SAC東京3期コースⅠ第1回月例会 参加者の声
4月20日開催 SAC東京コースⅠ第1回月例会 参加者の声
4月20日、SAC東京3期 第1回月例会が開催されました。講師は東北大学加齢医学研究所 所長兼スマート・エイジング学際重点研究センター所長 の川島隆太教授。講義テーマは「スマートエイジング概論」でした。
講義では、スマート・エイジングという考え方とその社会的背景、これまでの研究活動について、また「身近なところにあるアンチ・スマート・エイジング」と題して、テレビやスマホの長時間視聴の脳への弊害についての最新研究動向についてもお話しがありました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が参考になった理由は?
- スマートエイジングがこれからの超高齢化社会において不可欠なこと、20代からの認知予防が必要なこと、テレビ視聴やスマホ利用が、子供にも大人にも、脳の発達・維持・向上に支障をきたすことを学べたこと。
- 川島先生のお話を伺い、まずアンチエイジングに対する考えが変わりました。キーワードだけが先行して一般的に浸透してしまったキーワードで普通にマーケティングの現場で使っていますが、スマートエイジングの概念をより可視化していく事が重要だと感じました。
- スマートエイジング分野の情報を収集できたこと。例えば、前頭前野を活性化するテレビ開発などを知りえたことなど。
- 生を受けてから死ぬまでの期間をスマートエイジングととらえ、経年変化に対応し、豊かさの創っていくという考え方は、とても共感します。また最新の脳科学の情勢、情報等もわかりやすくご教示いただきました。
- 在宅医療事業者への支援サービスを業とする私にとって、スマート・エイジングの思想、認知症進展と脳内変化のプロセスは、現場で使えるテーマであるため。
- 自社事業分野の在宅医療介護における認知症ケアにつながる内容であったため。これまで私自身に知識として持ちえていなかったスマートエイジングといった概念が、長期の研究によって開発されていることがわかりたいへん有意義でした。
- 概論としての加齢医学とスマートエイジングの考え方が大変よく分かり、以降の講義への関心がさらに高まりました。
- 東北大学の加齢医学研究所の詳細の内容と、スマートエイジングの定義そして、現在の具体的取り組みを分かりやすく説明して頂きました。またチーム毎の質問も非常に参考になりました。
- 課題図書を読んで疑問に思っていたことが解決いたしました。「脳が働く」ということについて大きな誤解をしていました。また企業からの提案方法について、言及いただき、より具体的なイメージをつかむことができた。
- スマートエイジングの概念理解が進みました。参加前はスマートエイジングは高齢学だろうと考えていたのですが、「発達学」(言葉が正しいかどうかは自信がありませんが)であることを理解し、考え方に幅を持たせることができると思いました。また最近の研究知見を聞くことができて、大変勉強になりました。
- 脳は自身の疲れや機能低下を認知できないということが、科学的な測定によって証明されているという事実が初耳で、改めて認知症増加という社会問題の根深さを痛感いたしました。
- スマートエイジングの「年齢とともに人生が豊かになる」という考え方や、認知症ゼロ社会の実現に大変共感致しました。今後、スマートエイジングの実現に向けて微力ながらお役に立ちたいと存じております。
- スマートエイジングの考え方がよく理解できましたし、好感を持てたから。「加齢現象は成長であり、より賢くなる亊」というSACの考え方を、今後弊社の目指すものに取り入れていきたいと思います。
- 1.加齢医学研究所設立の背景や位置づけが明確に理解でき、この講座の位置づけが分かったこと。2.認知症、認知脳機能に関する現状、を理解できたこと。
- エイジング概論の手ほどきとして良く理解ができた。年をとることは成長現象という、ポジティブな話は、加齢を重ねるとネガティブにとらえがちであるが、豊な人生を送るには、そういった考えは同感できる。企業活動の存続の上でも、この大きな社会問題に対して新たなソリューション提供を行いたい。と考えました。
- 超高齢化社会を迎える日本にとって、スマート・エイジングという概念は非常にマッチしていると感じ、そのために脳に刺激を与え、認知症等を事前に予防または予測していくことへの道筋についてとても納得感の持てる講義内容であった。また、認知症を予防するには40代頃から手を打たねばならいないことや、テレビ・スマホの長時間利用が悪影響であることなど、初めて知った研究成果などをお伺いすることができ、大変参考となった。
- 現在の最先端の研究状況を網羅的に確認することができました。
- 日頃弊社患者様に、運動や栄養などの指導を行っていますが、スマートエイジングの考えを聴き、もう少し違うアプローチができるのではないか、特に認知刺激を取り入れたプログラムの重要性を感じています。今後、日本の高齢者人口の割合も増々増えるという事で、このスマートエイジングの考えをしっかり学び何か社会に貢献できることを目指していきたいです。
村田特任教授によるアイスブレイクが有用だった理由は?
