SAC東京コースⅠ第10回月例会 参加者の声

1月19日開催 SAC東京コースⅠ第10回月例会 参加者の声

1月19日、SAC東京2期 第10回月例会が開催されました。講師は東北大学加齢医学研究所 の小笠原康悦教授。講義テーマは「免疫機能を活用して健康支援産業を創出する」でした。

小笠原先生は、わが国NK細胞研究、金属アレルギー研究の第一人者で、先生のチームは、T細胞受容体 レパートリーを世界一高精度で検出できる方法を既に開発しています。今回の月例会では、この検出手法を用いた技術シーズが紹介され、SAC東京参加企業と共同商品化について議論しました。

参加された皆様からいただいたご意見やご感想を掲載します。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が参考になった理由は?

  • 免疫機能を活用した健康管理モニタリング、免疫機能のモニタリングという最先端の分野に関するご講義に時間を忘れて聞き入りました。いろいろな病原体に対するT細胞受容体を特定できるということ、しかも過去の病歴も知る可能性、そこから広がる可能性は無限大のように感じました。また、加齢に伴う免疫機能低下にNK細胞が関わっていることなど、大変示唆に富む御話でした。
  • 内容は大変に難易度が高いものでしたが、シニア領域以外でのビジネスアイデアも出てきましたし、グループの皆様とのディスカッションもビジネスに近い会話があり、気づきが多かった会でした。
  • ヒトゲノムの塩基配列の解読完了から10年、桁違いのエクサの多様性を持つT細胞受容体が把握され、レパートリー解析が10万円程度の費用で可能になったという事実に驚きました。先生のご専門のNK細胞の活性を計測する方にビジネスモデルのリアリティを感じ、大変興味があるため。
  • ヘルスケアサービス産業の創出支援が事業のテーマでもあるため、その可能性に大変興味があり、具体的な事業化イメージもあります。業界のオーナー経営者の方々と情報交換の上、後日関係者で研究室を訪問して情報交換させて頂く機会を頂ければと存じます。
  • これから到来する高齢者社会において医療の世界が大きく影響するがその一部が把握できて良かった。他業界は動向が殆ど見えていないので参考になります。
  • 免疫系の各細胞の働きから、それぞれ特性に応じた健康モニタリングができることが理解できた。
  • 健康度の医科学的測定、未病、疾病者診断の為のメトリクス、メジャメントの大切さは、言を待ちません。一方精度高くかつユーザビリティに優れた手法は、まだまだ発展進展が必要との認識の中で、今回小笠原先生のTCRによるレパートリー解析法は、素晴らしく、免疫モニタリング法としての普及、その為の健康支援産業に強い関心が有るからです。
  • T細胞の機能がよくよくわかった。 免疫機能を活用することで、様々な可能性が期待できることが分かった。
  • 免疫解析については全く知識がありませんでしたが、自己免疫疾患・感染症・ガンが免疫モニタリングでき、また免疫・健康モニタリングに大きな産業の可能性につながることを学ばせていただきました。
  • これからさらに食品を用いて、免疫力を高めることができればいいなと感じた。
  • このような講義ではないと・・・知り得ない貴重な情報を聞くことができ、(大枠ですが)理解できた。
  • 免疫機能について大変興味を持っており、免疫状態をはかることで健康維持に役立てることの可能性をうかがえたから。
  • 免疫機能を活用した健康支援産業について、とても興味を持ちました。
  • シニア事業に携わる身として、予防・未病への対策は不可欠だが、ゲノム(先天性)と免疫(後天性)なども整理できていない状況だったので入口の理解が出来たことは有益でした。
  • 遺伝子検査に関する話は良く知っていたが、免疫機能の利活用や今後の可能性に関して、大変勉強になった。
  • 免疫モニタリングにより、免疫疾患・感染症・がんに加え、生活習慣やこれまでの病歴の記録を読み取ることができるという点に新たな市場性をみることができたからです。

村田特任教授によるアイスブレイクが有用だった理由は?

