SAC東京コースⅡ第12回月例会 参加者の声

3月15日開催 SAC東京コースⅡ第12回月例会 参加者の声

3月15日、SAC東京2期 第12回月例会が開催されました。講師は、加齢医学研究所小川利久スマート・エイジング・カレッジ東京 事務局長。講義テーマは、「これからの介護ビジネスはどうなるのか?」でした。

介護業界は来年予定の診療報酬改正と同時の第7期介護報酬改正、さらに混合介護の解禁で、現場が揺れ動いています。今回の講義では激動する介護ビジネス業界の最新情報を実践事例をあげながら、今後の介護ビジネスのあり方を議論しました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 私自身、介護業界に属しているとはいえ「リハビリ特化」と言う限られた分野が中心であり、重介護の分野を網羅的に勉強させて頂くことができました。特に「看取り」、「嚥下」という分野の奥深さを垣間見ることができましたし、改めて興味が湧いてくるようなお話でした。
  • 体験談を交えた講義で理解が進みました。
  • 現在は、介護保険と診療報酬の別構造の関係で、介護・医療がスムースに連携が取れていない現状があり、望ましい終末期を迎えられる状況が整っていない。さらに、高齢化によりサービスを希望するニーズは高まっているものの、人材難のため、思うように事業拡大・拡充ができないことが根本的な課題としてある。こうした最新の現状と直面する課題について把握することが出来た。
  • 今後の介護分野の向かう方向性については、①介護保険事業は縮小され、要介護3~5の重度患者にしか適用されないようになる。軽度者は、「自助・互助(=セルフメディケーション的考え)」で各自自費で対処しなければならない状況を迎えることを学べた。こうした流れを組み、軽度者の進行を抑えるような食品はビジネスチャンスとなる可能性がある。また家族からは、見守りサービスを含めた飲用状況、生活状況のモニタリングに対するニーズが強まる可能性が高いといった新たな気づきを得られた。
  • 最期を迎えるそのときに向けてどのように生ききるのか、そして現場はどのように変遷してきていてどこへ向かおうとしているのかがある程度理解できた。
  • 介護業界の動向、介護の現場での課題を知ることが出来ました。
  • かけ足でしたが、介護現場のリアル感が伝わってきて参考になりました。
  • 映像の説得力があった。「看取り」は、やる・やらない の一言で片づけられがちだが、看取りをちゃんとやるというのがどういうことかが、大変よくわかった。「街づくり」の視点からの整理もわかりやすかった。
  • 看取りとは「死」が目標達成であるということを改めて考えさせられました。
  • 介護業界のこれからの方向性も含め、また東北大SACで学んだ知見をより他業種と連携しながら生かしていけるイメージができた。
  • 介護ビジネスを取り巻く法制度や実際の現場の状況、働いていらっしゃる方々の想いなど、初めて伺うことが多く大変勉強になりました。今後、特に今後介護保険は要介護度の高い方に集中的に投じられること、病院とは異なり「回復」ではなく「看取り」をゴールとする点など、大変勉強になりました。
  • 介護ビジネスの現状、および超高齢社会における介護保険の問題、認知症ケアの実情などが網羅的に学べたので、大変参考になりました。病院では死ねない時代になったことは、個人的には非常にショッキングな事実でした。
  • 介護現場に精通していらっしゃる小川氏の貴重なご意見を聞くことができたから。
  • 過去から現在に至るまでの現実と課題を具体的に示していただけたこと。
  • 介護の世界に身を置いていない自分にとっても、講義の章立てがしっかりしており、大変に理解しやすい内容でした。・介護保険外サービスで提供する商品は、ヒアリングだけでは良い開発 ができるほど甘くはない。介護現場に介入してターゲットの言葉を現場のプロに翻訳してもらわないと通じないとの説明は貴重なコメントでした。
  • 介護の現場を知ることは、当事者にならないとほとんどないと思います。そんな中、課題を考えるきっかけになりました。
  • 「超高齢社会」という単語の認知度は高まってきたように感じますが、言葉が一人歩きして介護現場での実態があまりに知られていないと感じました。
  • 今まで介護についての総論を認識したことがなく、勉強になった。

村田特任教授によるアイスブレイク、および個別質疑が有用だった理由は?

