「いのちの科学の最前線」に本橋ほづみ先生の研究が紹介されています
「 老いの制御の今と未来」
SAカレッジにご登壇の本橋ほづみ 教授の研究が、朝日新書「いのちの科学の最前線 生きていることの不思議に挑む」に紹介されています。
本書は、長年にわたり、研究所や理系企業の取材・インタビューを手掛けられてきた、理系ライター集団である「チーム・パスカル」が、「いのち」をテーマに「10人の博士と生物が織りなす最先端の研究領域」について案内する本です。
「進化の衝撃、細胞のドラマ、コンピュータで解く生命、そしてこころの謎に迫る。」というキャッチで始まる本書は、「はじめに」の部分で、高校で生物を選択しなかったチーム・パスカルのメンバーが、ミトコンドリアの細胞内共生説を大人になって知ったときの衝撃と感動について書かれています。(以下抜粋)
「書いて伝える専門家であるライターと、研究の専門家の緊密なコラボレーションによって、とれたての研究の最前線を、ディープに、しかも分かりやすくお届けすること。それが本書のミッションである。(中略)自分がさらに広大な世界の一員であることに初めて気づき、自分が知っていることはほとんどないということを思い知った。だが、その広々とした世界にもやっぱり壁がある。その壁を、毎日、コツコツ穿ち続けている人がいる。研究者と呼ばれる人たちだ。(中略)そんな研究者たちに取材して、壁の穴から覗いた世界について語ってもらうたびに、ミトコンドリアの正体を知ったとき以上の驚きに包まれる。それは他のパスカルメンバーも同様である。その衝撃を、本書を通して共有したい。自分の知っていることは、ほとんどない――そう痛感する清々しさを、ぜひ味わってほしいのだ。(後略)」
本書の「6 老いの制御の今と未来」という章に、本橋先生のNRF2の研究について書かれています。
本橋先生をはじめとした「10人の博士と生物が織りなす最先端の研究領域」を、初心者でも分かりやすく伝える理系ライター集団「チーム・パスカル」がまとめた、未知の知を「痛感する清々しさ」を味わえる、非常に興味深い本です。
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