SAC東京第11回月例会 参加者の声

2月25日開催 SAC東京第11回月例会 参加者の声

blog1603012月25日、第11回SAC東京月例会が開催されました。参加された皆様からいただいた意見やご感想を掲載します。

講義テーマは「脳の健康、心の元気」。東北大学大学院生命科学研究科情報処理分野 筒井健一郎准教授から、感情を生み出す脳のしくみと、情報を脳の各部位に伝える「神経伝達物質」についての講義がありました。

また今回は村田裕之特任教授から「解題」として、脳の仕組みが、特に中高年の消費行動にどのような影響を及ぼすか、どのような商品・サービスの切口が考えられるか、などについてもお話がありました。

ご意見・ご感想(抜粋)

講義が役に立った理由は?

  • 人間の脳のしくみにおいて、ドーパミン、セロトニンといった神経伝達物質の担う役割について、とてもよく理解できました。また神経細胞のメカニズムについても理解が深まりました。
  • 人の感情は脳内ネットワーク「報酬系」「罰系」が制御している、ここが分かれば感情をコントロールすることもうつ病も治すことも可能であるかもしれないという点が面白かったです。さるの実験、非常に興味深かったです。
  • 神経の作用と脳⇒精神状態⇒そして健康へのつながりがよくわかった。
  • 外出をする(日光を浴びる)、運動をする、よく噛んで食べる、挨拶をする等日常生活において推進する内容が身体に良い(脳に良い)ことが、脳科学で証明されると説得力があるから。
  • 人がわくわく感ややる気を強めたり、失ったりする仕組みがよく理解でき、自分の実感としても腹に落ちました。
  • ドーパミンに対する誤った認識を訂正していただき、また報酬系・罰系の基礎的な内容について分かりやすく講義いただき、大変参考になりました。
  • 意識してドーパミン・セロトニンを放出するような行動を自分自身もとってみようと思います。オキシトシンは、普段からフレンドリーに人と接することができる人は良いですが、苦手な人は最初のきっかけを故意につくってあげる仕組みがあるといいなと思います。
  • 脳の基本的な仕組みを、初心者にも大変わかりやすく解説いただけたので、「ドーパミン」や「セロトニン」の役割が理解できました。
  • 報酬系・罰系に関する脳の仕組みを、基礎の部分からゆっくりかつ丁寧にご教示いただいたので、初めて参加した私にとっても、非常によく理解できる講義だった。また、専門用語をあまり使用せずご説明いただいたのも良かった。
  • 行動心理と脳内伝達物質のイメージが、具体的に持てたので、今後の教育や計画に対する消費者の行動予測に役立てたいと思います。
  • 脳の働きや報酬や罰系の話など、今後の顧客へのアプローチなどにも参考になると思いました。
  • 脳の健康が、神経細胞の伝達により機能発揮されること、ドーパミンなどを増やすには日常生活の過ごし方が大きな影響を与えることがわかり、勉強になりました。
    商品開発において、感性評価は重要であるが、それを脳活動により理解する上で、大変参考になった。

村田教授「解題」が役に立った理由は?

  • 筒井先生にご説明いただいた「脳の報酬系と罰系」をさらに発展させ、ビジネスにどのように活かすことができるのかを具体的に紹介いただいたので、『弊社のビジネスにいかに活かすことができるのか』を考えるときに参考にさせていただきたい内容だった。
  • 筒井先生にご講義いただいた内容をいかにビジネスに繋げていくか、特に報酬系と罰系のマネジメントによる購買意欲刺激、という内容は大変参考になりました。
  • 基礎研究を実際の事例に噛み砕いていただいたので理解が深まった。
  • 報酬系、罰系に関わる脳科学を活用したビジネス展開と自社の研究テーマ設定のヒントを貰った感じがしました。
  • 報酬系、罰系という生物学的な特性を活かしたビジネスの成功例は、なるほどと目からウロコで、自社でも活用の余地があるのではと思いました。
  • シニア(人間)の複雑な心理や行動を脳内神経物質という伝達のメカニズムから読み解き、積極的に介入しようという試みは、従来の経験的手法の検証にとどまらず、新しいサイエンスとしての可能性と発展性を感じました。
  • いままでのビジネス事例の中で、ふりかえれば「報酬系」「罰系」に当てはまる例があったこと、また、そういった視点で考えれば改善すべき事例というのがあったことが分かりました。今までにない視点を得ることができました。
  • 平場のサロン、コメダ珈琲の事例分析が非常に参考になりました。これから住宅内でも今までとは違った空間が求められてくるようになると考えられていますが、空間の作り方で考えるべき観点を示していただいたと感じています。
  • 講義の理解を深めるという意味では意義のあるパートだと思います。
  • 高齢者ケア、ビジネスを脳内物質の観点で見るということが参考となりました
  • 講義をもとに、我々が期待するビジネス領域への転換アイデアを創出・確認できた。
  • 科学的な事象を事業に結び付けるきっかけを想起してくださるので、発想を広げることができます。
  • 「わくわく消費」や、「達成型の生活」など、高齢期の暮らし方提案におけるキーワードが見つかったから。
  • 筒井准教授の講義をよりビジネスの場面に落とし込んだお話をいただき大変参考になりました。他人のために役に立つ、役割を与えることは脳の健康につながるというのは非常に実感がわきました。高齢者のボランティアに向けたサービス展開などに可能性を感じます。
    ビジネスの視点での解説はいつものことながら感服します。
  • 感情によって経済状況が変化し、変化させるためにどうすればよいのかヒントを得ることができた。
  • 介護予防の動きを静岡市に蔓延させ、健康寿命を延ばすことが地域のサービス業を主体とする当社にとっては非常に重要な要素となります。
  • 筒井准教授の解釈を少し実用的な切り口で説明頂き、よりよく理解できたと思います。
  • 行動経済学の視点から、シニアビジネスの可能性を教えていただいたので勉強になりました。
  • 学術的な理論をビジネスの現場に落されている実例として参考になった。

