SAC東京5期コースⅡ第6回月例会 参加者の声

9月26日、SAC東京コースⅡ第6回月例会 参加者の声


9月26日、SAC東京5期 第6回月例会開催されました。

講師は、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター企画開発部門長の村田裕之特任教授。講義テーマは「シニア市場とスマート・エイジング・ビジネス② 日常消費以外にどんな消費の可能性があるのか?」でした。

村田先生は、99年に「アクティブシニア」「スマートシニア」の概念を提唱して以来、常に一歩先のシニアビジネスの企画・事業化・商品サービス開発・普及に取り組んできました。

今回の月例会では、SAC東京でこれまで学んだ脳科学・認知神経科学の知見とシニアの消費行動との関わりを解説し、日常消費以外にどんな消費の可能性があるのかについて、以下の内容を中心に話されました。

  1. なぜ、中高年は「コト消費」に向かうのか?
  2. 世代特有の嗜好性は、消費行動にどのような影響を及ぼすか?
  3. 60代に増える「解放型消費」とは?
  4. 「コト消費」を意識したスマート・エイジング・ビジネスとは?

シニアビジネスの今後の可能性を知りたい方は必聴の講義でした。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。


ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 高齢者のニーズを多面的に知ることができたため。
  • パネリストの方の質問が私が聴きたかったことと全く同じだったことで、疑問が解決でき、クリアになった。全国展開するデイで地方と都市部では戦い方が異なります。その地域の特性を活かしたビジネスの展開を考案していきたい。
  • シニア市場(コト消費)の背景を論理的(脳科学も併せて)にご説明いただき、非常に納得感があるものでした。また自身や同世代の友人たちの行動にも合致する点も多いと感じております。
  • 60歳台だから、普遍的に**が好きを探すのではなく。60歳台はこう考え、行動しがちという事をもとにニーズを探る必要があると分かった。
  • 弊社の主要顧客の消費動向、特に「解放型消費」が良く理解できた。
  • 今まで顧客の志向について、加齢に伴う思考回路の変化という視点で考えたことがありませんでした。講義では、中高年のコト消費傾向を中心に話を聞くことができ、新たな知識を得ることができました。今後のお客様へサービスに生かせる内容であり大変参考になりました。
  • 年代別に変化する購買欲や嗜好の投資先や投資規模が変化する仕組みや理由、背景などとても分かりやすかった。
  • 消費者目線であり、かつ具体的な事例に富んでいたため。
  • 中高年になるとコト消費に向かっていく理由について、脳機能の変化、世代別の嗜好性の観点等から解説して頂き、よく分かりました。
  • ライフステージの変化という目線がとても重要であると感じた。また、その内容・嗜好を世代によって変化しつつあり、地域差も重要な課題であると再認識した。どうしても、成功事例に右へならえと見よう見まねな「方法論」にばかり着目してしまいがちだが、需要を起こすということは価値観の創出と捉えて、何に対して付加価値を与えられるのかというテーマに対して、自身の分野であるITからのアプローチを考えてみたいと思う。
  • 村田先生のお話は何度もお聞きしておりますが、世代というのが年齢的な特徴と時代背景の特徴が絡み合っているということを頭に入れておかないと、読み違えてしまうので、これから気を付けていこう思いました。
  • 世代特有の志向性を整理していただき、大変参考になりました。特に60代~の開放型消費は、商品サービスプロモーションにうまく活用していきたいと思います。
  • かねてより興味をもっていたニューロマーケティングの一端に触れることができたため。
  • 村田先生は中高年はなぜ『コト消費』に向かうのか、40歳以降には『ノスタルジー消費』が生じやすいのかを、脳の神経解剖学、神経科学と加齢に伴う基本的な変化に焦点を当てて、興味深い仮説を立てた上で、シニア市場におけるビジネスを考えている点は大変興味深く、その考え方が大変参考になりました。また、世の中ではそのような考え方を行動経済学や神経経済学と呼ぶということは初めて知りましたので大変勉強になりました。
  • 「ストックリッチ・フロープア」について、確かにいつの時代もこのような傾向で時代が過ぎていっていると感じました。ということは、今後もこの傾向であるのかな、とも感じました。
  • 世代特有の嗜好性と消費について、脳科学等の観点で分析された結果を説明いただき、納得感を得ることができました。近年、研究が注目されている脳科学・認知神経科学の切り口で「シニアの消費行動」をみると、次のシニアビジネスのヒントが得られる、という点も大変示唆の富む話で参考となりました。
  • シニアビジネスにはモノよりコトを意識したほうが刺さりやすいということを改めて認識することができた。
  • 世代特有の嗜好性が消費行動に与える影響は大きく,またその嗜好性は20代頃までの文化体験で形成されること。そのことを踏まえれば、アプローチしたい世代の20代頃までに流行ったもの、社会的な背景、事象などにヒントが隠されていることがよくわかりました。
  • このちょうど中間のタイミングで改めて系統だてて聞くことで、腑に落ちるところもあり、頭の中がすっきりしました。
  • 生活が平板化しわくわく・ドキドキの機会が減り、ドーパミン系刺激を求めるが、脳機能が衰えて新しいものより昔なじみのものを好んでしまうという話が参考になった。
  • 村田先生の講義は、何度伺っても、新しい気づきがあるので、とても参考になります。今回、世代特有の嗜好性については、あらたな気づきで、勉強になりました。
  • シニアの消費行動を読み解く上で村田先生から頂いた視点(具体的なコト消費の事例、世代特有の嗜好性~解放型消費)が大変参考になりました。日頃、シニア世代の方と接している中で「解放段階の特徴」は非常に共感できる部分が多く、今後この傾向はより増えていくと個人的には推察しています。

アイスブレイクが有用だった理由は?

