SAC東京4期コースⅡ第1回月例会 事務局レポート

脳科学を応用して新産業を創成する

4月11日(水)開催のコースⅡ第1回月例会講義の事務局レポートです。

講師は加齢医学研究所長、スマート・エイジング学際重点研究センター長である川島隆太教授、講義テーマは「脳科学を応用して新産業を創成する」です。

脳の機能と加齢現象を知るために、大脳が4つの部分で構成されており、その中の特に「前頭前野」が何を行なっているのかの説明からスタートしました。

脳機能とは

脳機能の加齢変化をパソコンに例えて考えます。良いパソコンは情報処理速度が早く、情報処理容量も大きいです。人間の脳もパソコン同様に情報処理速度が早く、情報処理容量が大きくなれば良いことが分かります。

パソコンで言えば脳の情報処理速度が落ちるのはCPUが劣化した状態であり、情報処理容量が減るのはRAMが劣化した状態です。

私たちの脳も情報処理速度が落ちることで動作が遅くなり、何度も聞き直すことが起きてきます。また、情報処理容量が減ると新しいことや難しいことの理解に時間がかかります。パソコンに例えて考えたことが人間の脳機能でも同じであることが理解できました。

脳のトレーニング

加齢に伴って起きるこれらの劣化に対して、単純な計算を素早く行うことや大きな声での音読が脳のトレーニングになることが研究で分かりました。学習療法による重度の認知症の方の改善事例では、医学の常識を超えた成果が現れたケースも紹介されました。

この脳科学を応用して新産業につなげる役割が企業側にあることを感じた参加者も多かったようです。

脳科学を応用した商品

DS脳トレ製作の過程では「お金を出しても良いギリギリのつまらないもの」で脳が活性化するものを作り上げたそうです。効果を出すためには、たくさんの人が継続利用できることが必要であるという考えに大きく頷く参加者たちでした。

エビデンスがある学習療法が広がらない原因も理解でき、グループトークでは知恵と工夫が語られていました。

ビジネスチャンスへ

一般に「脳トレ」と言われているモノの中には効果・検証をしていないものも多く、見極める力が必要です。その上で、脳トレ効果を促進させる方法を加えるところに、たくさんのビジネスチャンスがあることも紹介されました。

ニューロフィードバック技術の応用にも期待が膨らむ月例会となりました。

(文責:SAC東京事務局)

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