「呼気オミックス」タグの記事一覧

SAカレッジ22年度 コースⅢ 第7回月例会質疑セッション 参加者の声

⾚池 孝章 教授「新興再興感染症と呼気先制医療」

2022年10月18日、SAカレッジ22年度コースⅢ第7回月例会 質疑セッションが開催されました。講師は、東北大学大学院医学系研究科 副研究科長、環境医学分野 教授、日本細菌学会理事長、⾚池 孝章(あかいけ たかあき)教授による「新興再興感染症と呼気先制医療」でした。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

SAカレッジ21年度 コースⅢ 第11回月例会 参加者の声

⾚池 孝章 教授「新興再興感染症と呼気先制医療」

2022年2月24日、SAカレッジ21年度コースⅢ第11回月例会開催されました。講師は、東北大学大学院医学系研究科 副研究科長、環境医学分野 教授、日本細菌学会理事長 ⾚池 孝章(あかいけ たかあき)教授。講義テーマは「新興再興感染症と呼気先制医療」でした。

呼気オミックスは、質量分析装置を用いた呼気エアロゾルのオミックス解析であり、先生はミトコンドリアの硫黄呼吸の代謝機構に関わるオミックス研究に取組まれています。

硫黄は自然環境に普遍的に存在し、酸素が生物界に出現する以前から生命進化に貢献しています。しかしながら、生体内の硫黄代謝系については不明な点が多くありました。先生の研究チームは、解析を進めるなかで硫黄がミトコンドリアにおいてエネルギー代謝を営むことを見出しました。この研究結果は英国科学誌「Nature Communications」にも掲載されました。(参考:東北大学 2017年 | プレスリリース・研究成果 | 世界初:哺乳類における「硫黄呼吸」を発見 – 酸素に依存しないエネルギー代謝のメカニズムを解明 –

現在、この様な革新的な硫黄研究を「超硫黄オミックス」と呼んで、その未来型医療への応用展開と社会実装に向けた先端医療技術の開発を進めています。例えば、呼気エアロゾルを用いた硫黄代謝解析・呼気オミックスによる非接触・無侵襲生体情報モニタリング法を確立しつつあります。さらに、呼気オミックスによる先制医療をヒューマンエアローム事業として東北大学から導出する方向で検討しています。

本月例会では未来型呼気医療の開発の現状を紹介することで、ポストコロナ時代の新しい医療のかたちを俯瞰していきました。島津製作所と呼気オミックス開発事業を展開している赤池先生の貴重な講義は、非常に興味深いものでありました。

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