SAC東京4期コースⅡ第10回月例会 参加者の声

3月20日SAC東京コースⅡ第10回月例会 参加者の声


3月20日、SAC東京4期 第10回月例会開催されました。講師は、スマート・エイジング・カレッジ東京事務局の小川利久事務局長。講義テーマは「これからの介護ビジネスはどうなるのか?」でした。

介護保険施行から19年目、人生100年時代に向けて介護ビジネスは科学的根拠を求められる時代となりました。

SACで学んだ生命科学の各講義を振り返りながら介護を「住環境の力」、「脳の力」、「食べる力」、そして「生ききる力」を統合して「まちづくり」へつなげる手法を介護現場の実務から再検証しました。

さらに日本の介護は東南アジア諸国へ広がりをみせ始めました。これから高齢化を迎える国々が日本の介護技術やシステム、製品を求めています。

一方で人手不足が国内の介護ビジネス拡大の道を閉ざそうとしています。一昨年制定された介護技能実習制度、今制度議論中の新制度「特定技能」の最新情報から外国人介護人材の可能性を紐解きました。

今後、日本の介護現場で働く外国人がどのような役割を担っていくのか、そのために新たに何が必要なのか?日本の介護が世界へ循環する。そのポイントからもこれからの介護ビジネスを検証していきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 介護事業の最新の現実と課題を理解することができた。
  • 時代背景や制度変化の変遷から、現場でのリハビリ事例まで講義でご紹介いただき、マクロ~ミクロの視点で介護ビジネスを俯瞰できました。
  • 現行の介護保険制度の穴がよく理解できた
  • 将来的な介護事業(ビジネス)の方向性を知ることができたから。大事にすべきは「食べる力」であり「学習療法」も有効なプログラム。但し、取り入れられる施設が現状少ないのは残念であったし、人集めも含めた運営の難しさを思うと、これから一気に普及が拡がるとも考えづらく、ビジネスとしての成功事例、拡がっているところが示されたら良かったが。。。と思った。
  • 私は介護事業を運営しております。最新の高齢医療や認知症、そして介護の現状についての内容で大変参考になりました。特に認知症の種類に関する内容(スライドp43)に関しては、現状の介護サービスを見直す大きな参考になりました。有難うございます。
  • 今後の弊社の業態にとても参考になった。
  • 今後の介護業界の在り方について、ビジネスの面、個人的な面の両方から考えることが多かった。ビジネス面では、弊社のような小売主体のデベロッパーでは関わりがないかとこれまでは思っていたが、他業種との連携により、それも大きく変わるのではないかと考えが変わった。
  • 業務の関係で外国人人材について勉強しており、参考になりました。もう少し時間を割いてほしかった。
  • 日本の介護の現状と将来像を知ることができた。科学的エビデンスを実践的エビデンスに置き換えていくことの重要性をニューロマーケティング等の分野でも考えたいと感じた。
  • 介護ビジネスの制度背景と今の試みが理解できた
  • 老人ホームの住環境、認知症に対する学習療法など、介護ビジネスを考える上で参考となる生の情報を入手できたため。
  • 認知症の誤診が多そうということで、正しい知識と、簡便な測定法などが重要であると感じた。
  • 弊社は介護ビジネスをやるわけではないが,今後車両が保有優先から使用優先に変わった時のサービスビジネス(MaaS:mobility as a service)を考えていく必要がある.介護ビジネスはMaaSの先行事例ともとらえられ,何がブレイクスルーポイントになっているのかを事例で示して頂いたのでたいへん参考になった.
  • これから介護を取り巻く環境がどう変化していくのか的確に把握できたので大変参考になりました。学習療法により被介護者の安定、介護者の業務低減が図られるというレポートはとても介護への見方が変わりました。
  • 介護の分野は、確かに医療看護のシステムに比べて後発だし、優先順位がそれに比べて低く見られている。日本医師会のような政治への圧力団体、医療機関の規模、社会的な存在感との差異はあるにせよ、介護の分野の改革は待ったなしとの共通認識が、更に強化されなければならない。確かにこの分野は難しいとの小川先生の実務からの経緯踏まえた介護分野の厳しさの警鐘は分かりますが、一握りの分かっている方だけで仕方がないでなく、ロビー活動含めた改革のうねりが欲しいと思っています。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 自分の持っている疑問を整理し、回答につなげてもらえた。
  • 公的介護保険内・外で、今後のビジネス展望を解説いただき、公的介護保険外でのビジネス参入が具体的にイメージできました。
  • 上述した通り講義内容が直結するものではなかったので、それにつられる形です。
  • 1年の総括ができてよかった
  • 介護そのもののみならず、制度等も踏まえた背景を説明して下さる事で深く内容を理解できました。
  • 考えがまとまり、かんがえるしてんがはっきりした。
  • 村田先生は自分が考えていることとは別角度で質問していただけたので。
  • 外国人人材関係のところも突っ込んで欲しかった。
  • 質問の切り口等を含めて、ためになる。
  • 重要ポイントをアイスブレイクで再確認できたため。
  • 高い視座でまとめてくださったので理解が整理された。
    まったくの異業種のお話だったので,何がポイントか把握できてよかった.
  • 第2期の頃の村田先生は、介護のことは少しプライオリティが低く考えておられたようでしたが、100歳人生に直面して、SACとしても重視して行くとの、感触をお持ちのようでありがたくおもいました。この分野は、(基礎)研究には、馴染まないかもですが、社会コストの削減含め、死生観にも及ぶは、学際的で面白い分野だと思います。是非、東北大学としても、単に一部局でなく、全学的な取り組みに値するとの期待を持っています。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • それぞれのメンバーの出身母体が異業種だったため、異なった立場からの意見がでてきて、新たな気づきがあった。
  • 学習療法がなかなか普及しない理由について、公文の企業体質含めて本音のご説明をいただけたのが、大変参考になりました。
  • 毎回異業種の方とお話しができるので非常に新鮮です。特に同グループに実際介護施設をやっている方がいて、現場の声を聞くことができました。知らないことも多くありました。
  • 自身と違う観点からの質問ができて理解が深められた
  • 異業種の方と同グループになったので、視点の異なる意見が聞けて参考になりました。グループ別質疑でも、やはり異業種の方の視点が知れて面白いと感じました。皆さん共通してシニア市場をビジネスとして捉えているからこその参考になる意見が聞けたのだと思いました。
  • 他産業の方々が、日本の介護に疑問や理解するのが困難に感じていらっしゃる部分を知る事が出来ました。このことをサービス改善に取り入れていきたいと考えております。
  • 異業種の方達と話すことで違った視点で物事を捉えることができた。
  • 勉強になりました
  • 今回はグループに介護業界の方がお二人いらっしゃったので、業界のお話も伺うことができプラスになった。
  • 他業種の方のいろいろな疑問が確認できてよかった。
  • 各社の視点で、質問があり、有用
  • 専門が異なったメンバーでグループを形成できたので、グループトークを通じて知見が広がったため。
  • 異業種の方の質問による気づきがあった。
  • 業種の異なる方々と話しをして、介護業界をとらえている角度の違いが新鮮だった。

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