「講師活動情報」の記事一覧(4 / 15ページ)

ウィズコロナ時代の「ニューミドルマン」として存在価値を高める

2022年11月25日 日経MJ連載「納得!シニア消費」

11月25日発行の日経MJに、村田特任教授連載の「納得!シニア消費」が掲載されています。

ゆこゆこホールディングス(東京・中央)が運営する「ゆこゆこネット」は、会員数は791万人、年間送客数約230万人泊に上る、国内最大級のシニア向けオンライン旅行サイトです。シニア層のインターネット利用率が年々上がってきているとはいえ、まだまだ不得手な方も多い中で、どのように会員数を伸ばしているのか、その理由に迫ります。(以下抜粋)

SAカレッジ22年度 コースⅢ第7回月例会は、赤池 孝章 教授です!

いのちのしくみ(生命素子)を解明して医学・医療に実装する

SAカレッジ22年度 コースⅢ第7回月例会は、東北大学大学院医学系研究科 副研究科長、環境医学分野 教授、日本細菌学会理事長、⾚池 孝章教授による「新興再興感染症と呼気先制医療」です。

呼気オミックスとは、質量分析装置を用いた呼気エアロゾルのオミックス解析です。赤池先生はこれまで、ミトコンドリアの硫黄呼吸の代謝機構に関わるオミックス研究に取組まれています。
硫黄は自然環境に普遍的に存在し、酸素が生物界に出現する以前から生命進化に貢献しています。しかしながら、生体内の硫黄代謝系については不明な点が多くありましたが、解析を進めるなかで硫黄がミトコンドリアにおいてエネルギー代謝を営むことを見出しました。現在、この様な革新的な硫黄研究を「超硫黄オミックス」と呼んで、その未来型医療への応用展開と社会実装に向けた先端医療技術の開発を進めています。例えば、呼気エアロゾルを用いた硫黄代謝解析・呼気オミックスによる非接触・無侵襲生体情報モニタリング法を確立しつつあります。さらに、呼気オミックスによる先制医療をヒューマンエアローム事業として東北大学から導出する方向で検討しています。本月例会では未来型呼気医療の開発の現状を紹介することで、ポストコロナ時代の新しい医療のかたちを俯瞰します。島津製作所と呼気オミックス開発事業を展開している赤池先生の貴重な講義です。

SAカレッジ22年度 コースⅡ第7回月例会は、山本 雅之 教授です!

未来型の地域医療体制で復興支援する、東北メディカルメガバンク機構の提唱者

SAカレッジ22年度 コースⅡ第7回月例会は、東北メディカル・メガバンク機構長、東北大学医学系研究科 教授(医化学分野)、山本 雅之 教授「東北メディカル・メガバンク計画とゲノム医療」です。

ゲノムとはDNAに含まれる遺伝情報全体を指します。ゲノム情報は体をつくるための設計図のようなものです。それらを網羅的に調べた結果をもとに、より効率的・効果的に病気の診断と治療などを行うのがゲノム医療です。

山本先生が機構長をされている東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は、東日本大震災で大きなダメージを受けた東北地方の創造的復興の実現に向けて2012年2月に設立、日本人15万人以上からなる世界最先端のゲノムコホートを構築し、それを基盤とした新しい個別化予防・個別化医療の創出を目指しています。

近未来の医療はどのようなものになるのか。知的存在感のある科学技術立国の実施を目指されている先生の、健康寿命延伸に直結する最先端の講義は、必聴です。

SAカレッジ22年度 コースⅠ第7回月例会は、本間経康 教授です!

人工知能の医療応用、とくに画像診断、画像誘導治療支援など

SAカレッジ22年度 コースⅠ第7回月例会は、大学院 医学系研究科 保健学専攻長、医工学研究科 知能システム医工学分野、工学研究科 電気エネルギーシステム専攻、スマート・エイジング学際重点研究センター 人間福祉工学研究部門長、創生応用医学研究センター 副センター長(AI応用医学部門長)、本間 経康 教授「計算知能技術による医用機器の高性能化」です。

講義セッションでは、最近隆盛の人工知能AIの基盤技術の1つである機械学習の医療応用について説明します。特に人工神経回路網を用いた深層学習の得意分野である医用画像診断への応用、例えばアルツハイマー型認知症の画像診断例や、適応的数理モデルを用いた治療装置の知能化など、臨床応用に向けた具体例を紹介します。

また、深層学習と従来の数理モデルとの相違に着目し、医療応用に際しての注意点やその対策も考察します。さらに、人工知能を製造・開発する立場や使用する立場の医療従事者だけでなく、使用される側の患者の意見など様々な立場から期待される機能や運用法など、実装に向けた最近の動向についても紹介します。

画像診断や画像解析は、業務の中でいろいろな場面に使える技術であります。本間先生は、単にパフォーマンスが高いだけではなく、人間が使うための技術を目指して研究をされています。また、大学発ベンチャーzelowaとCOVID-19感染対策の共同研究を通して、人工知能の社会実装も推進しています。

SAカレッジ22年度 コースⅠ第6回月例会は、筒井健一郎 教授です!

高次脳機能のシステム神経科学のエキスパート

SAカレッジ22年度 コースⅠ第6回月例会は、大学院生命科学研究科脳神経システム分野、筒井健一郎 教授「脳内の「報酬系」「罰系」は消費行動にどう影響するか?」です。

私たちの脳の神経ネットワークには元気ややる気を感じさせる「報酬系」と、恐怖や不安を感じさせる「罰系」があります。これらの働きに関わる脳内物質が、ドーパミンやセロトニン等のモノアミンと呼ばれる物質です。近年、これら「報酬系」「罰系」が、人の行動に対して様々な影響を与えていることがわかってきました。ビジネス現場では消費者の潜在的な消費性向を理解し、購買行動を理解することが不可欠です。そのためには脳内の「報酬系」「罰系」の仕組みの理解が極めて有用です。本講義では、複数の消費行動事例を取り上げ、脳の「報酬系」「罰系」が、どのように働くのかを事例で解説します。

SAカレッジ22年度 コースⅢ第5回月例会は、佐藤弘夫名誉教授です!

感染症と日本人―なぜ疫病神は「神」だったのか

SAカレッジ22年度 コースⅡ第5回月例会は、文学研究科 名誉教授の佐藤弘夫 先生による「感染症と日本人―なぜ疫病神は「神」だったのか」です。

前近代の社会では、人だけでなく、神・仏・死者、動物・植物に至る多様な存在がこの世界を分かち合っていると考えられていました。近代化は人間が唯一の特権的存在へと上昇する一方、他の構成員が排除されていくプロセスでした。かつて「神」として尊重されていた感染症をもたらすウィルスや菌も、この過程で世界の構成員から除外されます。

なぜ、病気や死をもたらすものたちが神とされたのか。その後、どのようなプロセスを経て、邪悪な存在へと変貌していったのか。背景にはどのような世界観の変容があったのか。

講義では、こうした問題を掘り下げることで、今わたしたちが立っている地平を照らし出すとともに、近未来の社会の在り方を考え、質疑セッションでさらに先生と掘り下げていきます。

サブコンテンツ

このページの先頭へ