SAC東京3期コースⅡ第5回月例会 参加者の声

8月24日開催 SAC東京コースⅡ第5回月例会 参加者の声

8月24日、SAC東京3期 第5回月例会が開催されました。講師はサイバー医療、生体制御工学専門の吉澤誠教授。講義テーマは、「カメラによる健康センシング~身体映像からの生体情報抽出~」でした。

循環系(心臓血管系)は、心拍数を操作して血圧を調整するようなフィードバック(出力が入力に戻るような仕組み)に基づく制御をしています。一方、出力結果を用いずに操作量を決めるフィードフォワード制御を行う場合もあります。これは、立ちくらみで失神しないように末梢血管が収縮したり、恐怖を感じたときに急に心拍数が上がるような自律神経による反射が起こる場合に対応します。

今回の講義では、このような循環制御系の巧妙な仕組みを説明した後、ビデオカメラの映像信号から遠隔非接触的に血圧変動を推定する方法やその健康モニタリングへの応用について解説していただきました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 脈派や血圧などのログデータを蓄積し、データ解析することで様々なソリューションが期待できるような印象を持ちました。
  • 平常時の脈波の計測の重要性と現在の計測技術の状況など貴重な情報が得られました。
  • 最先端の研究課題であり、仕組み等は理解が難しかったが、どのようなものに応用可能かを考えるきっかけとなった。
  • 非接触型の脈波測定など、健康・医療・介護領域における応用に将来性を強く感じた。
  • 非接触での計測を、エンターテイメントの中に活かすことができるのではないかと、想像ができたこと。 未来に向けて、技術精度があがれば、ビジネスの可能性が広がると感じた。
  • カメラセンシングのデモをいただき開発状況までうかがい知ることができた。
  • 脈波・自律神経の研究分野の進捗と課題(課題をクリアするための課題まで)を理解できたため。
  • センシング技術や、そこから解析される健康状態・感情などは、マーケティングにも大いに活用できる可能性を感じた。
  • 脈派の変化により本人も自覚していない心身の変化も日常的に簡単に知ることが出来る技術がほぼ出来上がっている事に大変驚きました。介護事業経営者の立場としてもこの技術は、ケア内容や職場環境を含めたマネジメントを大きくしかも簡単に向上出来る可能性を秘めていると感じました。一日も早い製品化を望んでおります。 また、身体機能や特性についての内容についても大変参考になりました。有難うございました。
  • 映像脈波の活用、現在だけでなく過去の映像も活用できることが、心豊かな社会へつながるかもしれないと、期待を抱きました。
  • 遠隔地医療の可能性や写真・動画で体調等を確認できる可能性について知ることが出来たため。
  • 医療分野での利活用はもちろんのこと、様々なサービスへの転用可能性が考えられ、とても刺激的な講義でした。 特に目を引いたのは、専用の高性能カメラなど特殊な装置は不要、一般のカメラを用いることを前提に研究されており、先進かつ実現可能性が高い技術であるという点です。 ぜひ自社の商品にも導入・テストをし、商用化に向けて取り組みたいと考えています。
  • 映像情報から心拍数・血行状態・脈波伝搬時間差を把握する技術は、今後のさまざまな応用の可能性があり、非常に興味深い内容だった。
  • 画像解析により非接触で脈派を計測できる技術に関する知見を得ることができたため。

村田特任教授によるアイスブレイクが有用だった理由は?

  • 専門的なお話もあった中、基本である脈と脈波の違いを明確にしていただいたこと。 汎用機器を使い、非接触で血圧変化の連続性を見える化できるということがよくわかった。
  • 脈波についての理解が深まった。自律神経系のバイオフィードバックトレーニング応用が興味深かった。
  • 個別質疑やアイスブレイクでの説明により 現在できること、できないことなどがより理解できた。実装を見せてもらえたことは、有意義であった。
  • 個別質疑やアイスブレイクでの説明により 現在できること、できないことなどがより理解できた。実装を見せてもらえたことは、有意義であった。
  • 何気なく聞いていた「脈」と「脈波」の定義について村田特任教授がより掘り下げて下さる点から始まり、内容をより正しく理解するのに大変重要な質問ばかりでした。
  • 「一般の市場に投入可能な研究か」という痒い所に手が届く内容であったため、非常に有用でした。
  • 技術内容に関する基礎知識の補完ができたため。
  • 講義内容の整理、周囲の疑問点の共有が出来たため。
  • 講義の内容が難しく、議論の中で理解が進んだため。
  • アイスブレイクでは脈波とは何かなど講義の前提として理解しておくべきことを念入りに質疑くださり理解が進みました。
  • 難しい内容の講義の際は、村田先生のアイスブレイクがあると2回説明を聞くことができる。また、質問もしてくださるので理解をさらに深めることができる。

グループトーク、グループ別質疑が有用だった理由は?

  • 同じ講義を聴いても、業界が違うと、気になるポイントがまったく違う(製薬会社の方なら「治験前後の違いが計測できるのか」など)ことが興味深く新鮮であった。
  • 多くの企業が非接触型の脈波測定技術に興味を持ち、その応用に係る発想が豊かであること。
  • 画像診断の解析時間であったり、感情解析は具体的にどうやるか等の異なる視点での質問が多く、それぞれのドメインの違いが出て、勉強になった。
  • 業界によって着眼点が異なるため、様々な疑問を聞くことができ勉強になる。
  • グループが異業種で構成されていたため、それぞれの業種から違った目線の取り組みを伺うことができ、自らでは思い至らない気付きや示唆を得ることができました。
  • まったく異なる事業領域の方が本技術をどのような顧客視点から応用を検討しているのかを知ることができたため。自社の事業領域の枠を超えて新たな可能性の検討のきっかけになった。
  • 様々な背景をお持ちの優秀な方々ばかりですので、非常に有意義な学びの時間となっております。
  • 介護施設などでの看取りがますます増える社会で、様々なニーズがあるのではと思いました。
  • 今回は研究内容の専門性がやや高かったが、グループで質問事項にまとめる中で相互に理解が進んだ。
  • 業界・業種によって関心の置き所が異なるため、新たな視点が得られる。
  • 他社の方と話すことで、多面的な見方ができるようになる。 初めての人とネットワークをするきっかけになる。
  • 食品業界、ヘルスケア業界の方とのグループでしたが、それぞれの業界の視点からの理解、質疑を討議できて理解が進みました。

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