- 川島先生のお話もとても良かったが解説が丁寧で良かったです。
- 講義中に正確に記憶・理解できなかったことを簡潔に振り返っていただいたこと。また、質問の観点を例示していただいたことで、自身で深読みしないで、素直な質問を考えることができた。
- 川島先生の講義の振り返りができたこと。
- 講義のまとめと質問で、理解が深まるために役立ちました。
- ポイントをわかりやすく説明して下さるので助かります。
- 川島講師の講義をさまざまな角度からかかりやすく解説され、より理解を進めることができたため。
- 川島先生の講義のポイントと、単語の解説を改めてしていただくことで、初めての講義でもアタマが整理でき大変参考になりました。
- 今回の授業のキーワードを再認識させて頂きました。新しい気付きがありました。
- まさにアイスブレークとして川島先生の講義内容を別角度から理解できるきっかけになった。
- グループトークの前に、基本的な概念を整理いただいたので、全体の認識を揃えることにつながったと思います。
- 講義前に資料配布も、講師自身でのアジェンダ説明も冒頭にあったにもかかわらず、膨大かつ密度の濃い講義だったため、俯瞰した論理構造を掴みきれておりませんでした。サマリーを再度確認いただいたのはとても助かりました。
- 従来の認知症予防と今後の認知症予防の違いについてなど丁寧にご説明いただき理解が深まりました。
- 「認知症予防の従来と新たなものとの違い」等、知りたい内容をピックアップして、Q&A方式でご説明いただいた事で、講義の内容に対する理解が深まったから。
- 川島先生の講義を受けたうえで、お聞きしたい内容について質問をして頂けたため。また、村田特認教授が質問により川島先生からのコメントを引き出していただいたことで、より講義内容の理解が深まった。
- 質問を考えるガイダンスになりました。
- 講義の要点を整理する事ができ、自分の考えをまとめるのに役立った。
グループトーク、グループ別質疑が有用だった理由は?
- 異業種かつ年齢層・仕事の立場が異なるメンバーで構成ができ、さまざまな考え方・質問が出て、自身の見識の狭さを思い知った。
- 様々な意見をヒアリングできてよかった。
- グループトークにより、今回のテーマであるスマートエイジングについてより興味を深めることができた。発表で終わるグループワークとは異なり、川島講師がひとつづつ丁寧に応えてくださり感動したと同時に、異業種の各グループの質問が幅広く、今後に役に立てることができそうです。
- 異なる業種の方々と意見を交わし質問をつくったこと、その他のグループの皆さんのまた異なる疑問をうかがえたことは大変参考になりました。また川島教授にも丁寧にご回答いただき大変感謝しております。
- 参加された方との交流ができました。また学びをより深くできました。
- グループ内である程度選別したうえでの全体質疑であったので、質問のレベルをあげることにつながったと思います。
- 異業種の方々のシニアビジネスへの取り組みを知る機会となりました。
- 自分以外の多くの疑問点を聞いたり、話合う事を通じて、講義の内容に対する理解が深まったから。
- 出身母体の違い、および個人差かもしれないが、いろいろなアングルからの質問がでて、新しい認識がうまれた。
- 他社企業がどのようなことを考えているのか、専門性をもった企業の方もいることがわかった。勉強になりました。
- グループトークにより、それぞれの所属している会社の知りたい内容や関心を知ることができた。また、グループ別の質疑を聞くことで、他グループの関心事も把握することができ、自分自身では考え付かないような観点の質問も有り、とても有意義であったと感じた。
- それぞれ異なるバックグラウンドを持つ参加者のお話が聞けて色々とビジネスのヒントをいただきました。質疑によってより深く講義内容を理解することができました。
- グループトークでは業種が違う方の意見や考え方を聴き、新しい気付きや新たな疑問などを再確認する事ができ、大変良かった。
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タグ:スマート・エイジング, スマート・エイジング学際重点研究センター, 川島隆太, 産学連携, 脳科学
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