開催案内:コースⅡ第4回月例会(7月8日開催)
月例会概要
講義テーマ:宇宙空間と線虫で読み解く高齢者の身体機能
講師:東谷篤志(ひがしたに あつし)教授
所属:東北大学大学院生命科学研究科 総長特別補佐
専門:分子遺伝学、宇宙生物科学
プロフィールはこちら
今回の月例会はオンラインSACでの開催になります。
オンラインSAC参加要領に従って受講環境を予めご準備願います。
講義概要
宇宙生物科学とストレス応答研究分野のパイオニア、東谷先生は、04年からモデル生物線虫を用いた5回の宇宙実験を実施し、多くの興味深い発見をしています。
特に神経から筋への重力応答や加齢に伴う筋萎縮の研究に注力され、ごく最近では、加齢や疾患に伴うミトコンドリアの障害により、筋の萎縮や崩壊が生じる詳細なメカニズムを世界で初めて解明し、注目を集めています。
東北大学プレスリリース:
ミトコンドリアの働きの低下による筋細胞の崩壊メカニズムを解明(モデル生物線虫を用いた実験成果)―加齢や疾患に伴う筋萎縮の予防に期待―
先生の研究では、モデル生物の1つである線虫を用いるのが特徴です。
なぜ、線虫がモデルに相応しいのか?
なぜ、宇宙空間での実験が加齢や疾患に伴う筋萎縮解明に有用なのか?
目から鱗の興味深い話が盛りだくさんです。
ぜひ、奮ってご参加下さい!
予習教材
●推薦図書
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- 宇宙飛行士は早く老ける? 重力と老化の意外な関係 ジョーン・ヴァーニカス 著/向井千秋、日本宇宙フォーラム
監修/白崎修一 訳 朝日新聞社ISBN 978-4-02-259905-6 - 宇宙航空医学入門 監修:日本宇宙航空環境医学会・宇宙航空医学認定医認定委員会 藤田 真敬 / ISBN:978-4-89279-449-0
- 宇宙飛行士は早く老ける? 重力と老化の意外な関係 ジョーン・ヴァーニカス 著/向井千秋、日本宇宙フォーラム
●雑誌
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- 月刊「細胞」 2018年 10月臨時増刊号 特集 地上生命の秘密を探る宇宙医学 ISBN 04128-10
①https://www.sairct.idac.tohoku.ac.jp/wp-content/ uploads/2020/06/200708_C2_ Copy-Part1.pdf
②https://www.sairct.idac.tohoku.ac.jp/wp-content/ uploads/2020/06/200708_C2_ Copy-Part2.pdf
- 月刊「細胞」 2018年 10月臨時増刊号 特集 地上生命の秘密を探る宇宙医学 ISBN 04128-10
●ホームページ
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- 文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 H27-H31 「宇宙に生きる」 宇宙からひも解く新たな生命制御機構の統合的理解 領域代表者:古川 聡(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構〔JAXA〕)
https://living-in-space.jp/ - 35日間の長期飼育で骨や筋肉の量が顕著に減少 ~「きぼう」における、長期飼育マウスの地上分析速報~
https://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/20161205_mouse.html
https://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/20161013_mouse.html - 線虫を用いた宇宙実験
体長1mmの小さな生き物線虫の筋肉も宇宙で育てるとやせ細る ― 微小重力が個々の細胞レベルに及ぼす影響―
https://www.jaxa.jp/press/2016/01/20160122_c_elegans_j. html
宇宙での世代交代とエピジェネティックな関係を調べる「宇宙環境での線虫の経世代における環境適応の研究」https: //iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/ second/epigenetics/
- 文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 H27-H31 「宇宙に生きる」 宇宙からひも解く新たな生命制御機構の統合的理解 領域代表者:古川 聡(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構〔JAXA〕)
月例会詳細スケジュール(予定)
日時:2020年7月8日(水)14:30~17:10(接続受付時間14:05~14:25)
14:05-14:25 接続受付時間
14:30-14:40 事務連絡(10分)
14:40-15:55 講義とアイスブレイク(75分)
15:55-16:05 休憩(10分)
16:05-16:25 グループトーク(20分)
16:25-16:55グループ別発表&講師によるコメント(30分)
16:55-17:00 総括(5分)
17:00-17:10 事務局連絡(10分)・終了
出席者ご確認のお願い
- 今回ご出席の方は、7月1日(水)正午までに
下記出欠確認フォームよりご登録ください。 - 月例会は同一企業の方であれば、登録1口につき1名様、どなたでも参加可能です。
連絡担当窓口の方は、どなたかにご出席頂けるよう調整ください。 - 出欠のご確認は、出席される方それぞれ個別にお願いいたします。
(2口参加企業の場合) - ご入力頂いたメールアドレスあてに入力内容確認のメールが届きます。
メールアドレスは間違いのないようにご入力ください。 - 月例会当日に参加者名簿をお配りします。
名簿には本出欠確認に基づく「会社名」「氏名」を掲載します。 - オンラインSACへ初めて参加の方は事前接続テストを実施頂きます。
下記実施から可能な日時を選択してください。既に事前接続テストを実施済みの方は「テスト済」を選んでください。
出欠確認フォーム
必要事項ご入力、出欠を選択のうえ、送信ボタンをクリックしてください。
事前接続テスト要領
事前接続テストの要領はこちらをご覧ください。
当日参加手順
- 予め連絡するURLリンクをクリックして、オンラインSAC用
の画面に参加ください。参加後、ご自身のマイクとカメラが動作して いるか確認してください。
当日のお願い
- 受付開始時間前および月例会開始後は参加できません。
- やむを得ず欠席、遅刻する場合は事前にご連絡ください。
お問合せ先
東北大学SAC東京事務局
TEL:03-6665-0983
(10:00~17:00、土日、祝日除く)
e-mail:sact(at)grp.tohoku.ac.jp ※(at) は @ に置き換えて下さい