SAC東京コースⅡ第8回月例会 参加者の声

11月24日開催 SAC東京コースⅡ第8回月例会 参加者の声

blog161124b11月24日、SAC東京2期 第8回月例会が開催されました。講師は、文学研究科心理学講座 行場次朗 教授。講義テーマは、「五感を介した感性特性の評価と分析」でした。

行場先生は「空間感性」研究の第一人者で、特に空間体験における「臨場感」と「迫真性」について様々な研究に注力されています。講義では空間感性の分析と評価手法に触れ、商品開発、空間開発などへの応用のヒントをお話しされました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 人の行動、意欲、決断、など積極的行動と五感(感覚情報)は密接に影響し合っている事を改めて知り得ました。
  • 空間感性における迫真性(研ぎ澄まされた感性)の研究をされているのが非常に参考になりました。
  • 先生にご教示いただいた知識と、もともと自分が有していた知識を合わせて考えるきっかけになりました。
  • これまでとは違った内容の講義であり、感性に関する理解が深まった。
  • 「空間感性」という話に大変興味を持ったから。「自らの感性により空間を創出し共有する」ことを無自覚に行っていることが興味深かった。
  • 五感、迫真性、臨場感の上に感性があり、またその上に知性があることと、経験がそこをつなぐことの関係性について100%理解までは至らなかったが、幾つか気づきもあり、そのあたりを今後に生かすことが出来ればと思う。
  • 感性工学手法を用いた商品開発に従事しており、感性と感覚について理解を深めることができました。
  • 専門的な部分が難しくはありましたが、迫真性という概念、その中身が臨場感とは別物であることを、映像と音の具体的な事例をもって理解でき、大変勉強になりました。
  • 感覚的なものを客観的に評価することがいかに難しいかを考えさせられました。
  • 感性とは曖昧なもので捉えることが難しいと思っていましたが、感覚や脳内基盤との関連等、最新の研究動向を学ぶことができました。
  • 「迫真性」を考えるにあたって、逆理的効果に関する内容は非常に新鮮で、大変参考になりました。鑑賞者に対して強烈な印象を残すためには、ただ闇雲に大きな映像や音量を追い求めるのではなく、むしろ逆理的効果を上手に活用することが重要であることを学びました。
  • 感性という企業での商品開発に非常に重要であるものの、言語化、定量化が難しく手をつけるのに苦労している点について、論理的に解説頂き参考になった。
  • 活動性因子、力量性因子は加算的だが、評価性因子はそうでないというご説明が、普段の開発業務を極めて強くリンクし参考になった。扱いやすい活動性、力量性だけにとどまらず、評価性にいかに意識を向けるかが重要だということを再認識した。
  • ひとくちに感性と言っても、活動性、力量性、評価性の3つを考えないといけないことは新たに勉強になりました。
  • 空間感性では、リアルを追及するよりも迫真性が重要であるとあったが、食品開発を行ううえでも、素材本来の味を忠実にリアルに再現するよりも、お客様の中にある「素材らしさ」を効果的に演出することがしばしばあるがこれで同じ現象だと感じた。実体験でも理解しやすく納得できた。
  • 空間感性というテーマで、特にコンテンツや空間をアレンジする際の、五感の観点が、臨場感と迫真性の2軸で捉えられ、日本人的感性の研ぎ澄まされ感が科学的に捉えられていたため。
  • 感性工学の全体観を整理することができた。
  • 日常特別に意識することがほとんどなく、一方で社会で暮らすうえで重要な「感性」について、あらためて専門的な解説やご意見等をお伺いできたことは新鮮かつ有意義でした。

村田特任教授によるアイスブレイク、および個別質疑が有用だった理由は?

  • 不便、不満、不安の解消がビジネスに繋がる。と今回もこれらがベースに講義して頂き学び得ました。
  • 今回の授業内容は表層的には何となくわかるが、理解が深まらず、困惑していました。ふだん何気なく使用していて理解しているつもりの言葉の定義をきちんと明らかにするよう導いていただけたので理解が深まったような気がしました。
  • ここに新たなビジネスチャンスがあるかと感じます。
  • 違った観点での質疑があり、参考になった。
  • 知識の整理につながりました。
  • 同様の疑問点が明らかになった。
  • 今回もわかりやすく「翻訳」をして下さったから。
  • 村田先生の指摘ポイントを聞いて、理解と整理がついた。
  • 「空間感性」で自らの感性により空間を創出し共有するプロセスの例としての、テーブルにそえる1個のリンゴや料理の盛り付けのようなちょっとした創意工夫による対人との共有の例の提示が解りやすかった。
  • 先生の話についていくことで精一杯な部分があったので、改めて頭を整理することができました。
  • ご講義の直後はどこから解きほぐしていいのかわからないほど難しく感じていましたが、村田先生のアイスブレイクが理解のサポートとなりました。
  • 今回も自分では考え付かない質問を聞くことができました。
  • 村田特任教授による質問で、講義の整理ができるので非常に助かっています。
  • 講義の中で消化できなかった部分を掘り下げていただき、ありがとうございました。
  • アイスブレイクにより、講義内容をうまく噛み砕いていただき理解の助けになりました。
  • 部屋の演出、料理の盛り付けなどの例示があったことにより、空間感性の理解が深まりました。
  • 先生の質疑の視点を通して講義内容を見直せることができたので、より理解が深まった。(1)参加者の立場で具体的な定義や内容をクリアにしていただけたため。(2)各々のお立場からの質問が多角的に空間感性というテーマをとらえることにつながったため。
  • 自分自身が気づかない質問やご意見等を出していただけるので、理解が深まったと思うため。

パネルトークが有用だった理由は?

  • パネルの方が、今回のテーマをどのような側面で、どのような業務に活かしたいと思って聞いているのかが良く理解できた。このように他社の視点を入口にディスカッションを聞くことができると、自分が今回の講義をどのように自身の業務に活かしていけばよいか、そのヒントをもらえた。
  • 「君の名は」や「冬のソナタ」を例に聖地巡礼で訪れた現場で、感動派と残念派に分かれる各特性の違いと、現場を補完しながら見ているはずだという意見が授業内容の具体的な例として理解が深まりました。
  • 感性を磨くための方法、感性が老化するかどうか、など興味深い切り口での疑問を提供していただき、大変参考になりました。
  • 幸福度の高い人はストレスに強い。とのコメントにヒントを得ました。
  • 大学と企業のそれぞれの役割が具体的にイメージでき良かったです。
  • 質問やディスカッションから新たなビジネスヒントになった。
  • 業種がことなるので、質問の切り口は違うものの、会話を深めていく中で、いくつかの気づきを得ることができました。
  • 事業に照らし合わせた質問によって、講義内容のイメージが具体化でき、理解が深まりました。
  • 聖地めぐりでのギャップに関する質問などが面白く、理解が広がりました。
  • パネルトーク参加企業の取り組み内容を知ることができた。
  • パネリストの独自視点が参考になりました。
  • 各企業様の取り組みがわかり、興味深く思いました。
  • 聖地巡礼に対し、迫真性と臨場感の観点から読み解いていた解説は面白かったです。
  • シニアの旅行を事例として、お客様に深い感情を残すひとつの手法を学べたと感じる。
  • 個別質疑と同様、各々のお立場からの質問が多角的に空間感性というテーマをとらえることにつながったため。

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