SAC東京第3回月例会 参加者の声
6月25日開催 SAC東京第3回月例会 参加者の声
6月25日、第3回SAC東京月例会・交流会が開催されました。ご参加の皆様からいただいた意見やご感想を掲載します。
今回の交流会では、参加企業の皆様の中から代表で数社、自己紹介をしていただき、お互いの会社を知ることで、より交流を深めることができました。次回以降も順番で自己紹介の場を設ける予定です。
ご意見・ご感想(抜粋)
講義が役に立った理由は?
- 喫煙とがんの例などからも健康寿命を延ばすことの難しさ、人々の健康寿命に対する理解と動機づけをいかに進めるかが、非常に大事なテーマであることを痛感することができました。
- 前半の健康づくりの投資効果についてのお話は結果のみではなく論拠が様々な論文から示され、またその研究主体の状況なども詳しく説明いただき上澄みだけではない実態も伴ったものとして理解できました。後半のデータヘルス計画についてもポピュレーションアプローチにはマナーではなくルール化が有効である例等を知ることができ参考になりました。
- 喫煙、飲酒、運動不足…毎日の積み重ねが個人の健康を害し、国レベルでは医療費の増加につながっているのだと改めてつきつけられました。治療から予防へと意識を変えていくためにも、喫煙率低下に功を奏したポピュレーション戦略を、生活習慣病の減少に向けて行えるとよいのではと思いました。なぜか年をとると「病気自慢」トークが増えるような気がしますが、「健康自慢」のできる世の中になればなと思います。
- 生活習慣と医療費との関連、特にBMIと医療費、将来の要介護度との相関は、非常に興味深いお話でした。当社主要業務の企業健保と連携しての「特定保健指導」での支援者のモチベーションアップに重要なデータだと思いました。
- 病理医学の素人である当方にとっても大変わかりやすく、納得のいくデータが示されていました。歩くことの大事さ、インセンティブやメリットの見せ方、法の整備などにより、施策を展開していくポイントなどを知ることができました。合間に挟まれるエピソード(キムタクドラマの喫煙シーン数、横須賀米軍基地の牧師、なでしこ銘柄など)も親しみやすい内容で印象的でした。
- 医療費の節減を行っていくためには、中年期からの予防が必要となり、企業が中心として行っていかなければ中々所得に対しての医療費の割合が減ってこないのが分かりました。今後の人材を確保してく上でシニアの雇用と健康の促進をすることが重要になってくることが理解できました。
- 今後、地域に住む人の生活に関する事業を検討していくうえで、地域も高齢化が進展しており、医療や介護と切っても切れない関係であると思います。そういった環境の中で、今回、ご講義いただいた生活と医療との関係は大変参考となりました。
- 医療費について、喫煙・血圧・肥満の生活習慣との関係について、参考になります。特に、非喫煙者のほうが生涯医療費が少ない場合があるというのは、なるほどと思いましたが、興味深いです。
- 国策としての医療費削減について具体例を交えて教えていただき、大変参考になりました。特に「治療から予防へのパラダイムシフト」ということで、最初に一旦投資してくことで将来的に発生しうるコストを抑える、という極めて戦略的なアプローチに感銘を受けました。
- 期間医療費と生涯医療費のお話が大変興味深かったです。喫煙に関する話では、自身が喫煙者である故に自分事におきかえて話を聞くことができました。健康経営の話は、ぜひ人事部に聞いてほしいという内容でした。
- データヘルス計画は、自社の健康管理だけでなく、健康領域の商品開発に繋がる非常に有用なデータ源となるように感じました。また、生活習慣と1月あたり医療費というわかりやすい指標との相関を示していただき、大変興味深く感じました。
- 疫学から見た正しい知識を多く知ることができました。流行ともいえる社会的ムーブメントを作ることが先生方の役割とするならば、企業としてはそこに効果的に働きかける製品・サービスを提供することで貢献できるのはと考えました。
- 健康経営の在り方について大変勉強になりました。
質疑応答が役に立った理由は?
- 健康経営に関する質問については、どの企業も将来的に影響する内容なので、空間設計(今後の課題)という質問が大変、新鮮でした。
- 自分も関心を持った BMI関連のデータに関する質疑がなされた。
- 健康寿命と国民医療費の関係について、非常に示唆に富んだ議論がなされ大変参考になりました。
- 熱心な質疑のおかげで健康づくりや健康経営に様々な広がりがあり、企業が取り組める課題もあることが浮き彫りになりました。
- 質問に回答いただくことでこちらも知見が深まりますし、各企業からの質問内容が先生の今後の研究のヒントになり、相互によい効果が生まれていると思います。
- たばこに次いで効果があった施策は?との質問に対して、バター税や砂糖税の効果はいま一つであるのに対し、アメリカの塩協会の事例を紹介された内容が印象に残っています。消費者にいきなり負担を強いるのではなく、気付かないうちに目標を達成させる施策展開はとても参考になりました。
- 毎回、質問者の問題意識が高く、具体的な質疑になるので、新しい視点を得る事ができた。
- 減塩に対するニューヨークのブルームバーグ市長の取り組みをご紹介いただき、健康経営は企業戦略の一角を担う重要なポジションにある、ということを再認識しました。業界に関わらず今後、積極的な取り組みが求められる分野であると感じました。
- 健康に暮らす、医療費を削減する、ことは、本人の意識や行動だけでなく、社会のしくみの中で改善案もあることが、論理的にわかった。
- 質問に対する辻先生のご回答が、単に質問に回答いただくのみならず、背景や根本的な問題、周辺知識などに及んで回答いただいたため、理解が深まりました。ありがとうございます。
交流会が役に立った理由は?
- こちらからぜひお話をしたいと思っていた企業の方と、直接お話できる場を持つことができて、よかったです。
- 健康寿命の延伸効果を検証するには、老化のスピードを遅らせることができるかという視点、ADLを指標とするなど、具体的な示唆をいただくことができました。
- 名前を知っている企業が意外な形、名前から想像するものとは違う形で健康、加齢に関する分野に取組まれている話をたくさんうかがうことができました。
- 各社抱えてみえる問題点がお聞かせ願えるので勉強になります。
- 他の参加企業の方との交流で、いろいろなアイデアの種を見つけることが出来たと思います。
- エイジングという切り口で、他業種の方と話ができる貴重な機会でいつも楽しみにしています。
- ミニセッションでは各社様の現在の事業をご紹介いただき、SACに参加しなければ知りえなかったような話を伺えてよい刺激を頂いています。
- 慣れてきたせいか、活発な意見交換ができるようになってきたと思います。
- 辻先生とお話ができたのが良かったです。
- やはり参加企業の自己紹介があると、いいですね。
- 辻先生と直接ご相談させていただく機会を持てましたことは大変な収穫でした(もう少し長い時間お話できればとも思いました)。
- 複数企業の方と情報交換ができ、大変有意義だった。
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