「機能性食品」タグの記事一覧
SAC東京6期コースⅢ第12回月例会 参加者の声
3月24日、SAC東京コースⅢ第12回月例会 参加者の声
3月24日、SAC東京6期 第12回月例会開催されました。講師は未来科学技術共同研究センター 池田 郁男(いけだ いくお)教授。講義テーマは「どのような油脂をどれくらい摂取すれば健康によいのか?」でした。
我々が摂取する油脂(食事脂肪)の量と質は健康に大きな影響を与えます。
食事脂肪と健康に関する多くのヒト試験が欧米を中心に行われていますが、結果は必ずしも一致せず、また、日本人での試験は少ないのが現状です。欧米と日本では食事の内容がかけ離れているので、欧米の研究は必ずしも日本人には適用できません。従って、どのような油脂が健康によいかは明確には判断できないのが状況です。
マスメディアは限られた情報のみを取り上げ、正確さを欠く場合が多いようです。食事として摂取する油脂というと、植物油を連想するかもしれませんが、その摂取量は平均的日本人が摂取する総油脂量の14%に過ぎません。食品そのもの由来の油脂は全体の80%を占めており、結局は、どのような食事を摂取するかで、食事油脂の量と質がほぼ決まることになります。
本講義では植物油だけに注目するのではなく、どのような食事を摂取すべきかを考えていきました。
参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。
SAC東京6期コースⅢ第6回月例会 事務局レポート
無限大の価値を創造する~未利用資源の完全利用・高付加価値化技術~
コースⅢ第6回月例会は、大学院工学研究科 化学工学専攻反応プロセス工学分野の北川尚美教授による「無限大の価値を創造する~未利用資源の完全利用・高付加価値化技術~」が講義テーマです。
北川教授の専門は、反応工学(化学+生物)とプロセス(装置)設計です。東北大学工学部化学工学科を卒業後、同大学院で「植物細胞培養による物質生産」の研究で女性初、学科初となる博士号(工学)を取得されました。2018年には東北大学発のベンチャー企業となるファイトケミカルプロダクツ株式会社を設立し、CTOとして社会実装に向けた活動も行っています。
本日の講義は以下の4つの項目となっています。
- 解決したい社会の課題
①高齢化社会での健康維持
②資源循環型社会の実現 - 課題解決のための生産技術
①資源循環のための新たな考え方
②基盤技術となるイオン交換樹脂法 - 事業化への取組み
- 今後の研究・事業構想
①マルチ生産システムの普及
②健康寿命のモニタリングシステム開発
SAC東京5期コースⅡ第5回月例会 参加者の声
8月22日、SAC東京コースⅡ第5回月例会 参加者の声
8月22日、SAC東京5期 第5回月例会開催されました。
講師は、東北大学大学院 農学研究科 教授・ 応用生物化学科長の仲川清隆先生でした。
先生は食品の酸化劣化のメカニズムやヒトの疾病における酸化ストレスの関与機構の解明と、これらの防御に向けて食品機能成分の活用に取り組んでいます。いわば、食品や生体における「酸化と抗酸化」評価のマニアであり、東北大学地域産業支援アドバイザーも務めるなど地域企業との産学連携にも取り組んでいます。
月例会では先生方の取り組みや、魅力あるトクホや機能性表示食品のプロデュース、食品のシェルフライや色、味、香りの改善などをお話ししていただき、機能性をはじめとする食品分野について、幅広い知見を得ることができました。
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SAC東京4期コースⅡ 第3回月例会 参加者の声
6月21日開催 SAC東京コースⅠ第3回月例会 参加者の声
6月21日、SAC東京4期 第3回月例会開催されました。
農学研究科・応用生物化学科長であり、食品科学を専門とする仲川清隆教授の講義テーマは、「機能性食品、とくに抗酸化食品を考える」。SAC東京は初登壇です。
食品や生体における「酸化」の評価の第一人者である仲川先生は、食品の酸化劣化のメカニズムやヒトの疾病における酸化ストレスの関与機構の解明と、これらの防御に向けて食品機能成分の活用に取り組んでいます。
「キャンパスは見晴らしが良く、熊もいます」と参加者を笑いで惹きつけた上で、食品、酸化、病気などにおけるスマート・エイジングに関連するものを、私なりの捉え方でお話ししますと講義が開始されました。
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