  • 難しい内容で、いろいろ引っかかり部分があったのですが、村田教授の質問でクリアになった点がいくつかありました。
  • ぼやっと理解していた部分が、はっきりとしたため。
  • 講義中に理解しきれていない部分、ミスリードしていた部分が補正されたので、理解の深度が深まりました。
  • 今回は結果的に村田教授のアイスブレイクが多かったと思いますが、定常的に今回のように時間を多くとってもらい、テーマ別の教授とのディスカッションで深めていただくのは、参加者としては良いのではないかと考えました。
  • 難しいところを質問してもらえてわかりやすくて良かったです。
  • 論点整理が進んだため
  • 曖昧なところを明確に出来た。
  • 私には本テーマの基本用語さえ難解だったが、そのレベルを見越していただいたアイスブレイクだった。
  • T細胞受容体レパートリーの理解に有用だった。
  • 難しいテーマを上手くまとめていただいた。
  • 先生にアイスブレイクの的確な質問により、自身が正しく理解していなかった点や不明瞭に理解(間違った理解)していた点が明確になりました。
  • 聞き逃した部分や質問したい部分を質問して下さることが多いため、さらに講義内容の理解を深めることができる。
  • 今回のような、学術的な話のときにはとても役立つ・・・ありがたい。
  • 質問の切り口に迷っていたところ、ヒントになったため。
  • 用語の解釈等を丁寧にひも解いていただけたので。
  • 難解なテーマを大変わかりやすく整理してもらえた。
  • 当該領域に関する知識レベルが低い前提でご質問いただき、理解するのに役立った。
  • いつも、わからないことを整理して頂き、さらに一歩前に進めて頂き感謝しています。
  • 私もレパートリーという物、表現が理解できていなかったのでその点を整理していただけたのは理解の一助となりました。
  • 疑問点が明らかになるとともに、内容の再確認ができた。
  • 聞き逃してしまった点や、理解が進んでいなかった点も村田特任教授のアイスブレイクにより理解が深まったからです。
  • 知っている部分の説明が取り上げられることが多いのですが、気がつかなかった部分が出てくるので。

グループトーク、グループ別質疑が有用だった理由は?

  • 同じく専門外の方もいらっしゃったが、自身の専門に置き換えて発想する事ができており、素晴らしいと感じた。
  • これからの高齢化社会においてこのようになりそうと思われるところまでは先生の説明を聞いて想定できるが確信が持てない。そこのところをグループ別質疑で補完することが出来た。
  • 自分とは違う視点での質問が出たり、詳しい方の話を聞けたりしたので大変勉強になりました。
  • グループ質疑では落ちてしまった質問をしてくれるチームがあったので。
  • 自分の視点と異なる質問に触れることが出来て、思考と理解が深まったため。
  • 免疫機能の捉え方が多業種によって違いがあり、生体防御系の見識が広がった。
  • 健康時のその程度を、本人の日常の中で、TCR分析で計数化され且つ、その経年変化を、あるいはイベントごとにビフォアー、アフターのバイオデータとして個人が携帯出来れば・・素晴らしい。健康に良い事の実施が見える化されれば画期的だからです。そんな話が少しG内で出来たのは収穫です。(深堀は出来なかったけど)
  • 未病への応用の可能性やアレルギーとの関係など他の視点から意見を交換できた。
  • 各位の視点がことなり、気づきが多い。
  • 企業体や所属部署等が異なったメンバーのため、切り口や考え方が異なっている点、興味を持つ点が多様であることをいつも感じます。
  • 多くの切り口で意見がでるため、知識を深めることにもつながると感じています。
  • 様々な業種の方々と話し合うことができるため、多角的に意見を聞くことができる。
  • 自分の視点と異なる指摘があり、示唆に富んでいること、また、他者、他社がどんなことに注目するかわかるからです。
  • 抗体の特性の記憶と加齢(免疫は下がるイメージ)の関係についての質問等、興味があった事が質疑された点。
  • 様々な観点から、本解析技術の利活用に関して意見が聞けた
  • グループ内に薬剤師の方がいて、いろいろ解説いただけたことと、疑問点の深堀ができた。
  • 初参加だったので、既に参加経験がある方が要領よくグループトークを進行してくださった点。グループトークにより自分の疑問点が要素分解され、質問意図の深堀ができた点から有用だと考えます。

過去のSAC東京月例会 事務局レポートはこちら

過去のSAC東京月例会 参加者の声はこちら

 

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