の着眼点が、自分とは異なり、視野が広がりました。
- 職種、年齢、価値観が異なる異業種とのグループワークにより多様な視点に触れることができた。また自分自身とは異なる角度から疑問や意見を捉え、意見交換をすることで自分自身の考えに広がりを持たせることができる。
- 多種多様な企業が集まってのグループトークになりますので、自分一人では思いつかないことなど、色々な視点から話をすることができた。
- 講義から感じたことが、わりと皆さんで共通していたのが感じられて、興味深かったです。ただ、ふだんの業務の立場が違うなかで集まっていることから、もっと時間があれば、よりお互いにこの場ならではの発見ができたかもしれません。
- 疑問点にたいし、的確かつロジカルに回答いただけたため
- グループトークでは、金融ジェロントロジー(金融老年学)の視点からビジネスチャンスがあるかも知れないと感じたこと。グループ別質疑では、脳のゴミは取り除けるかという質問に関し脳の蘇生力があること、スマホやゲームではその使い方やコンテンツでマイナスにもプラスにも働くことなど、ポジティブな側面もうかがえたことです。
- 異なる分野の方々の意見をまとめることで、「実は本質は同じところに着目している」ということに気づくことが出来、とても有用でした。
- 自分や属するグループ以外の気づいていなかった質問や説明が聞ける為。また、多くの質問を聞ける為。
- 異業種の方たちの自分とは異なる視点を知ることが出来た。
- それぞれ、別のバックグラウンドと目的を持った参加者が着目するポイントや、疑問に感じる点が非常に新鮮でした。
- グループで出た意見が全員まったくちがう方向だったのが面白くもあり、ただまとめるのが大変そうでもありました。リーダーをしてくださった方が的確に整理してくださったため助かりました。様々な質疑の中で自分では思いつかない疑問点がたくさん聞けたので大変興味深くまた参考になりました。
タグ:スマート・エイジング, デジタルヘルスケア, 川島隆太, 朝食, 認知症
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