  • 他の方の新しい視点で参考になりました。
  • 介護業界について全くの素人の方を対象にしたやり取りだったと思いますが、改めて、自分が業界のパラダイムで物事を考えたり、会話したりしていることを自覚できた機会でした。
  • アイスブレイク、個別質疑を通し、抗議内容がかみくだかれたことでより理解を深めることができたため。
  • わかりづらかったIntegrated(統合化)の概念につき確認できた。また、認知症のとらえ方=病気ではなく、誰もがなる健康の一状態、一障がいであるとのとらえ方も非常に納得できた。
  • 毎度同じであるが、村田先生のご説明、質疑で理解が深まるし、個別質疑により、各社の視点を通して講義を理解することができるため。
  • 文面や表現から何となく理解していた部分をそれぞれ確認いただいたことで理解が深まりました。
  • 認知症について、病気なのか、障がいなのか、また健康状態なのか?考えるきっかけになりました。
  • 具体的な事例も含めてイメージしやすく、携わっている人たちの声も多く聞けた。
  • 普段自分があまり接していない介護の現場をより具体的にイメージできるようになりました。
  • 盛り沢山な講義内容のポイントを整理して、理解することができました。特に今後の介護ビジネスが目指す方向性について、いろいろ示唆があり参考になりました。
  • いつものように村田特任教授のアイスブレイクは冴えていましたので違う目線を勉強できました
  • 個別質疑は素人目線が大事という観点からすると有用でした。
  • 別視点からの指摘・質問は自分の考えの整理になります。
  • 介護の現場以外で働いている人達の視点で解説をいただいたので、多くの方にとって分かりやすい内容だったと思います。
  • 介護ビジネスにかかわる情報を広い項目で簡易にまとめていただいたために大変理解しやすかった内容でしたが、あらためて村田特任教授の理解の整理のための質問はあいまいな理解でやり過ごしていたことが分かり、さらに内容の理解が深まりました。
  • 課題が明確にならないと、企業としてどこに介入していけばよいかが不明であり、手が出ないが、その課題が少し明確になったため。
  • アイスブレイクや質疑により理解を深めることができた。

パネルトークが有用だった理由は?

  • 他の方の新しい視点で参考になりました。
  • 他者の抱える問題や疑問は自らに準ずるものが多く、新たな発見につながったため。知識を増やすきっかけとなった。
  • 副業の事例では、「機能訓練士」の資格者が、能力を生かして、子供の運動指導を行うなど、新たなビジネスを生み出していることが印象的であった。介護の世界で当たり前に行っていることを、子供の世界に転用すると新たなビジネスが生まれるという視点は面白い。身体の機能が弱ってきている老人と、身体の機能が進化途中の子供では、共通する要素を捉えると、新しい視点が生まれるという新しい気づきを得ることができた。
  • 看取りの進まない地域と医療が強い地域に相関があると言う話しについて、改めて医療と介護の間の壁を感じる事例のように思えました。介護の統合についてお話しがありましたが、医療、介護、日常生活がシームレスに機能する社会の実現により「生ききる」環境構築が出来れば安心して生活できるようになり、それを事業者、ユーザーの立場で考えていきたいと思います。
  • 入浴剤の事例など、介護現場のニーズが伝わって有用でした。
  • この分野を担当するようになり2年経ちますが、最後に村田先生が総括された「行政によるがんじがらめ状態」は、本当に仰る通り、介護保険制度のわかりづらさ、複雑さは、何とかならないものかと思います。
  • 関連業界の方が中心であったため、よりリアルな話が聞けた。
  • 現在介護ビジネスの現場に携わっている方々のお話を聞くことができ、現行の課題点や新しい提案のポイントがよくわかりました。
  • 看取りという支援の大切さと同時に、医療や介護といった制度的な問題として取り組む以上に、高齢者の心のケアという観点からソフト面の充実とノウハウの蓄積が何よりも必要なのではと感じました。
  • 実務者としての他のお二人の取り組み発表は勉強になりました。
  • 登壇された方が介護(周辺含む)の第一人者が多く、意見交換の内容も有意義だと思ったから。
  • デイサービスでエンディングノートを薦めるという発想が面白いかと思いました。
  • 人材確保の観点から、施設で働く看護師・介護士が自分の仕事にどうしたら(もっと)誇りをもつことができるようになるのかとの問いは単に経営の面だけではなく組織そのものの品質向上を普段から 課題としてきちんと捉えられているのだろうと感心しましたが、「介護労働の価値を上げること」「看取りがきちんとできることがベース」 だと当然のように語った小川先生にも感心いしました。
  • 今回のテーマは現業からすると離れているが、異業種の取り組みや社会への貢献について意見を聞けて参考になった。

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