  • 理解を深めるのに役立ったため。
  • 先に質問していただけるので、質問のレベル感や場の雰囲気が少し和らぐ。固くならなくてすむのでいつもありがたく思っています。
  • 論点整理になるので有用でした。
  • 「シニア」の定義など、言葉の定義についてのやりとりが丁寧になされていた。さらに突っ込んだ、パネルディスカッションに繋がる質問があればより良かったと思います。
  • 講義の内容を掘り下げていただくことができた。
  • 先生への質問がシンプル且つ、私自身も伺ってみたかった内容でしたので、とても参考になりました。中高年、シニアと言葉でいっても10数年前とは全く異なる状況であることを改めて認識いたしました。
  • 初参加や参加回数が少ない者にとっては、ありがたい。
  • 村田先生がお相手なので、小川さんも工夫を凝らされたと感じました。
  • 自分の中で出てこなかった疑問について、ご質問頂き講義への理解が深まりました。
  • 久しぶりの小林さんのアイスブレイク。僕が質問したかったことを、先生に問うていただいたので、パネリストとして質問する内容を直前に変更させてもらえました。
  • 高齢化の進行とともにシニア等の言葉の定義が変わっていたり、考えていかねばならないことをご指摘いただき、気づかされました。
  • いつもと違った視点でのアイスブレイクが興味深かった。
  • 村田先生の発表の中で重要なポイントを丁寧に質問して下さり理解が深まりました。一部質問の意図が良く理解できない部分がありました。
  • 高齢化が進み、心身ともに元気な高齢者の方と多く接するなかで、私自身も「中高年」の区切り・区別に興味を持っていました。”変化のある頃”。確かに身体は正直です。変化を感じています。分かりやすいです。
  • 講義を受けて湧いてきた質問をその場で聞いてくださったため。
  • 気になる点を聞いていただけましたが、今回はその後のグループセッションがなかったので残念でした。
  • そもそも「中高年」の定義とは、など改めて確認していただけたので、受講者全員が同じ認識を持ってその後のパネルトークに臨めたと思います。
  • そもそもの定義の質問は痒いところに手が届きました。
  • 中高年が何歳なのか気になっていたので、質問してもらえて良かった。海外のコト消費も興味深かった。
  • 「シニア」の定義についての村田先生への投げかけおよびその後のやり取りは非常に有用でした。
  • 私自身、漠然と「こんな感じなんだろうな」と考えていたことを具体的な言葉で語って頂けたので参考になりました。

グループトーク、グループ質疑が有用だった理由は?

  • 知りたいことに対して、質の高い内容を聞くことができたため。
  • パネリストの方の中に地方から見えた方がおにえになり、地方特有の課題があると共感できた。その解決方法に関するアドバイスもあり、参考になった。
  • 関彰商事様の話が特に参考になりました。当社も地方出身の会社ですが、営業の中心を首都圏に移したことにより全社の業績は好調ですが、地方の業績は芳しくなく悩ましいところです。そんな中、関彰商事様のように業態を広げて対応している例を知りました。が、簡単ではなく非常に悩んでいらっしゃる様子がわかります。
  • 自社のPRができた点。村田先生の講義内容からさらに突っ込んだお話しが伺えたこと。最終的には自分たちがビジネスについて真剣に考えることが一番だと改めて気付けたこと
  • 身近なところにあるニーズから出発するとよいと感じたから。
  • 異なる職種・年代の方の意見をもとに村田先生の話を聞く事ができた。
  • 事業内容や事業規模によって、着眼点や捉え方も違っており、視野思考の拡大の参考となった。
  • よく考えらた質問であった。
  • 今回パネラーをさせて頂いたことで、講義への質問を通して、自社のテーマに活かすアドバイスなども頂き、非常に参考になりました。
  • 登壇者の具体的な業務の説明とご質問から、特にコト消費に関しては、シニア・年代という大くくりな捉え方でなく、地域・属性・価値観等で具体的なターゲット像をとらえていく必要があると感じました。
  • ビジネスモデルを考える上で大都市より地方都市を想定した方が良い、という事が驚きであった。
  • シニア市場における大都市と地方都市との違い、シニアビジネスの基本はニッチから入って広げること、モノ・コト消費の次は何か?、現在の20歳が40-50歳になった場合のシニアビジネスの変化(個人差が大きくなると予測)など、パネルディスカッションの中で、各パネリストが各々の置かれている日々の環境や状況から引き出された質問や観点であり、それに対する村田先生の回答及びパネリストの考え方は、今まで自分が考えられていなかった視点が多く含まれており大変参考になりました。
  • 自分への消費から作費「誰かのためにお金を費やす」という点にはとても納得できました。「孫には甘い」のはこういう仕組みなのですね。
  • シニア向けビジネスを展開されている会社の方々がどのようなことを考えて本講義に参加され、事業を展開しているかなど、生の声をうかがうことができ、大変参考となりました。
  • 他の企業の方が抱えていらっしゃる課題などを伺う機会が得られて有意義でした。
  • 自分の持っていない観点から出た質問と応答は、そのまま自社に持って帰って議論するに足る内容でした。特に「創費」についてはSACの参加企業と議論してみたい内容でした。
  • 大都市と地方差、コト消費の次、団塊の世代に2025年何が流行りそうかなどビジネスのヒントを得られたと思う。
  • 村田先生の瞬時に応答される発言が、どれも素晴らしく、勉強になりました。
  • 様々な立場の方々からの質問はバラエティに富んでおり、ひとつひとつの質問、そしてそれに対する村田先生からの回答は非常に参考になりました。「モノ消費」⇒「コト消費」⇒「??」。この質問は非常に興味深く拝聴しました。

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