グループトークが役に立った理由は?

  • 議論しやすい課題を設けていただいたことで、メンバーの方々から興味深い事例やアイデアを聞き出すことができました。
  • 各社、しっかりとトライ&エラーを繰り返していることがわかり、勇気をもらえることとともに、実際の事業でもコラボできる可能性が広がる。
  • 報酬系、罰系という枠組みで捉えなおすことにより、各社の事例を興味深く聞くことができた。
  • わたしのグループでは、達成型ビジネス事例が多かったです。達成型には、具体的な数値と、フィードバックが必要で、さらにそれを満足の高いものにするには仲間づくりが大切ということが分かりました。
  • 考えの整理に繋がりました。
  • 宅配牛乳で効率面では朝配達がよいが、CSやESの面では昼配達がよいという話で企業が
    どちらに軸を向けていくのかについて、興味深く話を聞きました。
  • 幸いにもグループ内で「ハグアンドハグ」の事例をご紹介いただけました。全ての高齢者施設がそのような精神をもって経営されていれば、昨今の悲しい報道のような事件は起こらなかったと思います。
  • 今回が初めての参加でしたが、自由度の高い内容なので楽しく出来ました。
  • 皆さんの多角的な視点の意見が聞けて、参考になりました。
  • グループメンバーのそれぞれの事業領域に近いところでの実例を聞くことができて、参考になった。
  • 他企業の考え方が大変参考になります。

グループ発表・質疑応答が役に立った理由は?

  • 多様な背景をもつ参加者がそれぞれの視点で議論することで、まさにドーパミンの放出が活発になるとても面白い体験でした。
  • 疑問と思っていたところについて、直接ご回答いただけたので、非常に満足しました。
  • 目的意識の高い方が集まっているからかと思いますが、少し協力し合うだけで大きな事が出来そうな気がしました。
  • レベルの高い質問と、講師陣の的確な回答が飛び交い、今回のセミナーで一番参考になりました。
  • 多くの参加企業から報酬系に関する実例をご紹介いただき、良い刺激を頂きました。
  • それぞれのチームからの質疑に丁寧に回答頂き、講義の内容理解が進みました。
  • グループごとに先生にコメントをいただけるので、非常に貴重な機会だと思った。村田先生のまとめ方がわかりやすかった。
  • 自分のグループでは気が付かなかった事例が聞けたので新たな発見となった。
  • 皆さんの話を聞いてわかったことが多々ありました
  • サプリメントなど、予防医学はビジネスとして成功させるのが難しいということで、それは予防の概念が人によって異なるためで、相手に応じた対応が必要となるということ、非常に勉強になりました。
  • 頻尿予防薬の「予防効果」の見せ方、伝え方の問題は改めて気付きを得ました。
  • 他社の工夫の事例をたくさん伺え参考になりました。
  • 業種が違うことで、視点が全く違うので大変参考になります。
  • 社内の人を教育で改善できる項目も多かったため参考になりました。
  • それぞれのグループの課題に対する答えに参考になるものもあった。
  • 時間の割引効果の例は、言われてみると確かに、と感じました。
  • 色々な着眼点があるのだと感じた。
  • 参加の皆様それぞれの業態の関心事項が聞くことができ参考となりました

SAC東京第11回月例会 事務局レポート

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